──今年もあとわずかとなりましたが、いかがでしたか?
ムー的に外せないのはUFO騒動だね。ご存知の通り、今年は世界的に見ても多くの目撃情報が寄せられた年だった。一口に「未確認飛行物体」と言っても、その原因は自然発生的なものなど様々。中でも注目したいのは軍事問題に関連するもの。1月に沖縄でUFOの目撃情報があって、それは照明弾だろう、ということで落ち着いてるんだけど、直後の衆院予算委員会での防衛大臣の答弁が何とも歯切れが悪くて、「あの光が米軍のものという判断材料はなく、米側も自分が発射したものと断定しているわけではない」なんて発言しているんだ。じゃあアレは何だと思う?
──宇宙人、とかではなく……?
米軍が極秘に開発してきたプラズマ兵器だと一部では言われているんだ。高エネルギーのマイクロウェーブを交差させることで、10,000℃という高温の火の玉(プラズマ)を発生させる。それを一般人が目撃するのも承知で、堂々と見せている。これってどういうことだと思う?ご存知の通り、昨年12月に特定秘密保護法が成立した。そして憲法解釈で集団的自衛権の行使の容認も視野に入る中(※2014年7月には閣議決定)で、言わばプラズマ兵器は日本に対して特定秘密保護法を守るのか試したという風に考えることもできるね。
──そんなものが身近に……怖いですね。
それとはまた別に、米軍が密かに推進していると噂されているのが「オーロラ計画」。これは「地球製UFO」としてマニアの間でも評判になっているんだけど、98年に出現した小型UFOを皮切りに、各地でUFOの目撃情報が寄せられてきた。そんな中、今年5月にYouTubeにアップされたのが、コードネーム「アストラ」だ。これは無人の三角形UFOで、アフガニスタンのアサダーバード砂漠付近に現れたんだけど、しばらく滞空し、一筋の光線が光ったと思えば、一瞬にして周囲が爆発する一連の様子が映し出されている。とある情報筋によれば、このアストラは100基ほど開発されていて、実戦配備も進んでいるとかなんとか……。
『月刊ムー』2014年4月号・7月号 参照

──他に不思議な事件と言えば、マレーシア機が消える事件がありましたね。
うん。あれは未だに機体が発見されていないね。本誌では11月号に掲載したけど、透視能力で諜報活動を行っていた元米軍人、ジョー・マクモニーグルに独自に透視を依頼したんだ。彼はリモート・ビューイング(遠隔透視)の第一人者で、日本のテレビ番組に出演したこともあるから、ご存知の方もいるかもしれない。マレーシア機は、もともとマレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向けて離陸したんだけど、その40分弱後に交信を絶った。
──ハイジャックや計器トラブル、操縦ミス説など様々な憶測がありますよね。
マクモニーグルの透視結果を踏まえると、ハイジャック説が有力だと思う。インド洋にはイギリス領のディエゴ・ガルシア島という島があるんだけど、ここは特殊なところで、イギリス領でありながらアメリカに貸与されていて、NSA(国家安全保障局)とCIA(米中央情報局)の施設があり、安全保障の要塞となっている。マレーシア機は機長と副操縦士にハイジャックされ、このディエゴ・ガルシア島を目指したものの、その目前で燃料焼失によって墜落したというんだ。だが不明機の捜索が行われているのは南インド洋。いくら探しても出るはずがない。
『月刊ムー』2014年11月号 参照