オウンドメディア構築前にチェックしたいこと

Webマーケティングの手法として、注目を集めているオウンドメディア。これから始めるにあたって、どのようなことに気を付ければいいのかをまとめました。

目次
  1. オウンドメディアの定義とメリット
  2. オウンドメディア立ち上げの準備
  3. どんなコンテンツを制作するのか
  4. まとめ

オウンドメディアの定義とメリット

オウンドメディアとは、ざっくり言うと自社が所有するメディアのことです。広い意味ではパンフレットやカタログ、広報誌なども含まれますが、自社からユーザーに向けて独自の情報を発信するホームページを指すのが一般的です。なぜオウンドメディアが必要なのかと言うと、潜在顧客に対して、初回接触を図り、ファン化をねらうためです。コンテンツを蓄積していくことで、オーガニック検索での流入が増えていくので、Web広告などのコストカットにつながります。そして、ホームページは一度公開するとネット上でずっと残るため長期的な流入が見込めます。もちろん、自社ならではの情報を届けることで、ブランディングの向上、ひいては収益にもつながります。こうした効果を狙ってオウンドメディアは注目を集めています。

オウンドメディア立ち上げの準備

オウンドメディアを立ち上げるにあたり、まずはサイトのコンセプトを決めることが重要です。「目的は何なのか」「ターゲットは誰なのか」といった選定を漠然としたまま作ってしまうと、オウンドメディアのコンテンツが蓄積されるほど全体的なブレが生じてしまうでしょう。最初にしっかりとコンセプトを用意することで、方向性を見失わずに運営ができるのです。
そして、もう一つ大事なのが、制作体制の確保です。実際に立ち上げるとなると、以下のような作業が発生します。

オウンドメディア運営の主な作業

  • デザインを刷新したい
  • セキュリティの強化を行いたい
  • アクセスが伸び悩んでいるためSEO対策を強化したい
  • ユーザビリティの良いサイトに直したい
  • CMSの導入を行い、作業の効率化を行いたい
  • スマホの最適化を行いたい

まずは社内でチームを決めて役割分担をしていきましょう。社内で完結できない場合は、パートナーとなる制作会社を選定する必要があります。どんな制作会社にどのようなスケジュールや予算で、どんな作業を依頼するのかを決めていくのですが、コンセプトにあったコンテンツを適切に作れるかといった「質」どのぐらいのボリュームを用意できるのかといった「量」の両軸から選定していくことをお勧めします。

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どんなコンテンツを制作するのか

オウンドメディア成功の鍵は、ユーザーにとって需要のある思える情報をコンテンツとして発信していくことにあります。たとえば、ユーザーの疑問や不安を解決できる「お役立ちコンテンツ」や、自社のノウハウや技術を活かした「専門性の高いコンテンツ」などです。こうしたコンテンツを作るにあたって、ターゲットがどういう需要をもっているのか仮説を立てておくことが重要です。そうすることで、ユーザーが知りたいと思うことや、不安に思っていることが見えてきます。
その上で、どういったキーワードが検索されているのかそのワードの検索ボリュームはどれぐらいなのか競合サイトではどんな発信をしているのかを確認しておくと、記事の軸がしっかりしてオリジナリティのある情報が発信できます。
ただ、せっかく良質なコンテンツを発信しても、それが届かないと作った意味がありません。検索回数の多い(=競合が多い)ビッグワードを狙うのではなく、ロングテールと呼ばれる、よりニッチなキーワードで流入できるコンテンツを作成して、オーガニック検索で上位にひっかかるようにしましょう。いろいろなキーワードを試していく中で、ユーザーにとって価値のあるコンテンツとないコンテンツが見えてくるので、今後の運営に役立つヒントが見えてくるはずです。

まとめ

これからホームページでオウンドメディアを構築するにあたり、まずは目的とターゲットをしっかりと定めて、全体のコンセプトを固めて、コンテンツの「質」と「量」が確保できるように、社外のパートナーを含めた体制を作りましょう。その上で、ユーザーの需要を反映した適切なキーワード選定をして、適格なコンテンツを発信し続けることで、潜在顧客のファン化につなげていくことができます。

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