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2014年12月17日更新

世界の謎と不思議に挑戦する ムー 第3回

楽天kobo 電子書籍版発行記念 三上編集長が振り返る2014年!

世界の謎と不思議に挑戦し続けること35年。 知的好奇心と探究心をくすぐるスーパーミステリーマガジン「ムー」が、
11月号より電子書籍版が配信開始!今回はそれを記念して、カリスマ編集長である三上丈晴氏に
今年の気になる出来事について独占インタビューを敢行。全3回に渡ってその全貌をお届けします!

相次ぐ日食と月食
-------その意味するものとは?

──日本がユダヤとも繋がっていて、世界の流れの中にあるとのことですが……(第2回参照

実はね、今年……っていうか、今年と来年、2014年から15年っていうのはね、結構ヤバい年、なんだよ!!

──ヤバい年……ですか……!?(ゴクリ)

うん。なぜかって言うと、今年から来年にかけて起こる日食と月食。もちろんこれは、皆既月食だったり部分日食だったり、毎年のように起こっていることなんだけど、その日食と月食が6回も連続してユダヤの祭りの日と重なって起こるんだ。これがどれほどすごいことかわかる?歴史をさかのぼってみると、今までに3回しか起きていないんだ。まずは西暦32年から33年にかけて、日食月食が8回もユダヤの大祭と重なった。このうち、6回目の部分月食の時に何が起こったと思う?……イエスキリストの磔(はりつけ)、つまり復活だよ。
それからしばらくはそういう機会はなかったんだけど、20世紀に入ってから2回起きた。1948年から50年にかけての7回連続の日食月食。この時は、1948年のイスラエル建国ですね。西暦70年にローマ軍にエルサレムを破壊されて以来、流浪の民だったユダヤ人が世界中から聖地エルサレムに集まって、国家を再建したわけ。しかしご存知の通り、この時は同時に第一次中東戦争が勃発した。
そして次は1967年から69年にかけての9回の日食月食。この時は、イスラエルがアラブ諸国に先制攻撃を仕掛け、イスラエルのそれ以前より4倍もの占領地域を奪還した。これが第三次中東戦争、別名、六日戦争だね。それから今日に至るまで、占領状態が続いているわけだ。

──それから……今年、ということですか……

そう。これは、偶然ではないんだよ。ユダヤ人たちにとっては「天のしるし」、言わば神の予言。イスラエル建国もエルサレムの奪還も、神の意志に従って実行したんだ。あとは、彼らがやることは一つしかない。それは、「第三神殿」を造ることだよ。

──第三神殿!?なんですか、それは??

ユダヤ人にとっての神殿だね。まず、紀元前10世紀のソロモン王の時代、聖地エルサレムの「モリヤの丘」に建設された「ソロモン神殿」、これがいわゆる「第一神殿」だ。だが紀元前586年、侵攻してきた新バビロニア王国によって、破壊されてしまった。
その後、同じ場所に建設された「第二神殿」は、西暦70年、第一次ユダヤ戦争のさなかにローマ軍によって破壊された。それ以来、2000年近くもユダヤ人は神殿を持たなかったんだ。だが、彼らにしてみれば、それは全て予言で決まっているんだ。それに従って、国を創り、聖地を奪還した。そしていよいよ今年だ。しかも、ただ神殿を造ればいいってわけじゃない。聖地エルサレムの「モリヤの丘」に建てるんだよ。ただ、ここで問題がある。その「モリヤの丘」に、現存しているのはイスラム教のモスク(礼拝堂)、「岩のドーム」だ。
そう、だからそれを取っ払わないことには、「第三神殿」を造ることはできない。だけどもし取っ払ったらどうなる??第五次中東戦争の勃発。そうなったら第三次世界大戦が起こる可能性だって出てくるかもしれない。

──いやいや、まさか……

今年、ご存知の通り、イスラム国の台頭が大きな話題になったよね。4月に皆既月食、金環日食と立て続けに起こる間に、ますます中東の緊張は高まっていった。そして現在、暴動が発生したこともあって、「岩のドーム」周辺は当局によって閉鎖されている。2015年も目が離せないね。

常識を疑え!

宇宙人の存在が教えるものとは…

昔から、その存在が取り沙汰されている宇宙人。「世界一有名な宇宙人」とも称された、ドイツで宇宙人が捕獲されたという写真は、残念ながら近年、エイプリルフールの記事だったと判明したのも記憶に新しいが、タコのような姿形の「火星人」も、そのような類いのモノだと言わざるを得ない。では、宇宙人は存在しないのか?それもまた、否定するだけの材料は揃っていない。実際、成層圏に近い上空を飛行する戦闘機に乗ったパイロットなどからは、数々の目撃情報が寄せられている。また近年、頻繁に報告されているのは、聖地エルサレムの「岩のドーム」周辺でのUFO飛来情報だ。黄金に輝くモスクを飛び交う無数の光が、旧約聖書に記された「約束の地カナンに建国されるイスラエルが、取り囲む敵の攻撃に曝される時、神が救世主として降臨する『終末の日』は近づく」との一説を指すのではないかと信じる人もいる。そんな中、それらの光はある一定の距離を保ったまま、地球あるいは私たちの行く末を見守る宇宙人だ、とも考えられないだろうか…… 

三上 丈晴 (みかみ たけはる)

1968年、青森県生まれ。学研パブリッシング「ムー」の5代目編集長。筑波大学を卒業後、学習研究社(現・学研ホールディングス)に入社。「歴史群像」編集部を経て、入社1年目より「ムー」編集部に所属。2005年より現職。

月刊ムー 2015年1月号

月刊ムー

出版社:学研マーケティング

発売日:毎月9日

発行部数:7万部

「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」をコンセプトに、UFOや超能力、UMA、怪奇現象、陰謀論など、オカルト全般を追求する情報誌。

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