デザイナーじゃなくとも知っておきたい!おしゃれに見せるデザインのコツ

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デザインはいかに見せるか、表現するかにかかっています。そのため、デザイナーのセンスが最も重要なのですが、発注側も基本的なデザインのコツを知っておくと、より具体的に発注ができたり、的確な修正指示を行うことができたりします。デザイナーと関わる上で必須の知識と言えるかもしれません。今回はデザインをおしゃれに見せるためのコツについてご説明していきましょう。

情報整理をしておしゃれに見せる

デザインにおける情報の整理とは、まずは誌面上の情報を整理することが大事です。これができていないとどんなにオシャレなフォントや飾り、イラストを使おうともオシャレにはなりません。
例えばページものの場合、大見出し、リード、小見出し、本文、さらにコラムがあれば囲み、写真に付くキャプションなどをそれぞれ、どの順番で目に入るようにするかを整理する(情報の優先順位をつける)ことです。
情報の整理を行うだけで印象はかなり変わります。また、どこが重要なのか、どこに注目して欲しいのかをデザイナーに伝えやすくなります。

フォントをおしゃれに見せる

オシャレに見せるデザインの基本はフォントです。会社案内やパンフレット、ポスター、いずれも文字が不可欠であり、かなりのスペースを占めることになります。
基本的なリード、本文、キャプションなどは同系のフォントをつかってフォント数も少なくし、見出しや、飾りの欧文書体などに少し変化の出るようなフォントを使います。今は手描きフォントやテクスチャーが入ったようなフォントも沢山あるのでアクセントに使うといいかもしれません。

ただし、目的も意図も無く様々なフォントを混ぜることは避けるべきです。本文やキャプションでいろいろなフォントを使ってしまうと統一感もなくなりそのページのデザインの方向性がどこに向かっているのかわからなくなってしまいます。方向性が定まらないデザインはおしゃれから縁遠いものです。フォントの数を制限し、変化をもたせるフォントはスパイスのような感じで使うのが良いでしょう。
ただし、中には様々なデザインのフォントを使うことをわざとやるようなテクニックもあるので、あくまでもフォントをおしゃれに見せる基本的な考え方としてご理解ください。
そして、文字の配置に迷ったらとりあえず揃えることをオススメします。左揃え、もしくは中央揃えにするとオシャレに見えます。

色をおしゃれに見せる

フォントと同様に色においても統一感は大事な項目です。中でも色のトーンを意識しましょう。複数の色を使う際に原色なら原色、パステルカラーならパステルカラーで統一するとおしゃれ度が上がります。

ホワイトスペースをおしゃれに見せる

おしゃれなデザインにホワイトスペース、つまり余白は必須です。窮屈なデザインよりもバランスよく余白を作ることで、画像や他のグラフィックが見やすくなり、おしゃれ度もぐっとあがります。

飾りをおしゃれに見せる

ちょっとしたところに手描きの飾りを入れたり、紙でできたタグなどを使ったりすると細部に雰囲気が出ておしゃれになります。ただし、あまりに多くなると、他のデザインの印象が薄れてしまうこともあるのでやりすぎは禁物です。

小技でおしゃれに見せる

文字色は黒を使うことが多いですが、既存の概念を捨て、焦げ茶やグレーを使ってみることもおしゃれに見せる一つの方法です。
また、写真があまりにもリアルでなまなましいと感じるときは、ハーフトーン加工をして飾りとして使ってみましょう。同じく、角版ばかりの写真でデザインにメリハリがでないときは切り抜き写真にして使ってみるのはどうでしょうか。
見出しが寂しいときは見出しのそばなどに欧文で手描きや筆記体のような飾りを入れるとおしゃれに見えます。

デザインをおしゃれに見せるコツは複数あります。なんだかしっくりこないとか、いまいちパッとしないなと感じた時には上記のポイントで見直してみてください。きっといい解決策が見つかります。デザイナーとも共有し、いいデザインになるように密な打ち合わせをするようにしましょう。

 

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