インバウンド大歓迎!外国人にささる観光パンフレットデザイン

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近年ますます外国人観光客が増加し、その対応がとても重要になってきています。とはいえ、外国語ができるスタッフを常駐させておくのはコスト面から考えてもとても大変ですよね。そんなときに役立つのが外国人向けのパンフレットです。パンフレットに説明をしてもらうのです。

しかし、かつては日本語のパンフレットを単純に多言語化しただけのパンフレットが横行していましたが、本当に外国人観光客を呼び込みたいと考えるのであれば、それだけでは不足です。外国人にささるパンフレットデザインが必要になります。

日本人以上に日本に興味あり!

訪日する外国人観光客は日本人以上に日本に興味津々です。日本が持つ独特の文化を知りたいと感じています。パンフレットのデザインもそうした外国人の心をくすぐるものにする必要があるでしょう。欧米諸国でも通用しそうな洗練されたデザインは、彼らには見飽きたデザインで何の新鮮さもありません。外国人が求めている日本のイメージをデザインに活用するのです。

日本人が、訪れたことのない外国に対してある程度ステレオタイプなイメージを持っているのと同様に、外国人も日本に対し、「スシ」「ニンジャ」「ゲイシャ」などお決まりのイメージを持っています。寿司はともかく、芸者も忍者も一部の観光地に行かなくては見ることができません。こうした幻想を大いに利用するのです。デザインだけで目をひくパンフレットを作ることができれば、外国人観光客の集客に大いに役立つでしょう。

デザインとしての漢字

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外国人向けに作るパンフレットは基本的には英語、スペイン語、フランス語、中国語など他言語でなくてはいけません。かといって全てアルファベットにする必要もありません。中国、韓国はさておき、欧米諸国では漢字は一種のデザインとして認識されており、「クール」であるとの評価を受けています。中には意味不明な漢字をタトゥーとして刻み込む者すらいるくらいです。本文はアルファベット等、他言語を使い、掲載する写真の固有名詞は漢字で表記するなどメリハリをつけるのも良いでしょう。

また、表紙に大きく漢字を活用してインパクトを与えると手法もあります。この場合、何のパンフレットなのかがわかるような文章や写真も必要になります。

伝わりにくいことはイラストで

パンフレットの文章だけで全てを理解してもらうことは不可能です。日本独特のマナーなどは文字だけでは初めて来日する外国人にはなかなか伝わりにくいことでしょう。例えば、銭湯や温泉などの共同浴場に入る際のマナーは、手順をイラスト付きで説明したほうが理解しやすいことでしょう。また、館内禁煙などの注意事項はイラストや記号で注意喚起したほうが文字よりも伝わりやすくなります。

他言語でコミュニケーションを取ることを考えるからこそ、パンフレットにイラストが欠かせないのです。

インバウンドで訪れる外国人は今後ますます増加することでしょう。外国人観光客をいかに獲得するかが経営の鍵を握るかもしれません。パンフレットは販促ツールであるだけでなく、コミュニケーションツールでもあります。パンフレットに面白いデザインが使われていれば、それだけで盛り上がることでしょう。パンフレットを活用して外国人とのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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