広報誌の作成で、デザインがよくなる発注のコツ

170613_1

自社の広報活動の一環として、広報誌を作成するという選択があります。広報誌と言っても、自社の事業や理念などを広く知ってもらうためにつくる広報誌の他に、特定の人(会員や従業員)に対して情報を発信する会報誌も含まれます。

広報誌を作成する際、自前で全てできれば良いのですが、不慣れな場合、逆にコストがかかってしまった上、中途半端なものが出来上がるリスクを孕んでいます。そもそも制作を得意としている人材がいないのであれば、デザイナーやデザイン会社などに発注するのがベターです。しかし、外注先はあなたの会社についてそれほど詳しくはありません。効果の高い広報誌を作成するためには発注の際にコツがあります。そのコツを3つまとめました。

コンセプトメイキングのコツ

広報誌を作るにあたって、まず取り組むべきは骨子作りです。何のために作るのかという目的や、何を伝えたいのか、どのような広報誌にしたいのか、といった今後進めるにあたって重要なポイントを決めていく必要があります。

これらの内容を一般的にはコンセプトと呼びますが、コンセプトがない状態で外注することは非常に危険です。会社のことをよく知らない社外の人材では、決められないことも多いという点、そしてコンセプトメイキングから携わってもらった場合にコストが非常に高くついてしまうという点がリスクとなってしまいます。

コンセプトを作る際にはできるだけ社内の人材で集まり、決めていくようにしてください。何を決めなくてはいけないのか、何を確認する必要があるのかを会議の前に担当者が洗い出しておくことがコンセプトメイキングのコツになります。

イメージを伝えるコツ

口頭や文章のみで人にイメージを伝えるとうのは非常に難しいことです。もちろん、不可能ではありませんし、漠然とした情報のみを受け取った方が、インスピレーションが湧いて良いものを作れるというデザイナーも中にはいます。しかし、それはとても少ないということを覚えておいた方が良いでしょう。

曖昧な情報でデザイナーに発注すると、多くの場合イメージと異なるものが上がってくるため、それをベースに修正を繰り返すことになり、時間もコストも浪費することになります。

そこで、イメージを伝えるコツとして、イメージの参考となるサンプルを集めることをオススメします。他社のものになると思いますが、イメージに近い広報誌をできるだけ集めてみてください。写真の雰囲気はこれ、全体の構成はこれ、文章の感じはこれ、など、それぞれのイメージに近いデザインサンプルを指定したほうがデザイナーにとってもイメージが掴みやすく、上がってくる初校も完成形にそれほど遠くならないはずです。

デザインの効果を高めるコツ

170613_2

デザインの発注はどのようにしていますか?クラウドソーシングが広まっている今日では、日本全国いや世界各国へもパソコン一つで発注ができてしまう時代です。しかし、完璧な完成イメージを既に持っているのであれば別ですが、デザインの効果を高めた広報誌を作ろうと考えているならば、直接会って発注することがコツです。

クラウド上でやり取りをしている場合、デザイナーは基本的に指示内容にできるだけ忠実に作ろうとします。そのため、サプライズのない無難なデザインが上がってくるでしょう。しかし、直接会って話しながらイメージを伝えることができれば、その場でデザイナーよりアイデアの提案を得ることができるかもしれません。ディスカッションを通して依頼を行うことができればより細かなニュアンスやイメージが伝わりやすくなり、さらにはデザイナーの持っている能力も十分に活用することができるのです。

コンセプトに沿って、素晴らしいデザインがあがってくれば、とても効果の高い広報誌ができあがることでしょう。

実績あるプロにお願いしてみる、問い合わせはこちら

制作事例 / 広報誌

  • 機器製造会社 社内報制作

    アネスト岩田株式会社

  • Webビジネス会報誌制作

    MGT

  • 通信講座会報誌制作

    株式会社ユーキャン