新店舗オープンに向けての宣伝方法としては、DMやチラシの作成が一般的です。新聞に折り込みチラシを入れたり、店舗周辺やターゲットとなるエリアにポスティングしたりと配布方法は様々です。近年ではオンラインでの宣伝も増加していますが、まだまだ人に直接リーチ出来るチラシによる訴求効果は強く、チラシは依然として重要なマーケティング施策です。
チラシのデザイン
チラシのデザインは実際にオープンする店舗のロゴやイメージカラー、商品などを反映させて、店舗と印刷物のイメージに統一感を出すことが重要です。
チラシを見てわざわざ足を運んでもらっても、店舗を見てイメージが違うと入る気が無くなってしまい、店に対する印象が悪くなってしまいます。それが口コミになってしまった日には出鼻をくじかれる程度では済まなくなってしまいます。
特に近年ではSNSなどで情報が広まりやすくなっており、情報を正しく届けるということは予期せぬリスクを回避することにも繋がります。
メインターゲットは誰か
専門的なマーケティングリサーチとはいかなくても、
誰が、いつ、誰と、何のために店を利用するのか などの想定は必要です。
居抜きで新規開業するオフィス街の飲食店を例に考えましょう。
- 誰が:OLさん、もしくは管理職中心のサラリーマン
- いつ:ランチタイム
- 誰と:仲間や同僚と
- 何のために:昼食のため
さらに、店のネーミング、外観イメージ、メニュー構成、価格帯の設定などを照らし合わせることでメインターゲットが見えてきます。メインターゲットが決まれば、おのずとデザインの方向性も決まります。ターゲットが好みそうな、手に取りやすい、印象に残りやすいビジュアルのデザインを考えていきましょう。
この「絞り込み」が曖昧だと、配色一つとっても、元気で温かい印象のオレンジにするか、おだやかで健康的な緑にするか、など迷いの原因になります。最終的には発注者の好みによることもありますが、ターゲットの好みを重視したデザインの方が宣伝効果があります。
広告制作で抑えるべき基本
広告制作の基本として「5w2h」があります。
チラシの場合も、
といった「いつ・どこで・なにが」の3点を明確にした作り方を意識しましょう。
この3点さえ押さえれば、チラシの役割は十分に果たされます。
デザイン作業はこれに、メインターゲットにあわせた色やイメージ、ビジュアルを加えていくのですが、チラシ作りは簡単そうで難しく、手間のかかるもの。ポイントを抑えた広告で、新規オープンのお店を人気店にするためにプロのデザイナーやコーディネータに任せるのも一つの手です。
その理由としてはデザインは答えがない領域のため可能性を考えればきりがないからです。もっと良く出来る、良いものがあると考え改良を重ねた結果どれが良いかもはや分からなくなってしまったという状況も往々にして起こり得ます。
デザイナーやコーディネーターはそうした経験を数多く重ね対応してきており、どういった点でつまづくか、解決策はどうしたら良いかなどご提案内容も含めてプロジェクトを良い形に持っていく力に長けております。このスキルは様々な業界の多くの仕事を経て磨かれるものであり、インハウスの担当の方では中々持ち得ないものだと言えます。
弊社、ウララコミュニケーションズではチラシ制作に関わる予算配分の相談も受け付けております。デザイン、写真、キャッチコピー、印刷、各分野のプロが集まる雑誌社だからこそできるご提案があります。チラシ制作をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。