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2015年1月28日更新

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ふゆイチ 実際に読んでみた!

毎年恒例の、集英社文庫のふゆイチ対象作品をkoboスタッフが実際に読んでみました。

はちイラストレーション:山田 詩子

女優 宮沢りえ さん

ふゆイチ

主人公に自分を重ねて読んだりする瞬間、一緒に成長しているかのような感覚がとても幸福です。

つるかめ助産院 小川 糸

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タレント ビビる大木 さん

ふゆイチ

人に依存するし、粘着質だし、泣くし。この先生も人間なんだなァ。だから好きなんだよォ!

全一冊 小説 吉田松陰 童門冬二

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警察小説No.1 難事件に挑む刑事たちの執念が激突!警察小説の最高峰!!

第三の時効 横山秀夫
                   殺人事件の時効成立目前、現場に知らされることなく巧妙に仕組まれていた「第三の時効」とはいったい何か!?刑事たちの葛藤と矜持、そして逮捕への執念を描き出した表題作ほか、全六篇の連作短編集。

第三の時効 を読む

時代小説No.1 狸穴(まみあな)界隈の不思議な事件。温かな人情で描く痛快捕物帖第2弾!

恋かたみ 狸穴あいあい坂 諸田玲子
                   狸穴界隈で起こる様々な事件を解決するうち、互いに思い合う仲となった結寿と道三郎。しかし、道三郎は子持ちの寡夫。ままならぬ恋に悩む二人の関係は、8つの物語を通してどう発展していくのか――。

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2014年売上No.1 伏線はここにある。『マスカレード・ホテル』へ繋がる4つのストーリー。

マスカレード・イブ 東野圭吾
                   すべてのストーリーには前夜がある-。『マスカレード・ホテル』の主役二人がコンビを組むよりも前のそれぞれの物語。それぞれに歩んだ軌跡とは? 2014年、話題を席巻した「マスカレード」シリーズ第2弾。

マスカレード・イブ を読む

(こちらは紙版のみの販売です。)

2014年ミステリ小説No.1 新たなヒロイン&ヒーロー誕生!東野圭吾の新シリーズ、グランドオープン!

マスカレード・ホテル 東野圭吾
                   都内で発生した連続殺人事件。動機もターゲットもわからぬまま、次の標的として予告された都内の超一流ホテル。若き刑事・新田浩介とホテルのフロントクラーク山岸尚美がタッグを組み、事件の真犯人を追うが……。

マスカレード・ホテル を読む

(こちらは紙版のみの販売です。)

コボスタッフが実際に読んでみた!

何を読みました?

横山秀夫『第三の時効』

なぜ読もうと思いました?

『64』や『臨場』などの警察小説で定評がある横山秀夫先生。ミステリー好きを豪語していながら今まで読んだことがなかった同氏の名作を、恥ずかしながら今更読んでみた。

作品の見所、オススメ等ありましたらお願いします。

1 行間から伺い知れる刑事達の息遣い

端的で殺伐とした言い回しから生まれるキャラクターのリアリティには目を見張るものがある。本書で捜査に奔走するF県警捜査一課は、「理詰」の朽木が率いる第一班、「冷血」の楠見が率いる第二班、「天才」の村瀬が率いる第三班から構成される。
この作品からはそんな刑事たちの緊迫感溢れる息遣いが聞こえてくる。

2 現代短篇ミステリーの金字塔

連作短篇であることの強みを最大限に生かした作品である。
一人称で描かれる本作は篇ごとに主人公が異なる。読者はその都度見えてくる主人公たちの主観を通して、彼らの内面、F県警内の人間関係、彼らが遭遇する事件を多面的に味わうことが出来る。また、人物や世界感の描写は勿論だが、その中に緻密なトリックを組み込み、短篇とは思えない程のインパクト、余韻をもたらしている点でも他の作家の短篇とは一線を画している。

3 至高の短篇『囚人のジレンマ』

本作の語り部である捜一課長の田畑は第一から三班を束ねるポストでありながら、排他的で向こう見ずなF県警捜査一課をコントロール出来ないことに悩んでいた。そんな中で起きた全く異なる三つの事件に、それぞれの班が捜査に充てられることになる。
事件3つを同時に追いかける展開の速さの中に登場人物のカラーを出しつつ、しっかりと後味を出している点が素晴らしい。

他にもこちらをチェック!無料版

冬の休みのお楽しみ ふゆイチGuide

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