12月はみんな大好きクリスマス。業界によっては一年で一番集客できるチャンスだということで、各社、さまざまなイベントやキャンペーンを展開しています。その告知として、一番使われているのがポスター。皆さま力を入れて作っており、街中に貼られているポスターはどれもおしゃれできらびやかなデザインで制作されています。その中でも成功するクリスマスポスターとはどのようなものでしょうか? そこには二つのキーワードがあります。
特別感
やはりクリスマスポスターはおしゃれできらびやかなデザインが大前提ですが、そこに「特別感」を演出させる必要があります。そもそもムードが盛り上がるからクリスマスは心ときめき、人が動くのです。だからこそ、ポスターでも、見る人を動せるような特別感を押し出してデザインしましょう。
たとえば、メインのフレーズを英語にする。通常、わかりやすいようにキャッチは日本語で書かれるものですが、クリスマスはキリスト教の行事なので、英語でもいいんです! というよりも「クリスマス」よりも「Christmas」や「X’mas」の英語の方が、オシャレな気がしませんか(主観かもしれませんが)?
また、イベントの日程やキャンペーンの期間は目立つように作ることが「特別感」につながります。「期間限定」の文字に弱い日本人の傾向もさることながら、12/24、12/25の日付にもクリスマスを強く意識づける効果があります。意外と日付をおろそかにしているポスターもあるので、作成の際はご注意ください。
高級感
そして、もうひとつのキーワードが「高級感」です。普段はお金をあまり使わない人でも、クリスマスぐらいは贅沢をするもの。どうせ、贅沢するなら、良いものにお金を使いたい。だからこそ、豪華なデザインを施して見る人を訴求しましょう。ゴールドを使ったり、イルミネーションを感じさせるイメージ画像を組み合わせるなどして高級感を醸し出しましょう。
クリスマスポスターというのは、どうしてもキーカラーが限定されており、クリスマスカラーの赤と緑、夜景を感じさせる青がよく使われています。そうした中で他のポスターとの差別化を「特別感」「高級感」を演出しながら制作していくのが、集客クリスマスポスターの制作例です。
ポスターのデザインをしていくうちにゴチャゴチャしてよくわからなくなってきた。そんな時は訴求ターゲットから連想されるアイテムを一つ選び、そのアイテムからイメージを膨らませていくと、コンセプトのまとまったクリスマスポスターが作りやすいでしょう。暖炉やケーキの乗ったテーブルでアットホームで温かみのあるデザインや、子供向けにプレゼントのワクワク感を押し出したデザイン、恋人向けにハートをあしらったデザインなど、訴求ターゲットに合わせたクリスマスポスターを制作しましょう。