リーフレットには一枚の紙を3つ折りにした6ページタイプのものがありますが、通常のパンフレットのデザインとどういったところが違うのでしょうか? 複数の紙から構成されるパンフレットに対して、3つ折りリーフレットは、開くと一枚の紙になるところがパンフと大きく違います。また、構図やページ構成・順序などに気を配りながらデザイン・作成しなければならないので、ちょっとしたコツが必要となります。
例:12pの保険パンフレットの構成
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コンセプト/目次(2p・3p)
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契約サービス一覧(4p・5p)
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各サービス内容(6p・7p・8p・9p)
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注意事項(10p・11p)
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Q&A(12p)
このパンフレットの内容をリーフレットにする場合はどうすればいいでしょうか?まずはこの12ページの内容を6ページの情報にまとめます。掲載できる情報量は減ってしまいますが、詳しく書かれているパンフレットよりもコンパクトに情報がまとまっていた方が興味・関心が薄い潜在層にも受け入れられやすいというメリットがあります。情報を減らすことは内容を薄くするのではなく、要点をまとめて内容を濃くするいう意識で取捨選択をしましょう。
リーフレットの表紙
リーフレットもパンフレットも表紙を用意するところは変わりませんが、リーフレットの表紙デザインのコツとして、コンセプトを表紙の文章にまとめることで何のリーフレットなのかが伝えることをおすすめします。また、パンフレットよりも情報量が少ないことを逆手にとって、より絞り込んたターゲットに向けたデザインにすることができます。
リーフレットの中面
リーフレットの中面3ページには、各サービス内容のページを用意します。ここで重要なのがリーフレットの「折り方」です。
サッと展開でき、横に広がっていきます。目がしっかり横に流れていくようにレイアウトを組んでいきます。
巻三つ折り
ページをめくって展開されます。ページをめくることによる場面展開を意識したレイアウトを組んでいきます。
そして、どちらの折り方にも共通することは、全体の流れを意識してストーリーを感じられるページ構成にして読みやすさを演出することです。中面に情報が入りきらない場合は、文字のサイズを小さくして入れるか、「もっと知りたい方はホームページで」など一言入れておいてもいいかもしれません。
リーフレットの裏表紙
残りの2ページですが、ここに契約サービス一覧のページと、注意事項のページを入れます。Q&Aはどうするのかといった疑問もあるかと思いますが、問い合わせを促すような導線を作ることで解消します。このあたりはデザイン的に目立つようにさせておく必要があるでしょう。
まとめ:パンフレットとリーフレットの違い
- パンフレットは複数の紙。リーフレットは1枚の紙。
- 構造的に作り方が違うので読み進め方が違う。
- 読み進め方違うので、それに合わせたデザインの仕方も変わる。
- リーフレットは掲載できる情報量が少ないので、コンテンツやターゲットを絞ったデザインがしやすい。
パンフレットとリーフレットの特長を理解して、目標を達成するために最適な販促ツール作りを目指しましょう。