キャンペーンはどのようなタイミングで実施するでしょうか。新商品発売であったり、季節ごとの催事であったり、展示会への出展であったりするのではないでしょうか。通常のキャンペーンと異なり、展示会で行うキャンペーンにはいくつか特徴があります。その特徴を踏まえて、どんなキャンペーン手法だと効果が高いのか考察してみましょう。
効果の高いキャンペーン手法の選択
キャンペーン手法には、大きく分けて
- プロダクトサンプリング手法
- プレミアム手法
- プライス手法
- 制度手法
の4つがあります。
プロダクトコンタクト手法
実際に会って行うキャンペーンで、サンプルの配布などが該当します。
プレミアム手法
購入者、または応募者に景品をプレゼントするキャンペーン。
プライス手法
商品の値引きを行って試し買いを誘引するキャンペーン。
制度手法
ポイントカードなどを用い中長期継続的に行うキャンペーン手法です。
これらの中で、展示会で実施しやすいのはプロダクトコンタクト手法とプレミア手法です。その理由と内容について見ていきましょう。
プロダクトコンタクト手法の3つのテクニック
1.サンプリング
プロダクトコンタクトには3つのテクニックがあります。一つ目はサンプリングです。展示ブースで実際に使ってもらえるようにサンプリングを実施するだけで集客効果が高まります。特に飲食物に関してはその効果は絶大です。
2.モニタリング
モニタリングは、返却を前提にして商品をレンタルする手法です。商品が高額であったり、分割できないものの場合に用いられます。後日感想をもらうことなどを条件にモニタリングを行うと商談の機会につなげることも可能です。
3.デモンストレーション
実際に使ってみないとわからない体験型の商品の場合、お客様の前で実演することで性能をアピールすることができます。デモンストレーションも派手に行うことでブースへの集客効果が高まります。
プレミアム手法5つのテクニック
1.オンパック
パンフレットに付帯させるなど希望者にもれなく販促品をプレゼントする手法です。大抵は購入時となるのですが、展示会の場合はパンフレット受取時や商談時など条件をつけることが必要です。
2.応募全員型プレミアム
後日応募してもらい、応募者全員にプレゼントを行うという手法です。応募するという手間はあるものの、プレゼントが魅力的であれば応募人数は増えるでしょう。特に展示会ではその場で持ち帰ってもらうようにすると他社アイテムに埋没してしまうため、差別化を図る上でも有効です。
3.応募抽選型プレミアム
購入者に対して抽選で当選者を決める手法です。景品が豪華な場合に用いられます。豪華な景品は、数名しか当選しないとしても、非常にアイキャッチ効果が高いため、展示会での印象を強く残すことが可能です。
4.インスタントウィン
スピードくじでプレミアム品が当たるキャンペーン手法です。参加者の射幸心を煽る効果があり、購買意欲が高まります。ブースを訪れるリピーターを増やす効果もあります。
5.オープン懸賞
特に条件を設けずに、応募者の中から抽選で商品を進呈する手法です。商品の購入に限らず誰でも参加できることから、応募者が増える傾向があります。展示会においては大きな集客効果を望むことが可能ですが、その中からどれだけ成約につながるかについてはオープン懸賞だけでは難しいところです。