ポスター制作のコツ! 印象に残るデザインは?

ポスターを制作する上で何よりも大切なのは、ターゲットの印象に残るデザインになっているかどうかです。せっかく作っても、目にとまるようなビジュアルになっていなければ、景色として流されてしまいます。では、どのような点に注意すれば、印象に残るビジュアルに仕上がるのかを解説していきます。

目次
  1. ポスターはキャッチコピーとレイアウトで決まる
  2. 展示会で目立つポスター制作のポイント
  3. 行政・自治体ポスターを制作するときの注意点
  4. まとめ

ポスターはキャッチコピーとレイアウトで決まる

ポスターを制作する前に、チラシとの違いを把握しておくとよいでしょう。チラシはターゲットに手に取ってもらえる「配布ツール」であるのに対して、ポスターはターゲットが持ち帰ることのできない「掲示ツール」です

チラシはA4サイズのペラかB4サイズの折り込みで作ることが主流なので、仕上がりのサイズはポスターよりも小さいですが、裏面などを使って情報を網羅的に掲載して、あとでじっくり読んでもらえる作りにすることができます。

逆にポスターはA2やB2以上の大きなサイズで作ることが多いのですが、配布することができないので、ターゲットに素通りされないよう、瞬時に内容を伝えられるビジュアルにしなければいけません。

知ってほしい情報が多くても、詰め込みすぎてしまうとゴチャゴチャしてしまい、ポスターらしからぬデザインになってしまいます。掲載する情報は必要最低限のものに絞っておきましょう。

  • キャッチコピー
    文章ではなく、短いフレーズでインパクトを与えられるものにしましょう。ターゲットに直接語りかけるような言い回しや、一般的な表現と意表を突いた表現を掛け合わせた言い回しなどにすると効果的です。
  • レイアウト
    文字や画像情報を複数配置する場合は、情報の優先順位をつけて強弱をつけるといいでしょう。人は「Z」のように左上から右下に視線を動かしていきますので、このルートに沿ったレイアウトにしておくと視線が迷子にならずにすみます。

展示会で目立つポスター制作のポイント

展示会で魅力的なブースを作る上で、ポスターをパネルにして掲載するのが効果的です。
展示会のポスターは、遠くにいる人たちの興味を引くだけでなく、このブースでは何を紹介しているのかをパッと見て示せるようにするのが大切。ただし、情報を盛り込むのは厳禁。情報量が多いと、その分、インパクトが薄れてしまいます。
ポスターは「見てもらう」媒体であり、「読んでもらう」媒体ではありません。より詳細に情報を伝えたい場合は、チラシを別に作り、そちらに情報を預けるようにしましょう
また、ブースのデザインとの調和も考えなければいけません。たとえば壁紙と同じ系統の色面積が多いポスターを作ってしまうと、同化して、印象が弱まってしまいます。空間の一部の装飾であることは意識しておきましょう。

行政・自治体ポスターを制作するときの注意点

行政や自治体のポスターを制作する際は、仕様書がありますので、まずはしっかり読み込みましょう。デザインを出すにあたって、複数案の提示を求められることが多いので、幅広いバリエーションの提示が大切です
たとえばメインで使用する画像を「イラスト案」と「写真案」を織り交ぜるなどすると、提案に幅を出すことができです。また、イラストや写真を1枚だけ使用するパターンと複数使用するパターン、全体のテイストがシンプルなパターンとポップなパターンなど、先方が選びやすいように提案するとスムーズです。
購入素材がNGであれば、イラストの場合は描き起こし、写真の場合は撮影となりますので、カメラマンやイラストレーターには買取である旨は伝えておきましょう。
また、作業をするデザイナーもできれば、一人より複数を起用できると、同じテーマにおいても異なる世界観のデザインがあがってくるでしょう

まとめ

ポスターの制作においては、掲載する情報が必要最低限のものに絞った上で、効果的なキャチコピーとレイアウトを組みましょう。視界に入った時に印象に残りやすいようなデザインにする上で、情報がゴチャゴチャしているのはNGです。また、行政・自治体のポスターを作るときは、提案するデザインのバリエーションが必要になるので、制作会社の選定においては、幅広いテイストが出せるよう、複数のデザイナーの起用が可能か制作会社に確認してみるとよいでしょう。

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