
自社のことを知ってもらうためのツールは様々ありますが、会社案内は、取引先向けだけでなく、採用のツールとしても活用が可能です。
また、会社案内とは別に、商品やサービスのカタロを制作することも、顧客への接点を強化するため重要な役割を果たしてくれるものです。
ただ、そうしたものを制作する会社はさまざまあり、どこに相談すればよいかは簡単ではありません。
ここでは制作会社の違いや、選び方、制作会社に相談する際に用意しておきたいものを紹介します。適切な制作会社を見つけることで、認知度や受注率のアップが期待できます。
どの制作会社に頼めばいいのか
制作会社には、自社でディレクターやデザイナーを持ち、印刷物からWeb、動画までを制作に対応するところ、優れたデザイン力に特徴のあるところ、Webや映像に特化したところなど、さまざまな種類があります。それぞれの特長を把握し、自分たちにあった制作会社を探してみましょう。
ご覧になっている「URALA TOOL NAVI」を運営しているウララコミュニケーションズのWebサイトでも、サービス内容や制作事例などを紹介していますが、多くの制作会社はこうしたWebサイトを用意しているので参考にしてみるといいでしょう。
制作会社と交渉するときに用意するもの
制作会社に発注する際にポイントとなるのは、依頼する側が何を制作したいのかを明確にしておくことです。印刷物、Web、動画制作では、それぞれ制作の方法も違います。
制作会社と交渉するときに、例えば、会社案内を作る場合は、下記のようなことを社内の制作に携わるメンバーと意見を出し合い、まとめておくと相談もスムーズになります。
1.制作物は何か
制作する媒体は印刷物なのかWebサイトなのか。そしてどのようなものを作りたいのかをイメージしておくことが大切です。
例えば、表紙(Webサイトの場合はトップページ)は写真にするのかイラストにするのか、全体のトーンはどのようなものにしたいのかなどをできる範囲で構わないので固めておきます。
2.どのような構成にするか
構成をどうするかも大まかに決めておきましょう。印刷物であれば何ページくらいにしたいのか、あるいは何ページが必要なのかなど、全体のボリュームもイメージしておきます。会社案内では次のようなコンテンツを入れることが一般的です。
- 表紙:会社名、企業ロゴ。
- 会社概要:会社の沿革、主要事業、ミッションやビジョン。代表者メッセージなど。
- サービス、製品、実績、事例紹介:サービスや製品の特長や強みなどを具体的に訴求します。
- 組織図、各事業部紹介:社員をピックアップして紹介。会社を具体的にイメージしやすくする。
- アクセス情報:連絡先や地図など。
- その他

3.どの程度の予算を制作物にかけられるか
コストがどのくらいかも大切な要素です。おおまかにどの程度の金額が支出できるかを算定したうえで、制作会社に相談しましょう。
大切な制作会社とのコミュニケーション
チーム内で意識や方向を確認した上で、いよいよ制作会社の選定や交渉に入ります。
制作会社の選定にあたって大切なことはコストや制作の流れ、スケジュールなど、依頼する側に経験がないとわからないことなどを、きちんと説明してくれるかどうかということです。
企画がまとまって最終的に納品されるまでには、時間もかかりますし、途中で意見の交換や、原稿の出し戻しなども必要となります。自分たちの作りたいものをどのように実現するかは、制作会社とのコミュニケーションにかかっています。
より良い会社案内の作成のために、以上のようなことを参考にしていただけると幸いです。