ホームページを制作する前に準備しておくこと

ホームページ制作は「発注さえすれば完成する」というわけではありません。事前の準備として、ホームページの全体像や方向性を決めておくことが必要です。ここでは事前準備として、どのようなことが必要なのかを解説していきます。

目次
  1. ホームページ作成から公開までの流れ
  2. ホームページ制作会社に依頼する際の事前準備
  3. Webサイト制作前に必要なデータの準備
  4. まとめ

ホームページ制作から公開までの流れ

まずはホームページ公開までのおおまかな流れを把握しておきましょう。一般的なWEBサイトの流れは以下のステップになります。

  1. ドメイン・サーバーの準備

    ドメインとは、ウェブサイトを閲覧する際にサイトを特定するために必要なものになります。仮に、「https://urala-design.jp/」であればドメイン名は「urala-design.jp」となります。ユーザーが覚えやすく、わかりやすいものを選んだり、ブランド名や企業名などをドメイン名にするなどするとよいでしょう。

    つぎにサーバーですが、ホームページのデータを保管し、インターネット上に公開するもので、WEBサイトの公開には必要不可欠となります。大きく分けると、自社サーバーを構築する方法とレンタルサーバーやクラウドサーバーを借りる方法があります。

    自社サーバー

    カスタマイズを自由におこなうことができ、しっかり構築すればセキュリティの安全性が高いのですが、サーバー管理に関する知識や技術を持ったエンジニアが必要です。また、設備を導入するためのコストも高額で、トラブルがあったときは自分たちで対応しなければいけません。

    レンタルサーバー・クラウドサーバー

    レンタルサーバーは、文字通りサーバーをレンタルできます。自社サーバーに比べて、月々の利用料はかかりますが、自社サーバーに比べて導入までのコストが安く、専門知識のあるエンジニアがいなくても問題ございません。
    クラウドサーバーは、インターネット上でサーバーを利用するものになります。自社でサーバー構築・運用の手間がかかるため、初期費用は無料であったり、導入コストが抑えられるメリットがあります。また、構築や運用の手間がかかる分、カスタマイズの自由度が高く、スペックの変更も自由にできます。

  2. ディレクトリマップ、サイトツリー、ワイヤーフレームを作成する

    ディレクトリマップとは、WEBサイトのページを一覧にまとめた表のようなものです。どんなページが必要なのかをピックアップし、タイトルや記事の内容、URLを表にします。
    サイトツリーとは、ページの構成をツリー状にしたもので、トップページから各ページがどのように遷移するかを視覚的にわかりやすくしたものになります。サイトツリーを制作することで、サイト全体の構成が把握しやすくなります。
    ワイヤーフレームとは、WEBサイトのレイアウトを決めるものになります。
    この3つを揃えておくことで、各作業者が共通の完成イメージを持つことができます。

  3. サイトのデザインを制作する

    ワイヤーフレームを基に、デザインツールを使いデザインを作っていきます。XDやPhotoshopなどで制作していきます。

  4. コーディングを行う

    HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を用いて、コードを書いていきます。1からコードを書いてデザインを再現し、動作や機能を付けてウェブサイトに落とし込んでいきます。

  5. アップロード、公開

    4で作成したコードを、準備したWebサーバーにアップロードします。FTPとよばれる、ファイルの転送ソフトを使用し、アップロードが完了すればWEBサイトは公開となります。

ホームページ制作会社に依頼する際の事前準備

ホームページの制作を依頼する際には、どのような準備が必要なのでしょうか。発注する際に、イメージをうまく伝えられていないと意図しないものに仕上がってしまう可能性があるので、事前準備をしておく必要があります。

まずは、サイトの方向性を決める為、コンセプトやターゲット層などを設定しておきましょう。ざっくりしたコンセプトだと、制作を行う複数の関係者のイメージが異なってしまうため、できるだけ具体的に決めておくことが重要です。

また、ディレクトリマップやサイトツリーは事前に用意しておいて、制作するページも事前に確認しておきましょう。制作にかかるコストを確認するためにも、コンセプトを基にどのようなページが必要になるのか洗い出しておくことが重要です。

Webサイト制作前に必要なデータの準備

Webサイトを作る上で、制作会社から必要なデータを求められる可能性があるので、事前にチェックしておくとよいでしょう。必要がない場合もありますので、制作会社と相談しながら進めていきましょう。

  1. 会社のパンフレットや商品カタログ

    自社はどのような会社なのか、商品にはどういった特徴があるのか等、制作するデザインの参考資料として、提示しておくと良いでしょう。会社のWebサイトやECサイトが既にある場合は、URLも共有しておきましょう。

  2. サイト内で使用する写真やロゴ等のデザインデータ

    サイト内で使用したい写真やロゴデータなどがあれば事前に提示しておきましょう。画像等が
    がない場合は有料画像を使用したり、制作会社が用意したりしてくれるので、その旨を伝えておくとよいでしょう。

  3. イメージのWebサイト

    こんなサイトにしたいという参考のサイトがあれば、ピックアップしておきましょう。トンマナやサイトの構成、こんな機能がほしいなど、詳しいポイントも併せて伝えておくとよいでしょう。

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まとめ

ホームページ制作を行う際には、依頼する前に制作の流れを把握し、サイトの方向性を決めておく事が必要となります。また、サイト制作に必要なデータを、制作会社に提出する必要があります。準備しておくことで制作もスムーズになるため、揃えておいて損はありません。もし準備することが難しければ、制作会社と相談して進めていくとよいでしょう。出来上がったサイトが「思っていたのと違う」とならないためにも、制作会社と密に連絡を取り合い、協力して制作を進めていきましょう。

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