コトラーから学ぶ!パンフレットの効果を上げるためのマーケティング理論

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フィリップ・コトラーと言えば、ドラッカーの提唱したマーケティング理論をより実践的に提唱したマーケティング界の巨匠です。マーケティングはパンフレットの効果を上げることと非常に密接に関わってきます。と言うのも、パンフレットを使うことも企業のマーケティング活動の一環だからです。そこで今回は、コトラーのマーケティング理論を、パンフレットの効果を上げるという点にフォーカスして考えていきたいと思います。

パンフレットの効果を高める5つのステップ

マーケティングとは何か、その問いにコトラーは「ニーズに応えて利益を上げる」ことと定義しました。まず大事なことは顧客のニーズに応えられているかという点です。パンフレットに置き換えて考えてみると、そのパンフレットにお客さんが欲しがっている情報は詰まっているのかということになります。企業側が伝えたい情報を入れることはもちろん大切なのですが、それでは一方的な情報提供になってしまい、伝えたいお客さんが興味を持ってくれるとは限りません。自社の提供したい情報と、お客さんの欲しいと思っている情報とをマッチングさせることが最終的にパンフレットの「利益を上げる」ことにつながっていくのです。

パンフレットの効果を高める5つのステップ

コトラーはマーケティング手順を5つのステップにまとめました。このステップに合わせてパンフレット作りを進めることで効果の高いものを作ることができるようになります。
まずは『調査』です。パンフレットを制作するにあたってお客さんのニーズや市場動向、ライバル企業について情報を集める必要があります。この情報の精度が高ければ高いほどその後の過程の質が高まります。
情報が集まれば次に分析です。分析に該当するのが『セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング』です。お客さんのセグメント、パンフレットを使って伝えたいターゲットの決定、そしてどのようにパンフレットを作っていくかの位置づけを決めていきます。
3段階目が『マーケティング・ミックス』と言われる手法です。マーケティング・ミックスは「4P」「4C」とも言われます。4つのP(Place Price Product Promotion)、4つのC(Commodity、Cost、Channel、Communication)をミックスさせて効果を高めていくというものです。パンフレットについて限定すれば、どこにパンフレットを設置し、誰に対してどのように使っていくのかという具体的な活用方法に該当するでしょう。
4段階目は『実施』で、これはパンフレットの制作が該当します。最後は『管理』です。これはパンフレットが完成した後の管理方法などのシステムとなります。このように様々な側面から分析を重ねてパンフレットを制作していくことで、効果もクオリティも高いものが完成していくでしょう。

マーケティング3.0

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近年のマーケティングはマーケティング3.0、つまり第三段階に入っているとコトラーは述べています。マーケティング1.0とは大量に生産し販売すること、マーケティング2.0は商品やサービスの差別化戦略、そして3.0はソーシャルメディアを活用したマーケティングを指しています。フェイスブック、ツイッター、ラインとソーシャルメディアがかなり普及している今日、これらはマーケティングに不可欠となっています。ソーシャルメディアを活用した拡散、評価、口コミを増やすことでパンフレットの効果を高めることができるのです。パンフレットの配布と合わせたソーシャルメディアの活用をぜひ検討してみるといいでしょう。

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