プロが教える記念誌や社史の表紙デザインの作り方

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表紙は目的次第で作り方が変わる

皆さんは本屋で並んでいる本や雑誌を買うときに、何をきっかけに購入を決定しますか?最初から買う本を決めているときをのぞけば、まずは表紙を見て手に取り、内容を確認して買うことを決断すると思います。さらに言えば表紙に注意がいかなければ、買うことはないのではないでしょうか?

当たり前ですが、表紙は売上を大きく左右します。だからこそ雑誌も書籍も出版社は表紙作成に特に力を入れ、デザイン案も多数出しながら制作しています。

表紙の大切さはなにも雑誌や書籍だけの話ではありません。社史や記念誌も同じです。表紙次第で、「読まれる」かどうかがある程度決まってしまいます。豪華な箔押し(はくおし)で高級そうな外箱に入った社史は、「内容が固そう」などと思われ、案外読まれにくいかもしれません。逆にイラストや人物の写真が効果的に配置され、敷居を下げた表紙は読まれやすいかもしれません。

しかし、必ずしも前者が悪く後者がいいというわけではありません。発刊の目的が記録をメインとし、会社のステータスを表すものが狙いなら読まれにくくても「内容が固そう」な表紙は正解ともいえます。つまり目的やターゲット次第で、表紙の作り方は変わるのであって、正解かどうかは発刊目的に合致しているかで決まるのです。

「読まれない」を避けるためにすべきこと

記念誌や社史を発行するということは、周年を記念して会社が果たしてきた役割や実績をアピールし、ステークホルダーにより高い関心や好意をもってもらうことが一番の目的のはずです。社史や記念誌は全くの部外者がそもそも読む機会もないことを考えれば、贈られたものを手にしたとき、開いてみようという気にさせるかが重要です。

1 題名

まずは題名に工夫が必要です。名は体を表すというとおり、題名で内容がわかるというのが理想です。単純な「●●株式会社記念誌」とか「●●株式会社50年史」というだけでは、堅苦しいだけの本と思われ、開いてもらえる可能性が低くなります。副題でも結構ですので、目立つように、どんな内容かわかるようなタイトルを入れましょう。

2 デザイン

表紙は題名をよく表すものをモチーフにしたデザインがいいでしょう。タイトルだけでは想像できない中味もデザインと合わせてみると、イメージできるようになります。また、箔押しとかPP加工、外箱にするなど装丁で工夫を凝らすのも手でしょう。費用はかかりますが、上質感を醸し出すには不可欠なものです。これはデザインやカラー選定にも通じる部分でもあります。

3 写真

表紙に使うかどうかは記念誌の内容によりますが、中面には役員や社員の写真を多く使用するとよいでしょう。生き生きとした社員の写真は、読者に会社への安心感や親近感を与えます。また、写真が載っていると話題にしやすいので、贈呈したときに、話が弾みます。

デザインで気を付けたいポイント

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読者の注意を喚起しなければならない表紙のデザインは、デザイナーでも全員ができるわけではありません。装丁はデザイナーの中でも特にセンスや経験が必要なものだからです。発注する際は、実績をよく確認して、自分に合ったデザインをしてくれる会社(デザイナー)を選びましょう。

逆に言えばこの表紙のクオリティが高い場合はその制作会社(担当デザイナー・ディレクター含む)の質も高いということが言えるのかもしれません。もし制作会社を探す際に迷われた場合は案外表紙を見て選定するというのも一考です。

ウララコミュニケーションズでは会社案内からビラ、チラシ、社史、記念誌など多様な製品を制作致します。細かなニーズにもお応え致しますので制作物の代行をお考えの方はお気軽にご連絡ください。

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