読まれる、参加してもらえる「社内報」にするために

社内全体の情報共有を図ることができ、企業文化の醸成や社内の活性化にも有効だとされる社内報。コロナ禍を経て、テレワークを導入する企業が増えたことから、社内のコミュニウケーションを強化するツールとしてあらためて見直されています。
一方で、せっかく作っても読まれない、評価がわからないなど、社内報の編集部・担当者の方からは、さまざまな悩みが寄せられます。
読まれる、そして社員に参加してもらえる社内報にするためにはどうすべきか、どんなことが必要かを考えてみました。

目次
  1. 社内報活性化のための企画とは
  2. 社員を巻き込むために必要なことは

社内報活性化のためのおすすめ企画

社内報に携わっている方々から、当社に寄せられるもっとも大きな悩みは、せっかく制作した社内報への反響が少なく、盛り上がりに欠けているということです。

課題を解決するためには、社内報に対して受け身になりがちな社員の意識を、能動的なものに変えていくことが大切です。

例えば社内報に「社員参加型コンテンツ」を掲載するということが考えられます。社員参加型コンテンツについては次のような企画があります。

フォトコンテスト

社員がスマホでかんたんに投稿できそうな「私のデスク、紹介します」「お気に入りのランチスポット」「在宅勤務の相棒」「テレワークのファッション」などのテーマを設定して、社員から写真を募集します。

デザインコンテスト

テーマを設定してデザイン案を社員から募集します。社内報の表紙デザインや、会社のロゴのリデザイン案など、ラフスケッチでも可能な形で応募をかけます。優秀作はデザイナーにブラッシュアップを依頼して作品化することも考えられます。

ストーリーの共有

社員が仕事やプライベートで経験や体験をした出来事やエピソードを投稿できるコーナーを新設します。例えば「私の失敗談」「特別公開! 私の成功体験」「とっておきの趣味」などのテーマで募集をします。次の投稿者を指名するなど、リレー形式にすることも有効です。

アイデア募集

社内の課題解決や新しいプロジェクトのアイデアを募集します。他部、他の事業部などの案件で、こうしたらいいのではという「業務効率化のアイデア」「こうしたらもっと売れるのでは」「新しい福利厚生の提案」など、当事者ではないからこそのアイデアが注目を集めます。社内で調整の上、優秀なアイデアは実際に採用される可能性があるというスキームを作っておくことで広がりも期待できます。

アンケートと投票

社内での意見を集めるためのアンケートや投票を実施します。「次の社内イベントの内容」「社員食堂のメニュー」「新しいプロジェクト名の投票」その時々の旬のネタをテーマにしたアンケートを実施します。こうしたアンケートや社内報のコンテンツで興味を持ったタイトルなどに投票してもらうことで、社内報の活性化につながる可能性があります。

各企画の募集には、例えば無料で使える手軽な「Google フォーム」を利用すれば、アンケートや募集、写真のアップロードなども簡単に作成でき、リアルタイムで回答を分析することが可能です。

Google フォーム

https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/

今月の社員インタビュー

ランダムに選ばれた社員が自己紹介や最近の仕事について語るコーナー。定型化したテンプレートを用意し、「今月の社員インタビュー」として、興味深い内容を毎回紹介していきます。

社員を巻き込むために必要なことは

せっかく企画を作ったものの、基本的に社内報には受け身で接する社員が大半です。そのため当初は期待した結果にならないケースもあるでしょう。ではどうすれば参加する社員を増やせるでしょうか?その対策を考えてみました。

お手本記事を作成

募集告知の際に、まずは編集部のメンバーが、掲載された時のイメージがわかるような、モデルとなるお手本記事を作成し掲載しましょう。

魅力的な賞品

優秀作品や積極的に参加してくれた社員に対して、魅力的な賞品を提供します。ギフトカード、特別休暇、ランチクーポン、あるいはノベルティーなどが賞品として考えられます。また、部門長が特別に表彰するなどの特典を付けることで社内報の認知度向上に役立ちます。

参加のしやすさ

応募や参加方法を簡単にし、参加する社員の負担を減らします。先ほど紹介したオンラインフォームなどを利用し、手軽に参加できる仕組みを整えます。

定期的なリマインド

社内メールや掲示板、SNSなどで定期的に参加を呼びかけます。締め切り前には特に強くアピールするなどの施策を検討します。

参加意識を高める

参加者全員に感謝の気持ちを伝えるため、結果発表の際には、参加者全員の名前を掲載するなど参加意識を高める工夫をします。

思うような結果を得られない場合は、アンケ―ト結果を分析、企画や参加者の増のための調整をするといったこまめな対策も大切です。

ここに紹介したような企画や、工夫で社内報をより魅力的なものにしていきましょう。

ウララココミュニケーションズでは。さまざまな社内報の制作に携わっていますので、ぜひご相談ください。

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