商品を販売するとき、誰にでも声をかけていては労力ばかりかかってしまうばかりか、実は買ってくれるお客様をスルーしてしまっていたということにもつながりかねません。特に健康グッズは老若男女誰にでも売れるというものではなく、それぞれに客層が異なります。パンフレットを作成する際にもターゲットを意識したデザインが必要になるのです。
しかしまずはターゲティングがしっかりできてからのお話。パンフレット作成前のターゲティングの方法についてご説明します。
過去の購買履歴からの分析
これまでに販売実績のある商品の場合、過去データを紐解くことでお客様のターゲティングを行うことができます。性別や年齢層、居住エリアなどを洗い出し、区分けをしていきます。そうすることでどんなお客様に売れているのかが一目瞭然となります。最も売れている層を主力としながら、2番目、3番目にアプローチしていくような戦略を立てることができるでしょう。
もし過去のデータがない場合は今からでもリサーチしていくことが重要です。リサーチ開始後1ヶ月間のお客様情報から分析を行うことで今後の方針を立てることができます。このとき、POSまたはID-POSという情報管理システムを導入することでより正確に、詳細なデータを収集することが可能になります。
ペルソナを設定する
販売開始して間もない、もしくはこれから商品開発を行うという場合、最初に売り出すターゲットをこちらで設定する必要があるでしょう。ターゲットを設定する際に使えるのがペルソナマーケティングです。
どんなお客様が何を期待してどんなタイミングで該当商品を購入するのかというシミュレーションを行うのがペルソナマーケティングです。年齢、性別、趣味、勤め先、借金の有無、関心ごと、年収など非常に細かく設定を行い、架空の人物を作り上げます。人物像が具体的になればなるほど、アプローチの方法がより明確に見えてくるのです。それをパンフレット作成の際に活用します。ターゲットとなる人物がどんなときにパンフレットを手に取るのかをイメージしながら作ることで手に取ってもらう確率も上がります。ターゲットによる影響の大きい健康グッズを販売するのであれば、ペルソナ設定はなおさら必要な作業といえるでしょう。
パンフレットの配布先を決める
パンフレットは作成しても置いてもらう場所がなくては効果半減です。すでに取引のある店舗や置いてもらえそうな企業・イベントなど、パンフレットをどこに置くのかによってターゲティングを行うこともできます。
このお店にはどのような嗜好のお客様が集まるのか、どのようなつながりがある人なのかを分析することでターゲットが見えてきます。
パンフレットはターゲットに合わせてデザインを行うべきです。お店に集うお客様が思わず手に取ってしまうこと、興味関心をそそられる内容であることを意識して制作に取り組みましょう。