観光業界にこそオススメしたい“体験”を売る販促術

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観光業界は価格競争が厳しい世界

東京オリンピックを控え、日本は空前の観光需要をむかえています。インバウンドと呼ばれる外国人観光客数は年々増え続け、国は2020年の観光客数4000名を目標にしているとのこと。日本の観光熱は加熱する一方です。強い追い風が吹いている観光業界ですが、黙っていてもお客さんがくるほど甘い世界ではないですよね。やはり、そこは競争。追い風に乗るも、乗れないも、顧客へのアピール次第といえるかもしれません。

観光業界は同じ商品を複数の企業が販売するという特殊な世界。つまり、同質の争いになりやすい業界といえます。同質の競争になると、顧客には商品を価格で比較されてしまいます。価格競争ほど苦しい戦いはありません。価格競争が厳しい業界ほど他とは“違うもの”を売る必要があります。お客が外国人観光客であろうと、日本人客であろうと、観光業界は違うものを売ることに努めるべきなのです。

顧客が欲しいものはワクワク体験

お客さんが観光商品に求めるものってなんでしょう?観光業界の企業がお客さんに提供しているものはなんでしょう?旅行?快適?リラックス?幸せなひと時?…

お客さんが求めているものは、飛行機チケットでも宿泊施設でもありません。美味しい料理や温泉も、実はそのものを求めているのではない。

お客さんが観光や旅に求めているものは“体験”です。美味しい料理を食べたり、美しい景色を眺めたり、ゆっくり温泉に浸かったりして、ワクワクしたいのです。つまり、顧客が欲しているものは「ワクワクする体験」といえます。

実は、この体験を求めているという考え方は観光業界に限ったものではありません。飲食業界もアパレル業界も、すべて顧客はワクワク体験を求めているのです。中でも観光業界は、そのワクワク体験を創りやすい業界です。ワクワク体験を生みだして、それを顧客に提供すれば、価格による争いから抜け出すことも可能なのです。

ワクワク体験を創りだす販促術

顧客をワクワクさせるには、どのような商品を提供すればいいでしょうか?顧客はどんなものにワクワクするのでしょうか?そのためのヒントとなるワードは「今までとは違う新しいもの」です。顧客はいつでも、今までとは違う、新しいものでワクワクする体験をしたいと思っています。ワクワクする体験を見せられれば、顧客にとって価格はたいして重要なものではなくなります。顧客に価格で比較されたくなければ、他にはない新しいものを発想しなければなりません。例えば、こんなサービスがあれば顧客はワクワクするかもしれません

新たなストーリーの提案

あるパッケージ旅行も、そこに特別なストーリー性をもたせると違う魅力が生まれるかもしれません。例えば、SNSにアップするための美しい写真が撮れる「SNS撮り溜めスポットをまわる旅」という切り口なら、SNS好きのワクワク感を刺激することでしょう。商品は変わらなくても、違う見せ方ができれば、引きつけることができます。特に「ストーリー性」は人の関心を引きやすい要素です。

新しいアピールをする

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観光商品を紹介するツールも、新しいアイデアがあれば見る人をワクワクさせられる可能性が高くなります。パンフレットなどの文字と写真だけの訴求よりも、動画のほうがリアルで臨場感がより伝わります。

紙媒体のパンフレットから動画サイトにアクセスできるようQRコードを埋め込めば、見る人はいつでもスマホから現地の大自然や煌びやかな夜景、宿泊施設やなどを疑似体感することができます。見た人は文字や写真よりもワクワク感を得られることでしょう。

観光商品こそワクワク体験を売ろう!

人は誰でもワクワクする体験を望んでいます。それが、観光や旅行となればなおさらです。このワクワクしたいという気持ちを活かさない手はありません。

とにかく顧客を「どうすればワクワクさせられるか」を発想しましょう。そのためには顧客の価値観を理解するように努めることが大切です。顧客の欲しているものを知り、ワクワク体験を生みだせれば、価格とは違う次元で競争することができるのです。顧客をワクワクさせましょう。

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