会社案内にはどんなコンテンツを載せればいいの?

会社案内の代表挨拶、社史

会社案内を作ってみたけれど、あまり活用できていないという話はよく耳にします。活用しやすい会社案内を作るには制作前から考えることがたくさんあります。多くの人に手にとってもらえる会社案内を作ろうと思ったら、何から始めたら良いのでしょうか。制作の手順と注意すべきポイントを見ていきましょう。

制作目的をよく考えよう

会社案内は、会社の顔ともいうべきツールですから、その用途は多岐に渡るのが一般的です。しかし、だからといって汎用性ばかりを考えた会社案内では、会社の“性格”までを伝えられる会社案内にはなりません。

自分たちの会社のことを知ってもらいたい、興味をもってもらいたいと本気で思うなら、相手の関心のあることや本当に知りたいことを伝えなければなりません。見る人を想定もせずに会社案内を作っていては、形だけで伝わらないか、言いたいことだけ言う手前勝手な会社案内になってしまいます。もっとアピール力のある会社案内を制作するには、まず会社案内の使用用途を確認し、見る人が誰なのかを決める必要があります。

会社案内を見る人が本当に知りたい内容とは、簡単にいえば「どういう会社なの?」という質問に答えることといえるでしょう。しかし、会社案内を見る人が知りたいことは、使用用途によって、つまりお客様(読み手)によって当然違ってきます。どんなお客様向けのパンフレットを作るのか、何のためにパンフレットを作るのか、まずは目的を明確にしていきましょう。この章の内容はこちらの記事でもご紹介しています。

目的設定

制作前に準備すべきこと

会社案内や社内報を作る際に、何を準備しておけばいいのでしょうか。準備をすべきことは6つあります。

1.誰に向けた制作物にするかターゲットを考えます。

2.何を伝えたいかやデザインのコンセプトを決定します。

3.具体的な掲載事項を書きだしてみます。具体的な情報収集、素材収集もします。

4.大きさやページ数を決めます。予算も考えながら、どのようなサイズ、形にするのか考えます。

5.ページの割り振りを決めて、ページ内に入れる内容を整理していきます。制作会社に依頼する場合も、どのページに何を入れるか、おおまかに整理しておくとあとがスムーズです。

6.素材がすべてそろい、どこに何を入れるかまで決めた時点で、入れたい要素をいかすためのデザインはどんなものか考えます。他社の会社案内を取り寄せたり、制作実績の多い制作会社へ依頼して過去の会社案内などを見せてもらったりすると参考になります。

よい制作物を作るためには、しっかりとした準備が必要なので、以上の手順でパンフレット制作の準備を進めてみてください。この章の内容はこちらの記事でもご紹介しています。

用紙選びのポイント

会社案内で最も印象に残るのは視覚的情報、つまりデザインによるところが大きいわけですが、実際に手に取った時にどう思われるかも意識する必要があります。つまり、どのような紙を選ぶのかという点が重要になります。

用紙の選び方は主に重さで選ぶことになります。印刷に使う用紙の重さはkg単位で表されます。会社案内でよく使われる紙の重さは3つです。

90kgの印刷用紙は軽やかで手に取りやすいという特徴があり、低コスト商品がウリの、アットホームな雰囲気の小売業などに向いています。

110kgの用紙はオーソドックスな種類で、一般的、安定的、典型的といったイメージ作りができます。

厚みのある135kgの用紙は、高級感を演出するのに向いています。高額商品を扱う企業にぴったりの用紙です。

会社案内の作成には用紙の重さだけではなく、コート紙・マットコート紙・上質紙などの光沢や手触りの違う紙質、穴あけなどの加工によっても異なる印象付けができます。この章の内容はこちらの記事でもご紹介しています。

用紙

会社案内に必須のコンテンツとは?

会社案内は自社を示す名刺のような存在。名刺には会社名、名前、住所、連絡先が必ず書かれているように、会社案内にも押さえておきたいコンテンツがあります。
自社の営業がお客様にお渡しした後は営業マンの代わりとなって会社をアピールする貴重なツールです。流し読みされないように、デザインやキャッチに目を惹きつける工夫が必要です。載せるべきコンテンツの紹介とともに、気を付けたいポイントをお教えします。

代表取締役の挨拶

会社案内を開いた時、見開きページに載せる定番コンテンツが会社の顔である代表取締役の挨拶文です。商談などに直接出向くのは営業マンですが、トップのメッセージが出ていることで、顧客側はその会社の想いを知ることができ、自社のビジネスパートナーになりうるか判断します。

ホームページに載せている挨拶文をそのまま流用するケースも多く見られますが、語りかけるような文面に再編集することで、会社案内を見る人に対して、よりメッセージ性を高めることができます。また、代表取締役の写真を掲載したり名前を直筆にしたりすることで、社長の「人間味」を表して読み手に親近感や信頼性をもたせるだけでなく、印象に残りやすくなるため、デザイン的にもグッと引き締めることができます。

代表取締役の挨拶では、出来るだけ小難しい文章ではなく、わかりやすいメッセージを語りかけるような文体にすることで、読みやすい文に仕上がります。思いやビジョン、ストーリーをメッセージにして、読んでくださる方に自社について理解してもらいましょう。

事業案内

会社案内において特に重要なのが事業内容の紹介です。ここでいかに自社の優位性や特長を示せるかが、商談の鍵を握ると言っても過言ではありません。多岐にわたる事業を展開している場合、テキストと写真を並べただけでは内容が伝わりづらくなりますので注意が必要です。

事業全体を示すページと事業別に掘り下げたページを双方用意することで読みやすさの向上を図るのも一つの手です。弊社ウララコミュニケーションズでは雑誌編集で培ったお客様に説明しやすい見せ方をご提案させていただきます。実際に営業スタッフがお客様に説明しやすい内容になっているかどうかの検証も怠りません。

沿革・社史

沿革や社史は文字通り会社の歴史を紹介するページです。会社がどのような歴史を辿ってきたのかを伝えることで、読み手に対して今後の成長への期待感や歴史が作り出す信頼感を訴求することができます。

とはいえ、流し読みされやすいページでもあるので、単にこれまでの流れを箇条書きするのではなく、トピックに写真を付けたり、ストーリー性を演出したデザインにしたりすることで、目に止まるような工夫をご提案します。

歴史の長さは企業を社会に果たしてきた役割や信用に比例します。歴史が長ければ長い会社ほど沿革の紹介をしっかりと掲載した方がよいでしょう。但し、余りにも自社に特化した出来事を詰め込み過ぎても読まれない可能性もありますのでバランスが大事です。

会社概要

会社概要は会社情報をまとめたコンテンツで裏表紙やその裏側の面(表3)などに掲載されることが多いです。

どうしても文字の占める割合が多いページになってしまうので、問い合わせに繋がるように電話番号に色をつけて目立たせたり、会社の外観や地図を併せて掲載したりすることで、単調にならないようにデザインに工夫をします。

どのコンテンツにしても、会社案内を読む人の興味がどこにあるのか、何を知りたいのか、何を期待して読むのかを十分に把握する必要があります。最後まで見てもらい、会社を覚えてもらうことが大事なので、常に読み手の事を考え、自社のアピールができる内容にしていきましょう。

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