映画ポスターに学ぶ!主役の配置とデザイン

映画ポスターに学ぶ!主役の配置とデザイン
 
ポスターを作成する上で、もっとも重要なことはパッと見た時に関心を引けるかどうかです。どのようなシーンで貼られていたとしても、集客・販促効果を出すためには、立ち止まって見てもらう必要があります。パンフレットのように「読む」ものではなく「見るもの」であることを意識して作成しましょう。では、見てもらうためには具体的にどうすればいいのでしょう? それは主役を用意することです。主役を用意するってどういうこと? その疑問には映画のポスターを参考にするとわかりやすいかもしれません。

主役は「商品」のポスター

映画館に行くと公開予定の作品のポスターがいろいろと飾られています。一番多いタイプは、真ん中に大きく主役を配置したパターンじゃないでしょうか。全国で公開される映画の主役になるような役者さんは基本的に知名度が高く、その人のファンはもちろん、その人が出ている映画なら間違いないと信頼している映画ファンを引き付けることができます。豪華配役を謳っている場合は、ポスターを何分割かして均等に近い形で見せていますが、いずれにしてもこのようなポスターはキャストの写真を見せて集客をねらっているのです。

では、企業ポスターにおけるキャストとは何でしょうか? それは商品です。商品を見れば、それが何なのかが視覚的にわかる場合は、写真を目立つ位置に置いて、関心を引きましょう。とはいえ、ただ中央に大きく載せればいいというわけではありません。映画のポスターでは、主役の写真は印象に残るような表情を見せたものを使います。商品に表情はありませんが、どのように撮るかでイメージが変わりますので、プロに撮影してもらうことをおすすめします。同じ商品の写真でもカメラの設定や撮る角度が違えば印象が大きく変わります。

主役は「サービス」のポスター

キャストが前面に出ない映画のポスターもあります。近未来的な光景をおしゃれにデザインしたものや、危機感をあおるような壊滅的な光景をデザインしたものです。SFやパニック系の映画のポスターによく見られるパターンですが、これらはキャストよりも映画の世界観をフューチャーしていることがわかります。あえて、キャストを前面に出さないのは、そのジャンルのファンをねらっているからです。SFが好き、パニック系が好きという人は、誰が出ているかではなく、どんなジャンルかで見たい映画を選びます。また、作品名を大胆に見せるデザインもあります。ジュラシックパークのポスターなどは真っ黒な背景に恐竜のシルエットを組み合わせたロゴが真ん中に配置しているだけでした。写真を使わずとも見事に世界観を表現しています。恐竜好きには、それ以上の言葉はなくとも、見に行こうという気持ちになります。

では、企業ポスターにおける世界観とは何でしょうか? 提供しているサービスが与えるイメージになります。そもそも、サービスはハッキリと目に見えるものではないので、商品のような具体的な写真を載せられないのが現実です。だからこそ、イメージ写真やイラストを駆使して、どのようなサービスを紹介しているポスターなのか雰囲気をデザインで見せなくてはなりません。IT系ならハイテキなデザイン、健康・福祉系ならクリーンでハートフルなデザインというように内容としっかりマッチするテイストにすることで、どんなサービスか、それにより何が解決できるのかがパッと見て伝わるはずです。
 
商品紹介のポスターをつくるなら写真を全面に、サービス案内のポスターをつくるなら世界観を全面に出しましょう。ただ、それだけでは不足です。映画のポスターにはタイトルやキャッチコピー、監督名が重要であるように、企業ポスターでも商材名や補足する文章、会社名をどう入れるかで伝わりやすさが変わってきます。

 

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