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デザインから考える訪問介護パンフレットの作り方

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社会の高齢化が進んでいる今、介護の需要はどんどん右肩上がりになっています。ケアホームなどもありますが、やっぱり住み慣れた自宅から離れたくないという理由から、自宅に来てもらえる訪問介護は人気です。

需要の高まりとともに、訪問介護サービスにも参入業者が増えてきています。その中で選んでもらうためには最初のイメージが肝心です。検討の際に最初に目を通すであろうパンフレットで、最も大切な“安心感”を持ってもらうためのポイントについてまとめました。

全体のイメージは色味から

パンフレット全体のイメージを司るのは何と言っても色です。色味が与える印象は、とても強く影響します。例えば赤色は「情熱的」「活動的」な印象を与えますし、青色は「爽やかさ」や「冷静さ」という印象を与えます。赤であれ青であれ、はっきりした色味は「力強さ」や「意思の強さ」を与えがちで、「優しさ」や「安心感」というイメージからは遠のいてしまいます。

安心感を持ってもらいたい訪問介護のパンフレットのような場合は、「清潔さ」をイメージさせる白や「穏やかさ」「平和」を表す緑、「幸福」を表す黄色が使いやすい色となります。青や赤も、淡い色であれば優しい印象を与えることになるでしょう。
一方で紫系は「孤独」や「霊的な」意味をイメージしやすいので例え淡い色でも敬遠した方が無難です。

写真とイラストで好感度が高いのはどちらか

パンフレットのデザインをする上で、写真を使って具体的なイメージを作るべきか、イラストを使ってわかりやすくまとめるか、非常に迷うところではないでしょうか。しかし、使う場所、意味を明確にすれば、写真もイラストも両方必要なことがわかります。

写真はよくみかけるパンフレットでは、モデルを使ったイメージ写真が使われがちです。確かに写真は美しく、イメージもきれいにまとまるのですが、リアリティが不足しますし、ありきたりなパンフレットになりがちです。かといって、スタッフの集合写真などを入れても、スタッフが変わる度にパンフレットを作り直す訳にもいきませんよね。そこで、写真は所長など責任者の写真や、実際の仕事の様子、オフィスの様子などが1、2枚あれば十分です。その他、デザインのバランスを考えて、サービス内容やグラフなどにはわかりやすいイラストを使うとよいでしょう。

不安に思う点を先取り

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お客さんがパンフレットを見て連絡する決め手となるのはなんでしょうか?それは、不安が取り除かれたときです。パンフレットを見て、「よくわからないので教えてください」と連絡をくれるパターンは非常に稀です。多くの場合は、「なんだかよくわからないけどなんとなく不安なのでやめておこう」となってしまいます。訪問介護を検討している方(本人もしくはご家族)が不安に思うようなポイントを事前に明示しておくことで、連絡につなげることができます。

不安に思うポイントとして、どんなサービスがあるのかということが挙げられます。期待しているサービスが含まれていなければ、連絡をいただいてもマッチングしません。

さらに、料金体系はどうなっているのか、保険はどのくらいきくのか、緊急時の対応は大丈夫なのかなどが挙げられます。これらの点についてわずかでも含まれていれば、「わからない」ではなく「対応可」ということになり、ご連絡をいただける可能性が大きく上昇するでしょう。

パンフレットのデザインは安心感をもっていただくための一つのきっかけになります。企業の持っているサービスの形をイメージとして表現することで、より明確にわかりやすくお客様に届けることが可能になります。ぜひ、デザインの力を活かして目に見えない安心感を形にしてみてください。

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制作事例 / パンフレット 医療・健康

  • 振り込め詐欺啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

  • 越前市内 御朱印巡りパンフレット制作

    越前市観光協会

  • 若年者の自殺 啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

ホテルはイメージが重要!パンフレット作りに欠かせないデザインワーク

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価格や朝食、立地、景色など、ホテルを選ぶ際に大切にするポイントは旅の目的や好みによって人それぞれ。しかし、好みのポイントやサービスについてはじっくり比較してみないとわからないのが実情です。それらを比較検討する前に誰でもやるのがイメージでの選択。パンフレットやホームページをパッと見て今回の旅の目的に合うかどうかをイメージします。そしてあまりに離れているものは詳しく調べずに候補から削除してしまうのです。

ホテルのパンフレットを作る際、イメージを大切にデザイン制作していくことをお勧めします。そこで、ホテルパンフレット作りに欠かせないデザインワークを紹介します。

イメージを決定づけるメインビジュアル

一度もホテルを訪れたことのない人にとって、イメージを決定づけるものはパンフレットのメインビジュアルであると言っても過言ではありません。なぜなら、ホテルを検討している際に最初に目に入ってくるものであり、それが第一印象になるからです。ビジネスを行う上で第一印象が重要であることは、心理学でも認められています。

第一印象で良いイメージを与えることができると、他のものも良いものであると認知してしまいやすい効果を心理学では「ハロー効果」と呼んでいます。メインビジュアルはそれだけ大事なものなのです。

ホテルの“売り”はなんですか?

メインビジュアルに何を持ってくるかはホテルの売りが何かがキーになってきます。海が見える絶景を推したいのであれば窓越しに見える夕日を、地元の海産物料理が特徴であればコースの写真を、海や山などのアクテビティを楽しむのであれば躍動感のある楽しそうな写真を、というようにです。

今はスマホで撮影した写真でもプロ顔負けで撮れますし、画像加工だってアプリで簡単にできてしまいます。しかし、商材を撮る場合はプロにお願いするのがベターです。機材の性能うんぬんではなく、光量の調整やアングル、美味しそうに見せるコツなど経験豊富なプロならではの技術があるからです。

イメージを補うベースカラーの選択

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パンフレットをモノクロで作ることは非常に稀です。ほとんどの場合、カラーで作ります。色にはイメージをサポートする効果があるためです。

青をベースカラーにした場合、海や湖のイメージ、緑は山や草原という具合に、場所のイメージが強調されます。紫や金銀をベースカラーにした場合は高級感を印象付けますし、薄い柔らかい色使いをした場合にはヨガやピラティス、温泉などのヒーリング効果を強調することができるでしょう。

もちろん、ベースカラーはメインビジュアルとの相性も大切なので、デザイナーと相談しながら決めていきましょう。

用途によって変わるサイズ

今回作るパンフレットは何用なのでしょうか?サイズやページ数などを決める際にこの問いが重要になってきます。なんのために、誰に読んでもらうために作るのか、です。最もポピュラーなものは三つ折りタイプで、まさしくホテルを利用するお客様に見てもらうために作るケースがほとんどです。三つ折りタイプはサイズもコンパクトで置きやすいため、館内はもちろん、地元の観光協会や道の駅などでも置いてもらいやすくなり、人目につく確率が高まります。

一方で冊子タイプの場合、情報量が多く掲載可能なことから、就職説明会用や企業説明会など人材募集や対取引先向けのものとして考えられるでしょう。目的や用途が明確になればそれに伴って掲載する情報も自ずと決まってきます。

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制作事例 / パンフレット

  • 振り込め詐欺啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

  • 講師向け問題集パンフレット制作

    好学出版

  • 飲食店メニュー表(焼肉・野菜)制作

    ココグリル

幼稚園のパンフレット作成時に注意したいデザインにおける4つのポイント

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フリースクール法案が国会で認められ、今後ますます多様化した教育の場が増えそうです。そのため特徴など差別化が不可欠になってきました。園児の募集をする際には、園の特徴や教育方針、催事などを明確化したものが必要です。
検索しやすいホームページはもちろんですが、やっぱり読みやすく手に取りやすいパンフレットが必須です。しかし、幼稚園のパンフレット作成時にはこれから紹介する注意点に気をつけながらデザインを進めてください。

楽しそうな園児の写真、ちょっと待った!

幼稚園の紹介に欠かせないのが園で楽しく遊んでいる園児の姿です。その園児の写真にちょっと待った!です。写真は園の先生や委託したカメラマンが撮影したものだから、写真の所有者に仕様の確認を取れば問題ないと思っていませんか?かつてはそれでも問題がなかったのですが、個人情報の取り扱いが厳しくなってきた昨今、写真の肖像権はとても厳しくなっています。SNSにタグ付けするのですら問題になる今では、不特定多数の目に止まるパンフレットに勝手に子どもの顔をさらしたとあっては、大問題に発展しかねません。

子どもを掲載したい場合、保護者への確認はもちろんのこと、できれば顔全体が写っていないもの、遠目で個人が特定できないものを使うとトラブルを避けられます。

文字ばかりのデザイン、ちょっと待った!

幼稚園のパンフレットを読むのはもちろんのこと、どこの幼稚園に行くかの決定権は基本的にはその保護者にあります。そのため、メインターゲットである保護者が読みやすく、気に入りそうなデザインにしていませんか?

実際に幼稚園に通うのは子どもです。子どもと一緒にパンフレットを見ながら「ここ、どう?楽しそう?」などと子どもに問いかけるかもしれません。入園前の子どもの多くはもちろん字は読めないでしょうから、写真やパンフレットの色、文字デザインなど雰囲気が判断材料になるでしょう。パンフレット自体にも園の雰囲気が表れていれば、入園後のイメージがつきやすくなります。

特徴のあるパンフレットのデザイン、ちょっと待った!

冒頭でも幼稚園の特色について差別化が必要である旨は述べましたが、差別化の方向性に要注意です。実際の園の雰囲気を表した特徴あるデザインなら問題ないのですが、目立つから等の浅い理由からパンフレットの形を特殊なものに変えたり、紙質を変えたり、デザインを派手なものにしたりするのはそもそも幼稚園としてふさわしいのかどうかということになってしまいます。

デザイナーであれば、要望があればこうしたテクニックで差別化を図ることは可能かもしれません。しかし、保護者や園児にとって大切なポイントではない可能性が高いので、過度に特徴のありすぎるデザインは見直したほうが良いかもしれません。

園児が描いた可愛い絵、ちょっと待った!

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園児たちが日々描きためた可愛らしい絵、これをパンフレットに散りばめたら園の雰囲気や子どもたちのイメージがつきやすいとても素敵なデザインになるかもしれません。しかし、その子どもたちが描いた絵にちょっと待った!です。実は子どもが描いた絵にも著作権が発生します。そのため、勝手に絵をパンフレットに使用した場合著作権を侵したことになり、訴えられる(正確には保護者に)可能性があるのです。子どもに口頭で確認を取ったところで、後々証拠として再確認の仕様がありません。保護者宛に文書で配布し、できれば承諾のサインももらうほうが賢明です。

幼稚園パンフレット作成の注意点いかがでしょうか?パンフレットデザインする際は以上4つのポイントに気をつけて、制作を進めてみてください。

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制作事例 / パンフレット 学校案内

  • 講師向け教材パンフレット制作

    好学出版

  • 国体・障スポ 観光ガイドブック制作

    福井県観光営業部観光振興課

  • 法人向け通販事業サービスパンフレット制作

    株式会社 千趣会

パンフレットに使う商品写真を魅力的に見せるデザインのコツ

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「百聞は一見に如かず」ということわざがあるように、どんなに表現力が豊かでわかりやすい説明文を並べても、一枚の写真には敵いません。パンフレットも同様です。掲載する商品の特徴の説明文は必要ですが、それ以上に写真が重要なファクターになります。商品の写真自体、撮影するカメラマンのテクニックで変わります。しかし、パンフレットのデザインの仕方で商品をより魅力的に見せることもできるのです。そのコツについて解説していきます。

商品の色とフォントの色を合わせる

商品パンフレットをデザインする際には商品写真とパンフレット全体のデザインの相性を考えなくてはいけません。もちろん、企業のコーポレートカラーやイメージカラーも大切ですし、これらがパンフレットのベースとなっていくのは間違いないでしょう。しかし、商品の説明文においては、商品の写真との相性を考えるべきです。このとき、商品のメインカラーと説明文のフォントの色を合わせることで商品との一体感が生まれバランスが良くなります。

例えば、ショートケーキの説明文を入れるとすれば、最も目立つイチゴの色と合わせるのがポイントです。このとき、イチゴは赤だから同系統でいいやと安易に色を決めてしまうと、色の差で違和感を与えてしまいます。できるだけ写真と同じ色を作り出すことをオススメします。

背景の色と商品のイメージ

パンフレットの商品掲載ページをデザインする場合、背景の色をどのようにすればよいでしょうか。全体的な統一感を出すためにコーポレートカラーやホワイトベースで進めるのも悪くはありませんが、商品のインパクトを強めるのであれば、商品をイメージしやすいカラーをパンフレットの商品ページの背景色にしてみましょう。

スタイリッシュな機械であれば、無機質なシルバーやグレイを使ったり、野菜であれば土をイメージしやすいブラウンを背景のベースにしたりできます。当然、説明文が読みにくくなってしまってはいけませんから、背景色を濃いものにする場合はフォントの色は明るいものがオススメです。

余白と文字のメリハリ

デザインにおいて、余白はとても重要です。余白をどのくらいとるのかで印象がガラっと変わってしまいます。ゆったりとしたスロウな印象を与えたい場合にはフォントを小さめで余白を多めに、スピード感やインパクトを与えたい場合には大きな文字を使ったり、文字の間隔を詰めて文字数を増やしたりします。

文字のメリハリも大切です。商品名は太字やフォントを大きくし、他の説明文と区別することでみやすくなります。強調したい文字だけを色を変え太くするのも一つの方法です。

同系統の商品をカテゴライズ

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商品写真をパンフレットにバラバラと散りばめても消費者としては見にくく、選びにくくなります。見やすくするためには商品を一定の基準を元にカテゴライズしましょう。カテゴライズの基準は例えば価格帯や、五十音順、産地別、シリーズ別、同系統の商品をカラー別にまとめる、などが挙げられます。カテゴライズ群が複数に渡る場合、ベースとなるカラーや差し色をカテゴリー別に設けるとさらに見やすくなります。

パンフレットに使う商品写真の撮影とデザインを行う担当者が同じであればスムーズにいくのですが、そうでない場合、最初にイメージを共有してから制作に進むのが理想的です。写真が先なのか、それともデザインを先にするのかを決めてからだと進行しやすくなります。商品パンフレットを作る際にぜひ参考にしてみてください。

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制作事例 / パンフレット

  • 越前おろしそば パンフレット制作

    越前市観光協会

  • 越前市内 御朱印巡りパンフレット制作

    越前市観光協会

  • 就農定住促進パンフレット制作

    若狭町役場

広報、販促に不可欠!Wordで簡単に校正のレベルをあげよう

パンフレットや広報誌、ホームページを作成するときに、文字の間違いがあるとがっかりしますよね?読者にそんな思いをさせないために、文字校正に役立つ方法を簡単に紹介します。まずは費用をかけないやり方でやってみたいという方におすすめの方法です。ぜひ使ってみましょう。

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Wordの機能を使って文章を校正しよう

案外やってそうでやっていないのがWordを使った校正の方法です。広報や販促の担当であれば使っている人も多いかもしれませんが、使いこなせてないかもしれません。ある程度のレベルなら設定次第でどんどんレベルが上がるので使ってみてはいかがでしょうか?

※キャプチャ画像は Microsoft Word 2013 の画面になります。

1 「ファイル」→「オプション」→「ヘルプ オプション」→「文章校正」を選ぶ

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2 「Word のスペル チェックと文章校正」→ 「文書の読みやすさを評価する」の欄にある「設定」をクリックし、チェック項目を設定します。自分のレベルに合わせて設定すればいいのですが、できるだけ多めにチェックするといいかと思います。

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「誤りのチェック」は入力ミスと同音語誤りを多め、「表現の推敲」「表現の揺れ」はすべてチェック、「表記の基準」もできるだけ多くチェックを入れるようにしましょう。間違いがある場合は波線が出ますので、確認して直すようにしましょう。

このようにWordだけでもかなりの精度で校正が可能です。自分の力を過信せず、文章を作成する際に使用してみてはいかがでしょうか?

文章の読みやすさと校正は別

Wordを使って校正したとしても、文章の読みやすさはまた別物です。文章を制作したら最後に自分で読んで推敲しましょう。できれば第三者にも読んでもらい、アドバイスをもらえると精度が上がります。

また、よい文章を書くには、日頃から文章を読み、慣れておくことが不可欠。雑誌、書籍などさまざまな文章に接し、文のリズムや言葉の使い方を勉強しましょう。「好きこそ物の上手なれ」ということわざ通り、文章を好きになり親しむのが上達の早道です。できるだけ意識して、文章に触れる習慣を作りましょう。

ちなみに共同通信の「記者ハンドブック」という本があります。文章を生業とする人が、文章を作成する際、表記の揺れなどをチェックするために使う本です。入手できるなら使ってみるのもおすすめです。用例が豊富なので、表記に迷ったときに役立ちます。

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パンフレットを作成するときの費用の目安とは?

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パンフレットや会社案内を作成する際に、気になるのは品質と料金ではないでしょうか。有名デザイナーを起用するなどして品質高く作っても、制作費用が予算をはるかに超えてしまっては、仮に効果が出たとしても、投じた費用を回収できなくなる恐れがあります。逆に予算よりかなり安く作ったとしても、効果が低いものになってしまっては、同じく費用を捨てることと同じになります。

それでは、どうすればコストパフォーマンスに優れたパンフレットや会社案内が作れるのでしょうか?

制作会社を見極めるのはまず実績

当たり前ですが、外注先を選ぶときにまず確認すべきなのは料金ではありません。料金とは制作会社が投じる能力や労力に比例するのが普通であって、いいものを作りたかったら費用が高くなるのは仕方のないことだからです。「安物買いの銭失い」という言葉があるように、料金にあまりにこだわり過ぎると、結果的に得るものが少なくなることになります。料金から探すのではなく、自社が作りたい方向性のパンフレット・会社案内を過去作っている(または作ってくれそう)かどうかで、探してみるべきなのです。

これには実績を聞くのが一番です。どんなパンフレットを作成してきたのか、過去の実績を見ることができれば、その会社の力をなんとなく量ることができるでしょう。ホームページや会社案内などの資料を見れば実績が掲載されていることが多いので、自社に合う作品を作っているかどうかを確認してみましょう。

ただし、広告代理店など中間業者の仕事が多くて、著作権の問題で紹介できない作品がたくさんある可能性もあります。できれば連絡の上、担当者と会って話を聞くのが一番です。担当者を見れば、その会社のレベルを類推できるのと、詳しく話を聞けるので、より正確に自社に合った作品が作れるか判断できるようになります。確かに複数社の方と話をするのは手間も掛かりますし大変なのですが、良いものを作るためにはしっかりと納得した上で制作業者を選ばなければなりません。

制作会社に見積りを依頼するときのポイント

ホームページ等で比較検討し、数社をピックアップしたら見積もりをお願いしましょう。ここで大事なのは、どんな目的で作り、どんな効果を得たいのかをはっきりと伝えることです。5W1Hの手法を使って、納品希望日、配布方法、読者ターゲット、制作目的、得たい効果を事前に整理した上で、制作会社と打ち合わせをしましょう。

コストパフォーマンスは、費用と効果のバランスです。効果は成果の設定がはっきりしないと測定できないので、よく吟味して考えましょう。制作会社は何をしたいのかがはっきりしていれば予算を考慮して様々な提案をするものです。つまり、コストパフォーマンスをよくする鍵は、先ほど挙げた項目をきちんと伝達できるかにかかっているのです。

料金はやりたいことに比例する

パンフレット制作の料金の目安ですが、これはやりたいことに比例するので、一概にはいえません。目安を知るには、したいことを定義するしかないのです。これさえしっかりしていれば、数社から見積もりをもらい、決定するようにすればいいだけ。

目安などわからなくても、コストパフォーマンスのよいパンフレットの制作ができるようになります。料金を考える前にまず目的です。発注前に目的や得たい効果を十分に熟慮して依頼するようにしましょう。

弊社ウララコミュニケーションズでは料金とクオリティを鑑みて最適な作成プランをご提案させて頂きます。合い見積もりといった形でも構いませんので制作を考えられている方は一度ご相談ください。

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制作事例 / パンフレット

  • ホテル・レストラン向け器類パンフレット制作

    貨泉産業株式会社

  • 著作権マンガ冊子制作

    株式会社エレクトロニック・ライブラリー

  • 講師向け教材パンフレット制作

    好学出版

注目される広報誌の表紙デザインを作るための3つのコツ

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広報誌を作るために欠かせないのが広報誌の第一印象を決める表紙デザインです。表紙デザインの如何で注目されるものになるかどうかが決まると言っても過言ではありません。

東京オリンピックや札幌オリンピックのメダルデザイン、西武百貨店の袋のデザインや無印良品のデザインなど、誰もが知っているデザインを手がけた日本屈指のデザイナー、田中一光氏は「デザイナーは町医者であれ」と語っています。デザイナーが「町医者」であることは、注目される表紙デザインを作るコツと大きく関わっています。そのコツを3つにまとめました。

手術の前に診察を

どんな医者でもいきなり手術を行う人はいません。まずは診察をし、どこが悪いのか、どのような治療が効果的なのか検討してから治療を行うのではないでしょうか。

広報誌作りも同様です。まずは視察が大切です。広報誌が設置されるであろう場所を確認しましょう。設置棚には何種類ものライバルたちが並んでいます。もしそこに新たに広報誌を入れるとしたら、どのようなデザインをすれば注目されるのか意識してみることです。

次に、書店に視察に行きましょう。広報誌のターゲット層が好みそうな雑誌や書籍をチェックします。どのような文字が好まれているのか、写真は?イラストは?レイアウトは?一番響きそうな手法を探ります。視察で得た情報を、クライアントからの依頼と併せてまとめしょう。

サブターゲットを意識する

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様々な患者を受け入れる町医者も、診察した際に別な病気の可能性を考えます。もしかしたら併発していたり診断よりも病気が拡大していたりすることも考えられるからです。中心となっている原因から周囲へと意識を広げます。

デザインも同様で、メインターゲットから周囲に意識を広げる必要があります。そのためには、視察を終えたら、まずは調べたことを一旦忘れましょう。外からの情報に引っ張られすぎてしまうと、注目されるデザインどころか、どこか似たようなデザインになってしまう可能性があります。

忘れたら、次のステップは伝えたいこと、必要なことをリストアップすることです。まずは発信するターゲットを再確認します。そして、そのターゲットの周辺も意識してみましょう。例えば、医療関連の広報誌であれば、メインターゲットは医療従事者ということになりますが、サブターゲットとして病院に訪れる人の目にも止まるデザインを意識します。患者さんや出入りする業者などが含まれるでしょう。これらサブターゲットも含めた上で伝えたいこと、必要なことをリストアップしてみてください。

100%伝わることを目指さない

世の中、100%これが正しいというものは多くありません。特にデザインのように見る人の視点や考え方によってイメージが変化してしまうものであればなおさらです。100%伝えることを目指してしまうと、情報量が多すぎて結局何が言いたいのか全くわからなくてしまったり、バランスが崩れて迷いばかりが伝わるデザインになってしまったり、こちらの思い込みが強く反映されてしまい、ターゲットに響かないものになってしまうことがあります。

100%を目指さないということは目に留めた人に想像するための余地を残すということです。コピーではしっかりと語っているのに、ビジュアルで少し外したものを使用するなど、見た目の印象に「もやつき」を仕掛けましょう。もやつく、つまり気になるからこそページをめくってみたくなるのです。

ここまで3つのコツを挙げてきましたが、基本の読みやすさ、わかりやすさは必須項目です。人に親切なデザインを心がけましょう。どんなに素敵なコピーでも流行りの書体でも、文字が見えにくければ読みづらくなりますし、伝わらなくなってしまいます。読む人の年齢、性別、シチュエーションなどを考えてデザインを施すことが大切です。
まさしく、身近な患者さんに対して丁寧に親切に対応する町医者の如くです。

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制作事例 / 広報誌

  • 文化事業情報誌制作

    福井県文化振興事業団

  • 医療系広報誌制作

    NPO法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED

  • 通信講座会報誌制作

    株式会社ユーキャン

おしゃれな会社案内の表紙デザインを作る4つの手法

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会社案内は会社の顔ともいうべき冊子です。手に取った会社案内の印象で会社の印象が決まってしまいます。さらに言えば、会社案内で第一に大切にしたいのが表紙です。会社案内を手に取ってもらったら、中面を読むよりもまず目にするのは表紙だからです。表紙がダサい会社案内ではどんなに素晴らしいサービスの説明をしていたとしても、文章を読むに至らないかもしれません。逆におしゃれな会社案内の表紙デザインであれば、興味が湧いてサービス内容まで見てくれる可能性を高まります。
おしゃれな会社案内の表紙デザインを作る手法を4つ紹介します。

インパクトと安心感・信頼感は両立させる

他社との差別化をはかるためには、デザインのインパクトは重要です。しかし、インパクトのみ追求して奇をてらい過ぎてしまうと、若々しく勢いはあるけれどもやんちゃでどこか不安定な印象になってしまいます。さらには会社について伝えたいことが伝わらないということにもなりかねません。そのような印象のギャップは避けるべきです。これから縁を育んで取引をしようと考えるのであれば、安心感や信頼感が重要な要素になります。

一定のインパクトは出しつつも、会社案内らしく、安心感と信頼感が表紙から感じとれるような表紙デザインを目指すと、大人のおしゃれな印象を与える会社案内になるでしょう。

第一印象で会社のブランドイメージをインプット

先ほども述べたように会社案内の第一印象は表紙で決まります。であれば、表紙で伝えたいことは会社のイメージですよね。会社のブランドイメージをわかりやすく伝わるデザインが必要になります。

例えば、コーポレートカラーのみを使う、ロゴを大きく配置する、会社の代表的な制作物の写真をもってくる、会社独自のキャラクターを登場させるなどが挙げられます。抽象的なデザインとしては、広がりを感じさせる宇宙の写真や、自然派をイメージさせる木や森の写真、子どもたちの笑顔の写真などもブランドイメージを表現する際によく使われます。

思わず手に取りたくなる素材・形

おしゃれを目指すのであれば、会社案内の判型やデザイン、印刷する紙のデザインを工夫するという方法もあります。

ヴァンヌーボを使用して普通の紙とは違うソフトな手触りにすれば、思わず触って感触を確かめたくなるでしょう。和紙またはダンボールのような少し固めの紙を使うとインパクトがあります。もちろん、それらの紙質が会社のイメージと合っていることが大前提です。

また、よく見かけるA4サイズの会社案内ではなく、正方形やB5サイズなど異なる形にすることで他社とはちょっと違ったおしゃれな印象を与えることができます。

表紙をおしゃれに加工する

表紙をおしゃれにする方法は印刷データや紙、形の他に、「加工」という方法でも表現が可能です。型抜き加工やカット加工を表紙に施し、次のページデザインが顔をのぞかせるようなデザインや、中身のビジュアルを表紙デザインに関連付かせると強い印象を与えます。

また、上質感を感じさせるために金や銀の箔押しも効果的です。エンボスで社名やロゴを浮き上がらせるなどの加工も面白いデザインです。

会社案内の目的は自社に対する理解を深めてもらうことです。そのためには中身を読んでもらうことが必要ですが、そこに至るためにはステップがあります。まずは興味を持ってもらう。そして次に手に取ってもらう。それから中身を見てもらうという段階になるのです。それぞれ次のステップに進むためには「おしゃれ」は有効なモチベーションになります。ぜひ会社案内制作の際には工夫をしてみてください。

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制作事例 / 会社案内

  • システム開発 会社案内制作

    三谷コンピュータ株式会社

  • 病院紹介冊子制作

    福井県済生会病院

  • 人事コンサル 会社案内制作

    タレントアンドアセスメント

アイデアや企画出しの苦手な人でも磨ける発想法

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自社の強みや売りを訴求するためには、効果的な広報/販促活動が欠かせません。市場の動向を探るのはもとより、変動しやすい顧客ニーズを読み取るなどして、顧客に応じた最適な手段でアプローチすることが求められます。

しかし、効果の得やすい施策を検討するのは難しいもの。過去に成功した施策を繰り返しても、同様の効果を得られるとは限りません。これまでにない斬新な施策を打ち出すためには、新たなアイデアや企画を生み出す発想力が必要です。

企画の発想に適したマインドマップ

ではアイデアや企画を生み出すには、具体的にどうアプローチするのが望ましいでしょう。「いくら考えても思いつかない」と諦めてしまう人は少なくないはず。たしかに、時間さえかければ奇抜なアイデアが生まれるわけではありません。

センスの有無を問わず、誰でも新たなアイデアを導き出せないものか――。こうした悩みを抱える広報/販促担当者におすすめなのが「マインドマップ」です。これは、頭の中の情報を整理し、新たなアイデアや発想を導きやすくする手法の1つです。一見関係ないと思われる情報と情報を紐づけたり、そこから新たなイメージを連想したりすることで、これまで気付かなかったアイデアや発想を探り出せるようにします。建設的なアプローチによってアイデアを作り出せることから、「アイデアを考えるのが苦手」という人でも発想力を磨けるようになります。

マインドマップを作成する

大きめの紙やホワイトボードなどに、さまざまな情報を書き込んでいきます。例えば「東京」というテーマに関するアイデアを考える場合、まずは紙やホワイトボードの中央に「東京」と記します。

次に「東京」というキーワードから思い浮かぶ語句やイメージ、色などを挙げていきます。例えば「観光」「オリンピック」などの思い浮かんだ語句と「東京」の文字を線で結び、放射状にそれらを書き込みます。さらに、「観光」や「オリンピック」などの思い浮かべた語句やイメージから連想する語句やイメージを書き込むといった作業を繰り返します。こうして「東京」に関する各種情報を視覚的に可視化します。3回か4回ほど、関連する語句やイメージを掘り下げます。

書き込んだ語句やイメージから、新たなアイデアを探ります。一見関係なさそうな語句と語句から連想するアイデアを膨らませたり、何度も書き込まれた頻出語句からアイデアのヒントを導出したりします。どのような経緯で連想した語句なのかを遡って振り返ることもアイデアを探るきっかけになるでしょう。情報は整理して配置されているため、語句と語句の関係を漠然と探るよりも相関関係を読み取りやすくなっています。

アプリを活用して発想をふくらませよう

マインドマップは一気に完成させる必要はありません。通勤時の電車の中や休憩中などに思いついたひらめきを書き込み、徐々に完成させても構いません。アイデアを生み出したい自社商品やサービスなどをテーマとし、そこから派生する語句やイメージを膨らませられるようにすることが大切です。

思いついたひらめきをすぐ記録できるスマートフォン用アプリを活用するのがおすすめです。iOS/Android OSともにマインドマップを作成するアプリが多数出回っています。マインドマップをPCや他のデバイスとクラウド経由で共有したり、複数ユーザー間でコラボレーションしたりできるものもあります。作成したマインドマップを活用しやすくする機能に目を向け、アプリを探してみるとよいでしょう。

 
 
アイデアは日々の生活の何気ない行動や変化をきっかけに、突然思い浮かぶことが少なくありません。こうしたひらめきを記録し、次の広報活動や販売施策に生かすことが大切です。アイデアを生み出すヒントとなりそうな語句やイメージ、色などをマインドマップに書き込み、次期施策のヒントとして活用してみてはいかがでしょうか?

興味がわいた方は下記の本が参考になります。

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「採用難」の時代を乗り切る採用パンフレットの作り方

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景気の緩やかな拡大にともない、2017年の求人倍率は、新卒も中途も売り手市場となっています。厚生労働省が発表した2017年6月の有効求人倍率はなんと1.51倍!この倍率は43年ぶりの高さというから驚きです。
そんな「採用難」の時代における採用活動では、求職者に「こんな会社なら入ってみたい!」と思ってもらうきっかけになる会社案内・採用パンフレットの重要性も高まります。

現在、Webでの求職活動が主流ではありますが、合同説明会などでの配布や資料請求を考えると、じっくり比較検討ができる会社案内・採用パンフレットは、非常に有効なツールであることに変わりありません。

よい採用パンフレットの定義とは

では、よい会社案内・採用パンフレットとはどんなものなのでしょうか?

センスが良くて目を引くデザインや形状?
ユニークな企画?
インパクトのあるコピー?

もちろん、これらも重要です。
しかし、これだけでは、求職者に興味は持ってもらえても、欲しい人材が採れるパンフレットにはなりません。むしろ、せっかくコストをかけて採用しても、人材のミスマッチにより、すぐに退職…なんてことを引き起こしてしまう可能性もあります。

当たり前かもしれませんが、見た目が良くて面白いだけで、中身が伴っていないパンフレットは、人材のミスマッチを引き起こしかねないのです。

採用パンフレットの制作で入れるべき項目

そこで、求職者の心に響く会社案内・採用パンフレットを作るにあたって、デザイナーやコピーライターと打ち合わせる前に、明確にしておきたいポイントをご紹介します!

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1.会社の魅力

最も伝えたいポイントの一つです。代表メッセージや会社の理念、会社のアピールポイントから

『経営者・ビジョン』
『製品イメージ』
『技術力の高さ』
『成長性』

を求職者にアピールしましょう。

2.仕事の魅力

事業・商品・サービスなどの業務内容はもちろん、
求職者は
『仕事は面白そうか』
『スキルが身につけられるか』
『若いうちから活躍できるか』
『海外での勤務はあるか』
などもチェックしています。

3.社会的貢献度

今の求職者は、「自分の仕事が社会にどういう影響をもたらすか」に非常に敏感です。
『事業の社会貢献度』
『コンプライアンスを遵守している』
『地球環境に配慮している』
『女性活用の姿勢が強く、制度が整っている』
『文化・芸術・スポーツ活動の振興に熱心』
などは、大きな魅力となります。

4.待遇・社内制度

今の若い求職者には、「仕事で自己実現」するよりも「仕事は趣味に投資するための収入を得る手段」と考えている人が少なくありません。
「けしからん!」と感じる方もいるかもしれませんが、むしろ趣味を仕事のモチベーションとすることは、オンオフの切り替えが上手くなったり、ストレス耐性が強くなったりなど、好影響の方が大きいのです。
また、そんな人にとって、入社後の生活がイメージできることはとても大切。
『教育研修制度の内容』
『福利厚生の充実度』
『年収』
『社風・居心地の良さ』
は、大きなアピールになります。
特に社員の実例を交えて紹介すると、説得力もアップします。

もちろん、上記のすべてが充実していなければならないというわけではありません。
しかし、ターゲットとなる人材に響く内容・デザインを生むためには、アピールポイントを明確にする必要があります。そしてそのポイントは何より入社後の姿がイメージできるような具体性が必要です。どこまで開示できるかをよく検討した上で、最大限の具体的な情報をアピール内容として制作会社に伝えましょう。上記の項目がある程度表現できていれば効果的な採用につながるはずです。

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