採用活動や応募者の獲得に悩んでいる企業さんは多いと思います。そのためここでは採用に強い会社案内をどうやって制作するか記載いたします。ぜひご確認ください。
採用活動を意識した会社案内
通年採用、中途採用も珍しくなくなりましたが、企業の採用活動において新卒採用が人材戦略の上で重要なことは変わりません。将来的に会社の中核となりうる人材を確保するため、取引先などに配布する会社案内とは別に新卒の学生向けの会社案内を制作している企業が数多くあります。
そのため一口に会社案内とは言っても対象相手によって適切に制作し使い分ける必要があります。
印刷物の会社案内が記憶のカギ
現在は人員の募集方法として自社ホームページや就活サイト、転職サイトといったWEBサイト経由が多く、会社案内もWEB上に掲載されていますが、就職フェアや転職フェア、合同会社説明会などのイベントでは印刷された会社案内やパンフレットが必要不可欠です。
もしも自分が採用イベントにおいて何の資料も配られることもなく説明を受け、他の企業ブースを次々回ったとしたら…恐らく記憶の片隅にも残らないでしょう。印刷された会社案内は、イベントから帰った後に見直すことで説明会の様子を思い出す記憶のカギになるのです。
会社情報の取得は応募者に任せよう
また就活サイト、転職サイトにおいて会社の雰囲気を紹介する動画を使うことも多くなってきました。印刷物の会社案内に直接動画は載せられませんが、会社案内にQRコードを付けることでスマホの動画ページへ誘導する仕掛けを組み込むことも可能です。
WEBサイトにしろ印刷された会社案内にしろ、掲載されている情報に差異はありません。重要なことは、いかにして応募者に会社の情報を届け、魅力を感じさせるかです。そのためにO to O、オンラインとオフラインの垣根をなくして応募者にとって会社情報を入手しやすい環境を提供することが求められているのです。会社案内を印刷して作成し、配布するには手間暇がかかります。情報が更新されれば改定していく必要もあります。それでも需要があることに変わりありません。
採用版会社案内の方針決め
コンセプトを決める
会社案内・学校案内を作成する際にまず考えるべきことは、コンセプトです。用途や目的、ターゲットを明確にしなければ、いざ作り始めた時にブレが出てしまいます。
どういったコンテンツで会社を訴求するか
コンセプトが明確になれば全体の構成が見えてきます。どの会社案内・学校案内にも、代表者挨拶、事業内容やカリキュラム、沿革、概要といったコンテンツが共通して入るものですが、コンセプト次第で見せ方が変わってきます。商品やサービスをアピールしたいなら、他社との違いや、優位性を伝える必要がありますし、実績をアピールしたいなら、売り上げや、進学率などの具体的な数字を掲載することが効果的です。
デザインの方針決めは可能な限り明確に
コンセプト、コンテンツといった全体の枠組みが決まりましたら、デザイン制作と編集作業を行います。料理でいうと、前者は調理、後者は食材集めのようなもので、どちらが欠けても成立しません。編集作業は、写真やテキストの支給などでコストカットすることも可能ですが、紙面全体のクォリティを上げるためには、プロの手掛けた原稿や写真を使うことをおすすめします。
採用パンフレットのデザインについての解説記事はこちら
重要な校正作業、確認は念入りに
でき上がったページは複数人で校正をします。これは味見と同じで、イメージと違っていたらその都度修正をかけます。この作業は納品前の最終的なチェックになりますので見落としや間違いがないように念入りに行います。
印刷し納品されるまでにチェックしたいこと
納品に関してはあらかじめ余裕を持ったスケジューリングで動かれることをおすすめします。特に勘違いしやすい事としては、会社によって異なるものの納期という表現は出荷日のことを指す事も多いです。そのため、納期になってるのに到着しないという事態にならないよう、しっかりとタイミングは確認しておきましょう。
また部数やサイズにもよりますが、到着日は大きな荷物が搬入されることになりますので、状況により準備が必要です。
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