世の中にはたくさんのパンフレットがあふれています。その中で、手に取ってもらえるパンフレットを作らなくては、多くのパンフレットの中に埋もれてしまいます。特に、ライバルである同業他社にはパンフレットでも差をつけたいという気持ちがあるのではないでしょうか?
今回はライバルに勝つためのパンフレット作りについてまとめました。
ライバルに「勝つ」定義を決める
パンフレットでライバルに勝つと言っても、様々な視点や価値観があります。まずは何をもって勝つのかを決めることが先決です。わかりやすいのは数値で表すことのできるものです。例えば、パンフレットの発行部数や配布箇所、消費率などが挙げられます。他にも、デザインや存在感でライバルに勝つ、パンフレットからの受注率で勝つなど、目標とする「勝つ」の定義を決めることから始めましょう。
パンフレットに価値をつける
パンフレットは無料で配るものだから価値なんて特に、と考えていませんか?パンフレットを作成する際に最も大切にしたいのは、パンフレット自体の価値です。例え無料だったとしても、価値を感じてもらえないものは手に取ってもらうことはできません。価値を感じてもらいやすいポイントは内容、デザイン、形状など見た目の他に、クーポンなどお得な情報、コラボレーションなどで作ることができます。
希少性を見出す
そのパンフレットに希少性があるかどうかがライバルと差をつけるポイントになります。希少性も価値の一つではありますが、自社にしかない特徴やライバル他社にはないような要素を分析して掘り起こすことができます。希少性のあるサービスや商品を中心としたパンフレットを作ることで、ライバル企業に勝つことのできるコンテンツとなります。
真似されにくいものを作る
ライバルに勝つパンフレットを作るためには、真似をされにくいものを作る必要があります。もし、制作するのに自社のオリジナル技術があり、それがパンフレットに活かすことのできるものであれば、いかんなく発揮すべきです。
真似されにくいものとは何も技術ばかりではありません。会社の広告塔として契約している有名人がいればそれも真似することのできないオリジナルの一つとなりえます。
組織が整備されているか
ライバルに勝つパンフレット作りに欠かせないのは「組織」です。パンフレット作りは広報担当のみが携わっていれば良いものではありません。パンフレットを拡散してくれる営業担当や、パンフレットを見た人からの問い合わせに対応してくれる事務局、実際に注文に対してサービスを提供する担当者など、多くの部署が関わることで企業に対して利益をもたらします。パンフレットを上手に活用することのできる組織作りは不可欠な要素です。
ここで紹介した「価値性」「希少性」「模倣可能性」「組織」という4つのポイントはパンフレットのみならず、商品開発や企業経営でも重視される要素です。ライバルに勝つために、徹底的に自社の資源を洗い出し、手にとってもらえるパンフレット作りをしていきましょう。