病院の広報誌は必要? 作り方のポイントとは

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●病院での広報誌の役割とは?

広報誌は企業や自治体のみならず、最近は病院でも患者さんや地域の住民に向けて制作することが増えています。そもそも広報誌とは、どういった役割を果たすべきなのでしょうか。用途はさまざまあり、従業員向け、会員向け、顧客や市場向けなど、誰に配布するのかで役割は大きく異なります。

病院の場合、病院内の活動やイベント、社会貢献活動などを多くの方々に知ってもらうために制作するケースが少なくありません。「患者さんを診療する」という本来の役割だけでは伝えきれない病院の「個性」や「信念」を訴求しやすく、病院のイメージアップも見込めます。

近年は広報誌を制作せず、Webサイト経由で情報を発信するケースが増えています。しかし紙媒体の広報誌の場合、幅広い年齢層、特にネットに不慣れなお年寄りに対して強くアプローチすることができます。

ふと目に入ったところで気軽に手に取ってもらえることから、Webサイトではなく、あえて紙媒体の広報誌を制作する企業や病院も少なくありません。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やWebサイトと連携することを想定して制作することもあり、広報誌の重要性がさらに増しているのです。

●広報誌を制作するポイント

病院が制作する広報誌には、どんな内容を載せるのが好ましいでしょう。病院の活動を広く知ってもらうのが一般的で、「これを掲載しなければならない」という決まりは必ずしもありません。そのため広報誌の制作担当者は、何を載せるべきかで迷ってしまうケースが多いのではないでしょうか。

最初に考えるべきは、「読者を絞ること」です。例えば患者さんに配布することを想定した広報誌ならば、医師の思いや病院の施設などを案内する、患者さんの家族に向けて配布するなら、健康に配慮したレシピを紹介する、病院選びを迷っている人に配布するなら、医師や看護師を案内する、といった具合に内容を絞り込むことができます。医師や看護師を1人ずつ紹介し、患者さんに対する姿勢や思い、さらには私生活や趣味まで取り上げた広報誌もあります。

次は「情報の見やすさ」です。Webサイトやフリーペーパーなど、多くの情報が氾濫する現在、読み手の「目」は以前よりも肥えています。役に立たなかったりつまらなかったりする情報は読まないのが当たり前です。そのため、読み手が「興味を持つ」「読みたくなる」と思わせる仕掛けづくりが欠かせません。例えば、掲載する写真1つ1つもきちんと精査し、読み手が関心の持つものを選ぶべきでしょう。誌面のレイアウトも工夫し、こだわりを全面に打ち出せるようにする必要があるでしょう。とはいえ、写真の選定やレイアウトの良し悪しを判断するのは難しいもの。掲載すべき内容を決めたら、広報誌や小冊子などを制作する専門のプロダクションなどに相談するのが好ましいでしょう。

●どのように配布する?

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せっかく制作した広報誌も、読者に読んでもらえなければ意味がありません。想定した読者層の導線や、読みたいと思ったタイミングに手に取れる場所を考え配布することが大切です。例えば通院する患者さんに向けた広報誌や冊子なら、受付や待合室などに置くようにします。

通院できない地方の方や病院選びに迷っている方に向けた広報誌なら、WebサイトやSNSを活用するのが効果的です。バックナンバーをWebサイト経由で誰でも読めるようにしたり、新しい広報誌が発行されたことをSNSで告知したりするとよいでしょう。できるだけ多くの人に知ってもらえる工夫を施すようにします。広報誌を読んだ方が病院に親近感を覚え、足を運んでくれるきっかけにもなります。

周囲の噂や口コミがインターネットを通して簡単に広まるようになった現代。正しい情報を伝えるためには、患者さんや地域の住民などに向けて価値ある情報を訴求する取り組みが欠かせなくなっています。病院としての取り組みや姿勢を伝える手段として、自分たちできちんと情報発信できるツールを作っておきたいですね。

制作実績 / 広報誌

  • 福井厚生病院 院内報制作

    医療法人 厚生会 福井厚生病院

  • 文化事業情報誌制作

    福井県文化振興事業団

  • 地域広報誌制作

    関西電力株式会社