理想のパンフレットのデザインは発注から始まる

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パンフレットを発注したけれど、こちらの意図を汲んでくれず、納品まで予想以上に時間がかかったという経験はございませんか? 制作会社のヒアリング不足やクオリティに問題があったのかもしれませんが、必ずしもそれだけが原因とも言えません。発注の際に「こうして欲しい」という要望をきちんと伝えきれていなかったということも考えられます。

デザインのイメージを共有すべし

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発注サイドと制作サイドの間において、もっともズレが生まれやすいのがデザインです。「かっこよくしてね」「おしゃれにお願い」
デザイン発注の際によく使われる言葉です。発注する側は自分の頭の中でイメージができているのかもしれませんが、デザイナーはそれを聞いただけでは、うまくデザインすることができません。なぜなら、かっこいいもおしゃれも人によって違うからです。Aさんにとってはかっこよくておしゃれでも、Bさんにとってはイマイチかもしれません。
デザイナーは魔法使いではないので、こうした抽象的な言葉だけで、発注側が希望するデザインを汲みとることはできません。とはいっても、発注側も具体的にここをこうして欲しいと伝えるのは難しいですよね。ですから、打ち合わせの際に、世に出ているパンフレットや雑誌、ホームページなどからイメージに近いデザインを制作サイドに見せることをおすすめします。そうすることで制作サイドは発注サイドの求めているデザインを理解することができるのです。面倒だと思われるかもしれませんが、何度もデザインを修正するロスを考えればやっておきたいことです。
また、制作をする上で怖いのが校了直前のどんでん返しです。担当者が納得いくものでも、最終決定権のある社長が気に入らなかったためにデザインテイストを大きく変えることもあります。そうなった場合、制作会社としては追加修正費をお願いせざるをえません。このような事態を防ぐためにも、社内での意思疎通は先に済ませておくことをおすすめします。

スケジュールは猶予を持って

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発注の際に、当然自分たちの要望を伝えることになりますが、制作サイドにとってそれは時に無茶に感じられることもあります。たとえば、いきなり二週間でパンフレットを作ってくれと言われても、印刷の都合もありますし、ページの構成案や原稿を全て支給していただいたとしても基本的には対応することは難しいでしょう。また、納期をしっかりと決めて作り始めた場合でも、デザインを提出した後に、やっぱりこれも入れたい、あれも入れたい、これを入れるのを忘れていたと赤字を数多く入れられ、翌日修正が欲しいと言われても、対応できないことがあります。デザイナーは他の仕事も抱えているわけですから、一日中、一つの案件に携われるわけではありません。明日までにやってと言われてもできる場合とできない場合があります。こうした事態を防ぐため、行き当たりばったりではなく納品までのスケジュールを制作側と合意した上で動くようにしましょう。原稿を書きなおすのも、デザインを修正するのも、校正するのも時間がかかるもので、急いで制作しなければならない事情があるにしても、そうした作業にかかる時間を少なく見積もってしまうと、実際に出来上がるものは中途半端になりかねません。スピード感は大事ですし、納期に間に合わせるのは絶対ですが、いい物を作るためにはそれ相当の時間がかかりますので、発注は早めにすることをおすすめします。

制作会社はコンテンツを作るプロです。パンフレットをはじめ、様々な媒体を制作するノウハウを持っています。しかし、そのパンフレットは制作会社が自社たちのビジネスを紹介しているのではなく、お仕事を依頼してくださった発注者様のビジネスを紹介しているものです。だからこそ、発注サイドには「こういう情報を入れてほしい」「こういうテイストのデザイン」にしたいといった具体的なリクエストをいただく必要があるのです。制作サイドはそうしたリクエストにどう応えるのか提案することで、互いに納得のいくパンフレットが出来上がるのです。

 

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