おじいちゃんは大相撲、お父さんはプロ野球、大学生の息子はテレビを見ないなど、年齢層で興味関心が異なるように、惹きつけられるパンフレットのデザインも年齢によって変える必要があります。特に健康においては年齢層によって抱える悩みが異なります。健康グッズを販売する際、各年齢層でどのようなデザインにすれば良いのか、解説してまいります。
F1層(20〜34歳女性)
最も流行に敏感なF1層にささるパンフレットはずばりファッショナブルなデザインです。どんな優れた商品でもダサいパンフレットでは手に取ってすらもらえません。音楽ライブやアート展などのチラシを色彩、フォント、イラストの参考にすると良いでしょう。パンフレットもウェブと連動していたり、スマホ対応していたりするなどの工夫も必要です。
F2層(35〜49歳女性)
様々な健康上のトラブルを抱え始めるF2層には主婦も多く、ポップでギラギラしたものよりも落ち着いたデザインの方が好まれます。イメージとしては隠れ家的なカフェや暮らし系雑誌が近いかもしれません。
この層では子どもの有無や既婚か未婚かでもデザイン嗜好に大きく変化生じます。既婚で子どもありの方が、未婚で子なしの方よりも落ち着いたデザインを好む傾向にあります。
F3層(50歳以上女性)
健康食品の場合、最も重要なお客様になりうる層です。健康に関するトラブルを抱えていることが多いばかりでなく、比較的お金に対する余裕もあるので成約に至る可能性は高めです。デザインは文字大き目、写真多めが好まれます。年齢層が上がるにつれて時間的な余裕がある方も増えるので読ませるタイプのパンフレットも良いでしょう。
M1層(20〜34歳男性)
M1層向けのパンフレットを作成する場合、F1層同様ファッショナブルなデザインがオススメです。ただし、F1層と比べるとデザインというよりは商品スペック重視となります。価格や特徴を明確にイメージできるカラーやイラストをパンフレットに使用しましょう。
M2層(35〜49歳男性)
お金もあり、健康に対して意識し始めるのがこの層です。デザインよりも内容のほうを重視しがちなため、成分や産地、製造方法などの情報がより細やかに掲載されているほうが好まれます。デザインに関してはシンプルかつ高品質感を求めます。インターネットの扱いにも長けており、パンフレットから直電話というよりも、一度インターネットで検索してから注文するため、EC 販売窓口は必須です。
M3層(50歳以上男性)
非常にこだわりを持つM3層に欠かせないデザインイメージは高品質・高級感です。一度気に入った商品は長く購入し続ける傾向にあるため、最初の購入が大きなポイントになります。この層をターゲットとする際には妻であるF3層の影響が大きいことを忘れてはいけません。そのため、パンフレットデザインはF3層にささる形にして、妻経由で購入促進をはかるという手法もあります。