読まれる広報誌のデザインとレイアウトを考えるコツとは?

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読まれる広報誌のデザインとレイアウトを考えるコツ

広報誌はその目的やテーマによって読む人の性別、年齢、職業、趣味趣向がそれぞれ異なります。そこで、デザイナーは広報誌のコンセプトを踏まえ、読ませたい人に読んでもらえるデザインやレイアウトを考えていきます。どんなポイントに留意して広報誌のデザイン・レイアウトを考えていけばよいのでしょうか。そのコツについてまとめました。

伝えたいことの優先順位はついているか

新聞の紙面を見てください。記事によって写真の大きさや文字の大きさが違うことに気づくでしょう。新聞は優先順位の高いニュースを大きく、優先順位の低い記事は小さく扱います。優先順位に応じて紙面にメリハリをつけているのです。そのため、忙しい人は大きなニュースを中心に読んだり、大きな文字のみ目を通したりします。逆に新聞や雑誌が全て均一の文字で埋め尽くされていたとしたらどうでしょうか?メリハリのない誌面は何が重要で、何について書いてあるのかよくわかりませんよね。さらに、どこから読んでいいのかわかりにくく、「つまらない」という印象を与えてしまいます。

どんな広報誌にも「特に読ませたい記事」というものがあります。記事の内容に優先順位を決めてメリハリのあるレイアウトをすることによって読む人の興味を引きつけることができるのです。

記事にメリハリをつけるコツ

素晴らしい文章でどんなによい記事だとしても、文字ばかりの誌面では興味を引きつけることはできません。そのため、誌面に賑やかさを出すことが大切です。例えば、記事の内容に関連する写真やイラストなどを使うことによって、見た目のメリハリをつけることができます。写真やイラストはメリハリを出すだけではなく、記事の内容をわかりやすく補足してくれる効果もあります。ただし、使いすぎはかえって記事の内容を抽象的にしてしまうので注意が必要です。

誌面の印象を決めるわかりやすいレイアウトのコツ

広報誌だけでなく、すべての読み物に言えることですが、誌面の印象を決めるのは「文字の大きさ」と「行間」です。広報誌などのデザインを行う際には特に気を遣いたい部分になります。ここでどのような選択をするかで、作成した広報誌の印象は大きく変わってしまいます。

レイアウトを考える際、タイトル、見出し、本文、キャプションといった文章のパートを抜き出します。それらの大きさを変えてメリハリをつけ、さらにそれぞれの文字の大きさと行間を揃えることによって誌面に統一感が出て読みやすい広報誌になります。

文字の大きさは、読むターゲット層によって変えるのが望ましいでしょう。高齢の方が主なターゲットだった場合、小さな文字ばかり使っては、「読みにくい」「見づらい」といった印象しか与えません。逆に子どもが主なターゲットの場合は難しい漢字は避け、できるだけわかりやすい文章を心がける必要があります。

行間については、つまりすぎても開きすぎても「読みにくい」「見づらい」といった印象になってしまいますので、バランスのとれた行間を決めることが大切です。

 
デザイン・レイアウトにはデザイナーの個性が反映されてしかるべきなのですが、読み手に読みやすいものであること、誌面にメリハリをつけることは読まれる広報誌を作るためには欠かせないポイントです。この2つを押さえた上で、デザインの特徴や差別化について考えていくのが良いでしょう。

 

表紙デザインのコツ

広報誌を作るために欠かせないのが広報誌の第一印象を決める表紙デザインです。表紙デザインの如何で注目されるものになるかどうかが決まると言っても過言ではありません。表紙を作るコツは3つあります。

1つ目は視察です。広報誌が設置されるであろう場所を確認しましょう。そして次に、書店に行きましょう。広報誌のターゲット層が好みそうな雑誌や書籍をチェックします。どのような文字が好まれているのか、写真は?イラストは?レイアウトは?一番響きそうな手法を探ります。

2つ目はサブターゲットを意識することです。メインターゲットから周囲に意識を広げる必要があります。伝えたいこと、必要なことをリストアップしましょう。そして発信するターゲットを再確認します。そして、そのターゲットの周辺も意識してみましょう。これらサブターゲットも含めた上で伝えたいこと、必要なことをリストアップしてみてください。

3つ目は100%伝わることを目指さないことです。100%伝えることを目指してしまうと、情報量が多すぎて結局何が言いたいのか全くわからなくてしまい、ターゲットに響かないものになってしまいます。この章の内容はこちらの記事でも紹介しています。

広報誌制作の流れ

広報誌をつくるステップは7つあります。それぞれのステップをざっと見ていきましょう。

デザイナー

1 企画を作る

「コンセプト」と「ターゲット」、つまり誰に向けて、何を知らせたいのかを考えることが、企画を考える第一歩です。企画が固まったら「台割」と呼ばれる広報誌全体の設計図を作ります。そして広報誌のサイズ、ページ数、配布までの制作スケジュールも決めていきます。

2 取材&撮影

企画の内容が固まったら、その企画を実現するための取材をしましょう。取材の内容によってはプロのライターやカメラマンに外注することも考えられます。

3 デザイン

デザインを組むのはデザイナーの仕事ですが、デザインの雰囲気や、どの部分を強調したいのか等、希望するイメージをデザイナーにしっかり伝えることが大切です。

4 執筆

取材した内容をもとに、原稿を書きます。広報誌の場合は見やすいことが大切なので、先にデザインを組み、その文字数に合わせて原稿を書くほうが、全体の構成のバランスよくなります。

5 校正・校閲

校正とは、誤字脱字などがないかを確認すること、校閲は、内容の事実確認をすることです。固有名詞や店舗名などに間違いがあると各方面に迷惑をかけてしまうことになるので、最後の最後までしっかりチェックをしましょう。

6 印刷

デザインが完成したら、印刷所に入稿します。入稿後に色校がありますが、色の確認に止め、デザインの大幅な修正は避けましょう。なるべく入稿時に完全な状態のデータを作ることが、最終的にミスを引き起こさないためには大切です。

7 配布

色校を印刷所に戻すと、印刷をして冊子の状態で納品されて完成です!この章の内容はこちらの記事でも紹介しています。

デザインを外注する際のポイント

効果の高い広報誌を作成するためには発注の際にコツがあります。

打ち合わせ

まずはコンセプトメイキングです。何のために作るのかという目的や、何を伝えたいのか、どのような広報誌にしたいのか、といった今後進めるにあたって重要なポイントを決めていく必要があります。

次にイメージを上手に伝えることです。イメージを伝えるコツとして、イメージの参考となるサンプルを集めることをオススメします。イメージに近いデザインサンプルを指定したほうがデザイナーにとってもイメージが掴みやすく、上がってくる初校も完成形にそれほど遠くなりづらくなります。

最後に、デザインの効果を高めることが挙げられます。デザインの効果を高めた広報誌を作ろうと考えているならば、直接会って発注することがコツです。ディスカッションを通して依頼を行うことができればより細かなニュアンスやイメージが伝わりやすくなり、さらにはデザイナーの持っている能力も十分に活用することができるようになるからです。この章の内容はこちらの記事でも紹介しています。

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