会社案内の印象は会社の印象を左右する!?
取引においても採用においても、会社案内は会社を説明するときのマストアイテム。いわば会社案内は“会社の顔”ともいえます。
会社の顔ですから、相手にいい印象をもってもらう必要がありますよね。初めて接する人は、会社案内に好感をもてば、その会社にいい印象を抱きます。ビジネスシーンでもリクルートでも、会社案内の好感度はその後の結果に影響を与えるといっていいでしょう。でも、会社案内の好感度っていったい何でしょう?
会社案内の好感度とは?
会社案内の目的は、その会社を理解してもらうことですよね。ですから見やすい、分かりやすいということが好感度を上げる大前提といえます。会社案内を開いた瞬間に、もう見たくなくなる誌面デザインや、ページをめくって読み進めてもよく理解できないような作りでは、とても好感度の高い会社案内とはいえません。つまり会社案内には、見た目の好感度と中身の好感度が必要といえます。
見やすくて、内容がすんなり頭に入ってくる会社案内であれば、相手はその会社にも好感をもってくれる可能性が高くなります。好感度の高い会社案内は、その会社の第一印象を良くすることができるのです。
会社案内の好感度を上げるポイント
会社案内の好感度を上げる目的は、自分たちの会社を好きになってもらうこと。相手が取引候補なら、取引してもいいかもと思わせる。リクルートならこの会社感じいいなと思われる。相手に好きになってもらうには当然、相手目線の作りをするのが一番です。
・文字の大きさが適切
文字の大きさは読みやすさに直結してきます。つまり、文字の大きさ一つで、その会社案内の印象が変わってしまうということ。小さすぎる文字では相手は読むのに疲れてしまいますし、大きすぎる文字では情報量の少ないスカスカの誌面になってしまいます。
一般的に読みやすい文字の大きさは8~12ポイントとされています。読みやすさは、フォントや行間などにも左右されるので絶対的ルールではありませんが、このポイントの範囲で調整すれば読みやすさを大きく損なうことはなさそうです。
・文字と写真の割合が適度
誌面における文字と写真などとの割合も読みやすさに大きく関係してきます。文字だらけの誌面よりも、適度に写真やグラフなどが載っている方が読みやすいのは明らかです。しかし、これも写真をたくさん載せればいいというものではありません。写真ばかりの会社案内では、相手に稚拙な印象を与えることになりかねません。やはり、バランスが大切です。
一般的には、誌面における写真の面積率が50%前後だと読みやすいとされています。会社案内ではインテリジェンスも必要ですから、もう少し比率を下げてもいいかもしれません。
・写真のクオリティは一定のレベルが必要
写真を適度に使い、読みやすい誌面作りをしたとしても、その写真のクオリティが低いと印象は台無しになってしまいます。写真のクオリティは、会社案内そのもののクオリティに直結すると考えてもいいでしょう。商品写真を社員が撮った画像を使用したり、社内行事の模様にスナップ写真なんかを使ったりすると、途端に誌面のクオリティが下がります。会社案内に載せる写真はよく吟味する必要があります。できるだけプロが撮影したものを使うようにしましょう。
・一番知りたいことがすぐに分かる
会社案内を見た人が、一番知りたいことって何でしょう?それは、「この会社は何をやっている会社なのか?」ではないでしょうか。会社案内にはほぼ必ず会社概要というページがあり、その中には「事業内容」という項目があります。事業内容にはその会社が行っている事業が載っていますが、これが多岐に渡り何をやっている会社なのか実に分りづらいことがよくあります。
特に社歴の長い会社は事業が多くなり、複雑になるもの。それは致し方ないのですが、会社案内では完結に“何屋なのか”を明記すべきです。事業内容でなくスローガンでも、導入ページでもかまいません。「で、いったい何屋なの?」と思われない作りにしましょう。
会社案内は読む人目線で
会社案内の印象はちょっとしたことで違ってしまうもの。
読む人のことを第一に考えれば、いろいろなポイントが見えてきます。自分たちのことを紹介するとなると、ついつい自分本位で紹介しがちですが、それでは高い好感度は得られません。読む人目線が好感度の高い会社案内にする最大の秘訣ということを忘れないようにしましょう。