病院案内やクリニック案内を制作することになったけれど、何を載せればいいのかわからないという担当者の方もいらっしゃると思います。何を発信したいのかを考える前に、自分が患者さんの立場だったらどういう情報が載っているとありがたいのかを考えることが大事です。その上で欠かすことのできないものとしては、以下のようなコンテンツがあります。
診療時間/休診日/アクセス
当然、診療時間と休診日、アクセス情報は載せますよね。言われるまでもないという声が聞こえてきそうですが、一番知らせないといけない情報なのに、ひっそりと載せている病院案内やクリニック案内も多く見受けられます。行ってみたはいいけれど、その時間帯はやっていなかった、道に迷って辿り着かなかったという不幸が生まれないように、診療時間と休診日については、裏表紙や最初の見開きページなど目立つところに図などにしてわかりやすい形にして配置しましょう。
初診の流れ/再診の流れ
初めて訪れた病院だとどういう風に予約すればいいのか混乱することがあります。また、久しぶりに訪れると予約の方法が変わっていた・・・なんてことも。そうした事態を見越して料金設定や受付方法、予約の取り方を紹介しましょう。また、患者さんはどの診療を受けるか悩むことがよくあります。たとえば、舌の痛みひとつ取っても、内科にするのか耳鼻咽喉科にするのか、はたまた歯医者に行くのかは、患者さんによって分かれます。そのため、こちらから「このような症状の方はこちらの科へ」といった誘導ができる内容になっていると親切でしょう。
院内設備
外観や内観のアピールはないがしろにされがちですが、読み手からするとどこを選ぶのかは大きな判断材料になるので、なるべくプロのカメラマンが撮った写真を掲載しましょう。「ウチは小さいから・・・」「特別おしゃれなわけじゃないし・・・」と思っていても、構図や明るさの調整によってきれいな画像でアピールできます。また、大きな病院やクリニックの場合はフロアの地図などがあるとわかりやすくて良いでしょう。
診療案内
どんな診療を行っているのか紹介するページでは、各診療科の特長をしっかりアピールしましょう。他の病院・クリニックとの差別化をどう伝えるかはなかなか難しいところですが、どのような機材を導入しているのか、どのような先生がいるのかを紹介すると違いが出せます。特にお医者さんの紹介というのは、どのような人に診てもらえるのかを気にしている患者さんにはありがたい情報です。
その他によくある質問などのコンテンツを設けておくと、疑問点を先に潰すことができるのでおすすめです。いずれにしろ、それを手に取る人にとって有益な情報は何なのかをしっかりと整理して、素敵な病院案内・クリニック案内を作成しましょう!