印象は紙で変わる!住宅パンフレットを制作するなら知っておきたい紙選びのコツ

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パンフレットの印象を左右する重要な項目として、デザインや写真などが挙げられます。確かに見た目はとても重要で、初めて紹介する商品の信頼に大きな影響を与えます。商品は高額であればあるほど、ちょっとした印象の違いで敬遠されてしまうこともあります。特に住宅などは人生で最も高額なお買い物であるといえるでしょう。
パンフレットの印象を決めるのは何もデザインや写真ばかりではありません。意外と注目されにくいのですが、実は紙は与える印象にとても重要な役割を果たしています。今回は住宅パンフレットの紙選びのコツについてご説明します。

紙質で変わる印象の違い

パンフレットに使われる紙は、コート紙、上質紙、マットコート紙の大きく分けて3つあります。

上質紙

上質紙は一般的な紙で、最もよく使われるものです。安心感やお客様に寄り添った印象を与える紙になります。ボールペンなどで記入するのに優れているため、営業の際に書き込みをするのにも活用できるでしょう。

コート紙

表面がテカテカで、光沢のある紙がコート紙です。写真やイラストが映える素材のため、先進性やデザイン性といった特徴を強調できます。写真を多く使う住宅パンフレットには最も向いている紙かもしれません。

マットコート紙(半光沢紙)

マットコート紙(半光沢紙)はコート紙よりも表面のツヤが抑えられ、上質紙よりもツヤのある紙です。光の反射が抑えられるので写真の色味も落ち着いた印象になってしまいますが、その反面文字は読みやすくなります。ナチュラルな印象を与えたい、もしくは文章力で勝負したい場合にはオススメの紙です。

他にも、個性を出したい場合には、強度の高いクラフト紙や水濡れにも強いユポ紙、片面光沢あり、片面光沢なしのエスプリコートSSなどを選ぶこともあります。

パンフレットに適している紙の厚さ

パンフレット選びの際には紙の厚さもポイントです。紙の厚さで印象も大きく変わってしまうからです。一般的にパンフレット向きの紙の厚さは90kg、110kg、135kgの3つです。
ちなみに、この何kgとは印刷に使う原紙(裁断前の紙)1000枚の重さを表しています。

90kgの紙

チラシやフライヤーとしてよく使われ、パンフレットとしては薄めの紙です。薄いために軽やかな印象を与えます。ただし、枚数が少ない場合には安っぽく見えてしまうこともあるので要注意です。どうしてもページ数の多くなるカタログ兼パンフレットというような用途に向いています。住宅パンフレットではオプションが多い場合や特殊技術の説明にページを多く割きたい場合、提供できる住宅の種類が多い場合などに有用です。

110kgの紙

パンフレット用紙としてはスタンダードなものになります。迷った際には110kgにしておけば間違いはないでしょう。

135kgの紙

冊子の表紙やポスターなどによく使われる硬めの紙になります。枚数を限定してシンプルなパンフレットを作りたい場合には、135kgの紙を使うと高級感も出るため印象は良くなります。表紙のみ135kgにするというのも一つのテクニックです。重厚感が増すために住宅用パンフレットとして価値を伝えるにはふさわしいかもしれません。

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