パンフレットとカタログの使用用途の違い

パンフレットとカタログの使い分け
 
店舗・展示会やイベントで必ずといって良いほど使われるのがカタログとパンフレットですが、これらの違いはなんでしょうか。どちらも告知・宣伝・広告の役割を果たす印刷物として認識されていますが、明確に違いを説明することは難しいのではないでしょうか。

「パンフレット」はカタチ、「カタログ」は内容

パンフレットとは、案内や説明、広告などを記載した、仮とじを施した小冊子を指します。「仮とじ」とは、簡易的に綴じられたもので、製本されておらず折った状態や仮どめの状態であり、ブックカバーなど本格的な固定がなされて状態のこと。また、「小冊子」とありますが、パンフレットに関しては判型が小さいものとは限らないので、小規模な冊子と考えるのが適当かもしれません。

一方、カタログは商品や展覧会の作品など、目録・説明書の役割を果たすものを指します。

パンフレットは「小冊子」といった形状を指すのに対して、カタログは中身・内容自体を指しています。そのため、簡易的に綴じられた目録は、パンフレットでもありカタログでもあるということになり、これが混同される原因となります。特にパンフレットは印刷物としてのカタチと、説明書や案内書としての意味合いを持つようになっていったため、利用目的が似ているカタログと混同される可能性が上がってしまいました。ですが、記載・告知される内容的には重なる箇所が多ても、カタログは仮とじでなく製本されている場合が多いので二者は全く同じではありません。

「パンフレット」というカタチ、内容が「カタログ」
 

パンフレットとカタログの用途の違いと使い分け

パンフレットの用途

パンフレットの特徴は、様々なシチュエーションに利用できるところにあります。普段の営業活動はもちろん、イベント、資料請求、採用活動など場面を問いません。内容も千差万別で、会社・企業の案内や概要、サービスや施工事例、高校・大学・専門学校などの案内、飲食店などのメニューを含んだ店舗の紹介、旅行会社や観光地の観光案内など幅広い用途に使用されているのが特徴です。

カタログの用途

カタログの特徴は販促に特化したところにあります。店舗や会社が製造・販売している製品の説明やリストの商品カタログとしての使用が最も多いでしょう。DMや広告などから問い合わせがあった購入意欲の高い方に会社の商品メニューとして送り、購入の意欲を高めて契約へと誘導します。
展示会などの商談の機会ではどちらも利用できますので、うまくすみわけをすることで、相乗効果が出るように作成しましょう。他にも、会社や団体に所属している人物や選手をまとめた選手名鑑などに使用されています。

 
他に、ブックレットがありますが、これらは小冊子に所属しているものの、表紙がありきちんと綴じられたページ数の少ない本として分類されています。そして、広告・印刷物でよく用いられるフライヤーは、宣伝・広告・告知を目的・役割を果たすチラシやビラを指すリーフレットの一種ですが、配布する手段や目的の違いで呼び名の使い分けがなされています。広告・宣伝を行う際、それぞれの違いや特徴を把握した上で最適な媒体を用いて広報を行いましょう。

 

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