記事における文字の大きさとテキストの文字数の重要性

書籍や雑誌、パンフレットなど印刷物を制作するとき、そこで使用する文字の大きさとテキストの文字数は、読者の興味を引き、理解を深めるためにとても大切な要素となります。

ウララコミュニケーションズのデザイナーが、一般的な設定をどうすべきか、デザインとのバランスをどう考慮するかなどを解説します。

目次
  1. 文字の大きさはどうすべきか
  2. 最適なテキストの文字数
  3. デザインとのバランス

文字の大きさはどうすべきか

文字の大きさは、読者の関心喚起や、内容の理解という点から重要な要素となります。小さすぎる文字は視認性に欠け、特に高齢者や視力に不安のある読者にはストレスになります。一般的には、本文は10~12ポイント、小見出しは14~18ポイントが推奨されます。メインタイトルとして使われる大見出しは、24ポイントから48ポイント程度が適しているといわれます。

適切な文字の大きさは、読者が内容をスムーズに理解するために重要で、文字が小さ過ぎると、読者は読む気を失くしてしまいます。逆に文字が大きすぎると、情報量が過大になるため目が疲れやすくなるだけでなく、ページ全体のデザインバランスが崩れる原因になります。適切な大きさの文字を使用することで、読者にとっても読みやすく、バランスの取れた印刷物となります。

最適なテキストの文字数

テキストが多すぎると、読者は圧倒されてしまい、重要な情報を見逃す可能性があります。A4サイズで制作する場合、文字の大きさを一般的な10~12ポイントとし、適度な余白や行間を確保すると想定すると、本文の文字数を500~700文字程度で設定することで、内容をコンパクトにまとめ、読みやすさを向上させることができます。

読者が興味を持つ分野であれば、長文でも読み進められますが、基本的には要点を短くまとめることが重要です。例えば、Q&A形式にする、あるいは、箇条書きみすることなどで、情報を整理し、視覚的にわかりやすくすることができます。

デザインとのバランス

テキストとデザインのバランスを取ることも大切です。レイアウトでは、テキストの配置では、段組みを工夫するなど、視覚的に心地よいレイアウトは、読者の興味をひく要素となります。また、写真やイラストを効果的に配置することで、テキストの内容を補完し、読者の注意を引くことができます。

使用する印刷物の判型の大きさと推奨されるテキストの文字数(本文)は以下の通りです。

◇A4 サイズ(210mm x 297mm)

フォントサイズを10~12pt とした場合
テキストの文字数(本文): 約500~700 文字

◇A5 サイズ(148mm x 210mm)

フォントサイズを10~12pt とした場合
テキストの文字数(本文): 約250~400 文字

◇B5 サイズ(182mm x 257mm)

フォントサイズを10~12pt とした場合
テキストの文字数: 約400~600 文字

◇名刺サイズ(91mm x 55mm)

フォントサイズを8~10pt とした場合
テキストの文字数: 約30~50文字

◇ポスター(A1を想定=594mm x 841mm)

フォントサイズ12pt 以上とした場合
テキストの文字数(本文): 約1000~1500 文字

これらのポイントを考慮することには次のようなメリットがあります。

  • 視覚的な快適さにより、読者は無理なくテキストを読み進めることができるようになります。
  • 段組みの工夫などで整理された情報が受け取りやすくなります。
  • 視認性が向上するため読者は情報の把握が容易になり、デザイン全体からプロフェッショナルな印象を受けることになります。
  • 図版やイラストが効果的に配置されたデザインで情報がわかりやすくなります。

ここで大切なことは、一貫性があり、高品質なデザインであることです。

読者にとって価値あるコンテンツを提供するために、記事における文字の大きさとテキストの文字数の重要性を大切にしましょう。そして、全体的に高質なクオリティを提供するにはやはりプロのサポートが必須です。お気軽にご相談ください。

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