デザイン・色の好みは年齢で変わる

デザインの好みは人それぞれ異なりますが、男女や年齢によってその傾向を読み取ることは可能です。ターゲットの好みをより反映させた媒体は、男性より女性に向けたものが多いので、今回は女性の好みに注目して、雑誌・広告などをデザインする際に意識している色・あしらい(画面構成)を考えてみました。

年齢に合わせた色の使い方

10代

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ジェンダーフリーが話題になってきているとはいえ、10代の女の子をターゲットにしているものにはやはりピンクをメインに使用しているものが多いといえるでしょう。
デザインをする上で男の子は青、女の子はピンクにという傾向になるのは、女の子は可愛い色が好きという「決めつけ」というより、お手洗いの男性(ズボン)・女性(スカート)の形のように、「色をマーク化」して考えているものも多いからだと言えます。

20代

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20代以上がターゲットになると、自分の好みが定まってきた年代なので、「色のマーク化」はあまり関係なく、個人個人で気に入る色も分かれてくるようになります。そのため、消費傾向などによるセグメントが必要と言えるでしょう。ただし、ファッション雑誌や広告を見ると、全体的には色や彩度の区別なくカラフルなものが多く、ポップで明るいデザインが受け入れられやすいといえるでしょう。奇抜で個性的な色の組み合わせを視覚的に問題なく受け入れられるのもこの年代の特徴だと思います。

30代

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30代からは派手さや華やかさを落ちつかせたキレイで爽やか、もしくは落ち着いたトーンの色合いが好まれるようになります。そのため、沢山の色を使わず、ワンポイントに色を使うパターンがいいでしょう。爽やかかつ上品なデザインが好まれるようになりますが、最近は「大人カワイイ」が注目されており、若くなりすぎない「カワイイ」カジュアルさも求められるようになってきているように感じられます。

40代

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40代以上をターゲットにするようになると、エレガントさや高級感、知性を感じる色が求められるようになります。カジュアルなものでも、どこかに落ち着いた高級感が必要になることが多いのはそのためです。また視覚的にも「分かりやすい色分け」が重要視されるようにもなります。

年齢に合わせたあしらい

10代

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10代は賑やかで、余分な空間が空いていない、華やかさを敷き詰めた画面が好まれます。たとえばレースやリボン、可愛らしい手書きのイラストなどをめいっぱい配置し、寂しく空いたすき間を作らないようにするのもいいでしょう。フォントなども、明朝体を避け、丸く、あまりカドが無いものを意識して使用するようにしています。

20代

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20代過ぎになると、あからさまな可愛さを抑えてオシャレさを押し出すようにしましょう。あしらいを敷き詰め過ぎず、かつ画面が寂しくならないようにカラフルにするのがいいと思われます。今はドットやストライプの柄が様々なあしらいとして使われることが多く、手書きっぽさがあるフォントでオシャレさを出すのが流行しています。

30代

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30代向けになると、わざと空間を作り、「オトナの心の余裕」を表すように、画面にも余裕さが出るようにデザインすることが多いです。あしらいをゴチャゴチャと使用せず、ワンポイントとして花を飾ったり、キレイな色でぼかしを入れたりして、キレイで爽やかな画面になるようにするのもいいでしょう。ただし、赤ちゃんを持つママ向けの媒体ですと、可愛い手書きイラストなどを多用して「子供らしくて可愛い」デザインをおすすめします。

40代

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40代以上を対象とすると、視線が散るような動きがありすぎる画面は避け、しっかりと読み込める落ち着いたデザインを求められるようになります。あしらいが少ない、見やすい画面が好まれますので、文字をなるべく大きめにし、視認性の高いデザインにしましょう。

このように、色・あしらい共に年齢に応じた傾向があります。雑誌や広告ではそうしたポイントを押さえてデザインを組んでいますが、企業のパンフレットや広報誌、ポスターなどでも同じように自身の好みではなく、「どの年齢層を対象としているのか」を第一に考えてデザインを決めるようにしていきましょう。

 

年齢別のデザイン制作はウララコミュニケーションズ