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学校関係者必見!学生にささる学校案内パンフレットのデザインとは

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少子化が進み、子どもの数は減少の一途をたどっています。その中で学校経営はますます厳しいものになっていくのではないでしょうか。厳しい状況の中、生き残っていくためには学生が集まる魅力ある学校作りが不可欠です。そして、その魅力を発信することも重要なミッションです。学校案内を見て、入学してみたいと思わせるデザインが必要です。そのような学校案内パンフレットのデザインについてまとめました。

差別化を図るポイント

学校案内に限らず、様々なパンフレットを作る際にはまず何が一番大事なのか、何が売りなのかをわかりやすく表現することです。そして、表現方法で他校との差別化を図ることが大切です。
他校との差別化を図るポイントとして、まずは写真が挙げられます。視覚でキャッチしたイメージは文字よりも強い印象として刻まれます。アイキャッチとして使う写真の構図やレイアウトで差別化を図りましょう。
キャッチコピーでも差別化を図ることが可能です。キャッチコピーは短いフレーズでいかに強いインパクトを残すかが重要になってきます。
写真もキャッチフレーズも調和させ、最終的な全体イメージを作り上げるのがデザインです。最終的にはデザインでしっかりと差別化をしていきましょう。

フォントの与える印象

学校にはそれぞれ特徴であったり、売りであったり、パンフレットを見て抱かせたいイメージなどがあるはずです。このイメージを担うのは大方写真などのビジュアルだったりするのですが、目立たない割に全体的なイメージを作り出す隠れた存在があります。それはフォントです。
例えば明朝体を使えば上品な印象になりますし、ゴシック体のような太い書体だと力強い印象を与え、特定のワードに使うことで文章の中でも強調したい部分を印象づけることができます。目立たせたい場合は太い書体を使う方法もありますが、細い書体でも彩度の高い色を使えば、洗練されたすっきりとした印象になります。

フォントの選択ひとつで、部活が活発な印象や学業に力を入れている印象、文化活動に強い印象など、学校の売りとなるイメージを表現することができるのです。

楽しさを表現する

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学校を選ぶ目的はもちろん、勉強だったり、部活動だったり、制服のデザインだったり、人それぞれですが、学校を選ぶポイントとして学生たち誰しもが共通している点があります。それは「楽しそうかどうか」です。どんなに素敵な校舎で、優秀な先生方が集っていたとしても、学校に通う数年間がとてもつまらなそうだったら、それだけで他の選択肢をとりたくなってしまうでしょう。学校案内パンフレットには楽しさを表現する仕掛けが必要です。

写真は洗練されたイメージを与えてくれますが、親しみを表現するためにイラストを使うという方法もあります。手書き風の書体にしたり、ポテッとした丸ゴシック体で可愛らしさを表現したりすれば、女子の好感度は高まることでしょう。手書き風書体はバリエーションがたくさんあるので、おしゃれなすっきりとしたデザインにも使えます。大人のナチュラルテイストなパンフレットにも使えます。また、クレヨンで描いた文字など特殊な書体を使うことでデザインのアクセントとすることも可能です。
文字とイラストの工夫で学校の楽しさを表現することが学校案内パンフレットには求められています。

パンフレットには言いたいことをたくさん掲載してひとつでも多く魅力をアピールしたくなりがちですが、情報量が多いと読む気が失せてしまい、結局何も伝わらなくなってしまいます。学校のPRポイントはできるだけ絞って、そのポイントに合わせたデザインを作っていくことが大切です。

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制作事例 / 学校案内

  • 専門学校案内制作

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    啓新高等学校

読まれる広報誌のデザインとレイアウトを考えるコツとは?

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読まれる広報誌のデザインとレイアウトを考えるコツ

広報誌はその目的やテーマによって読む人の性別、年齢、職業、趣味趣向がそれぞれ異なります。そこで、デザイナーは広報誌のコンセプトを踏まえ、読ませたい人に読んでもらえるデザインやレイアウトを考えていきます。どんなポイントに留意して広報誌のデザイン・レイアウトを考えていけばよいのでしょうか。そのコツについてまとめました。

伝えたいことの優先順位はついているか

新聞の紙面を見てください。記事によって写真の大きさや文字の大きさが違うことに気づくでしょう。新聞は優先順位の高いニュースを大きく、優先順位の低い記事は小さく扱います。優先順位に応じて紙面にメリハリをつけているのです。そのため、忙しい人は大きなニュースを中心に読んだり、大きな文字のみ目を通したりします。逆に新聞や雑誌が全て均一の文字で埋め尽くされていたとしたらどうでしょうか?メリハリのない誌面は何が重要で、何について書いてあるのかよくわかりませんよね。さらに、どこから読んでいいのかわかりにくく、「つまらない」という印象を与えてしまいます。

どんな広報誌にも「特に読ませたい記事」というものがあります。記事の内容に優先順位を決めてメリハリのあるレイアウトをすることによって読む人の興味を引きつけることができるのです。

記事にメリハリをつけるコツ

素晴らしい文章でどんなによい記事だとしても、文字ばかりの誌面では興味を引きつけることはできません。そのため、誌面に賑やかさを出すことが大切です。例えば、記事の内容に関連する写真やイラストなどを使うことによって、見た目のメリハリをつけることができます。写真やイラストはメリハリを出すだけではなく、記事の内容をわかりやすく補足してくれる効果もあります。ただし、使いすぎはかえって記事の内容を抽象的にしてしまうので注意が必要です。

誌面の印象を決めるわかりやすいレイアウトのコツ

広報誌だけでなく、すべての読み物に言えることですが、誌面の印象を決めるのは「文字の大きさ」と「行間」です。広報誌などのデザインを行う際には特に気を遣いたい部分になります。ここでどのような選択をするかで、作成した広報誌の印象は大きく変わってしまいます。

レイアウトを考える際、タイトル、見出し、本文、キャプションといった文章のパートを抜き出します。それらの大きさを変えてメリハリをつけ、さらにそれぞれの文字の大きさと行間を揃えることによって誌面に統一感が出て読みやすい広報誌になります。

文字の大きさは、読むターゲット層によって変えるのが望ましいでしょう。高齢の方が主なターゲットだった場合、小さな文字ばかり使っては、「読みにくい」「見づらい」といった印象しか与えません。逆に子どもが主なターゲットの場合は難しい漢字は避け、できるだけわかりやすい文章を心がける必要があります。

行間については、つまりすぎても開きすぎても「読みにくい」「見づらい」といった印象になってしまいますので、バランスのとれた行間を決めることが大切です。

 
デザイン・レイアウトにはデザイナーの個性が反映されてしかるべきなのですが、読み手に読みやすいものであること、誌面にメリハリをつけることは読まれる広報誌を作るためには欠かせないポイントです。この2つを押さえた上で、デザインの特徴や差別化について考えていくのが良いでしょう。

 

表紙デザインのコツ

広報誌を作るために欠かせないのが広報誌の第一印象を決める表紙デザインです。表紙デザインの如何で注目されるものになるかどうかが決まると言っても過言ではありません。表紙を作るコツは3つあります。

1つ目は視察です。広報誌が設置されるであろう場所を確認しましょう。そして次に、書店に行きましょう。広報誌のターゲット層が好みそうな雑誌や書籍をチェックします。どのような文字が好まれているのか、写真は?イラストは?レイアウトは?一番響きそうな手法を探ります。

2つ目はサブターゲットを意識することです。メインターゲットから周囲に意識を広げる必要があります。伝えたいこと、必要なことをリストアップしましょう。そして発信するターゲットを再確認します。そして、そのターゲットの周辺も意識してみましょう。これらサブターゲットも含めた上で伝えたいこと、必要なことをリストアップしてみてください。

3つ目は100%伝わることを目指さないことです。100%伝えることを目指してしまうと、情報量が多すぎて結局何が言いたいのか全くわからなくてしまい、ターゲットに響かないものになってしまいます。この章の内容はこちらの記事でも紹介しています。

広報誌制作の流れ

広報誌をつくるステップは7つあります。それぞれのステップをざっと見ていきましょう。

デザイナー

1 企画を作る

「コンセプト」と「ターゲット」、つまり誰に向けて、何を知らせたいのかを考えることが、企画を考える第一歩です。企画が固まったら「台割」と呼ばれる広報誌全体の設計図を作ります。そして広報誌のサイズ、ページ数、配布までの制作スケジュールも決めていきます。

2 取材&撮影

企画の内容が固まったら、その企画を実現するための取材をしましょう。取材の内容によってはプロのライターやカメラマンに外注することも考えられます。

3 デザイン

デザインを組むのはデザイナーの仕事ですが、デザインの雰囲気や、どの部分を強調したいのか等、希望するイメージをデザイナーにしっかり伝えることが大切です。

4 執筆

取材した内容をもとに、原稿を書きます。広報誌の場合は見やすいことが大切なので、先にデザインを組み、その文字数に合わせて原稿を書くほうが、全体の構成のバランスよくなります。

5 校正・校閲

校正とは、誤字脱字などがないかを確認すること、校閲は、内容の事実確認をすることです。固有名詞や店舗名などに間違いがあると各方面に迷惑をかけてしまうことになるので、最後の最後までしっかりチェックをしましょう。

6 印刷

デザインが完成したら、印刷所に入稿します。入稿後に色校がありますが、色の確認に止め、デザインの大幅な修正は避けましょう。なるべく入稿時に完全な状態のデータを作ることが、最終的にミスを引き起こさないためには大切です。

7 配布

色校を印刷所に戻すと、印刷をして冊子の状態で納品されて完成です!この章の内容はこちらの記事でも紹介しています。

デザインを外注する際のポイント

効果の高い広報誌を作成するためには発注の際にコツがあります。

打ち合わせ

まずはコンセプトメイキングです。何のために作るのかという目的や、何を伝えたいのか、どのような広報誌にしたいのか、といった今後進めるにあたって重要なポイントを決めていく必要があります。

次にイメージを上手に伝えることです。イメージを伝えるコツとして、イメージの参考となるサンプルを集めることをオススメします。イメージに近いデザインサンプルを指定したほうがデザイナーにとってもイメージが掴みやすく、上がってくる初校も完成形にそれほど遠くなりづらくなります。

最後に、デザインの効果を高めることが挙げられます。デザインの効果を高めた広報誌を作ろうと考えているならば、直接会って発注することがコツです。ディスカッションを通して依頼を行うことができればより細かなニュアンスやイメージが伝わりやすくなり、さらにはデザイナーの持っている能力も十分に活用することができるようになるからです。この章の内容はこちらの記事でも紹介しています。

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制作事例 / 広報誌

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    NPO法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED

  • 地域広報誌制作

    関西電力株式会社

デザインのプロが教える!効果的な会社案内デザインのポイント

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会社案内を効果的にするデザインのポイント

会社案内は企業によって作る目的や用途も異なってきますが、主に新規取引先や顧客への商品・サービス説明、また株主への報告等、「信頼」「安心感」「イメージアップ」を目的としたツールなのではないでしょうか。

効果的な会社案内を制作するためにはデザインがとても重要です。会社案内を作る際のデザインセオリーともいうべきポイントを紹介します。

会社案内を制作する前に

いきなりデザインに手をつけてしまうのはNGです。まず手をつけるべきは情報の整理です。ヒアリングした内容について、ターゲット、用途を考慮して必要な事項を洗い出し、方向性を固めることが大切です。会社案内をどのような目的で使用するのかによって、掲載内容やデザインのコンセプトも変わってきます。デザインする上で企業理念をキーワード化していくことも、会社案内を制作する上では大事な手法の一つです。整理した情報をベースにデザインの方向性を決めていくことが最初の重要項目となります。

効果的な判型を決める

判型とはA4、B4というような本の大きさのことです。この判型によって、効果的なデザインは変わってきます。例えば、3つ折りであれば折り込まれたページが閉じているときと開いているときとでは冊子の表情を変えますし、3ページ繋がったイメージをデザインすることでダイナミックさを表現することができるでしょう。

また、数ページ綴りになっているものであれば、ページをめくるたびに変化を用いるデザインの工夫や、共通のデザインを施し、ページ全体の統一感を出すこともできます。

キービジュアルの決定

表紙は会社案内の顔とも言われます。そこに何をデザインするかはとても重要な項目です。そこにはキービジュアルとなるモチーフやビジュアルを配置しましょう。キービジュアルは表紙だけではなく、会社案内の随所に使われる重要なデザインです。

キービジュアルには企業理念やロゴマーク、コーポレートカラーなどをつなげていくのも良いでしょう。コーポレートカラーが決まっていない場合は、ロゴマークや会社のシンボルマーク、マスコットなどから決めていくことになります。その会社の色を表現する最適なイメージを考え、具体的なデザインに起こしていきます。

レイアウトラフを用いる

デザインよければすべてよし!ではありません。デザインがいくら素敵で優れていても、情報が読み手に伝わりづらく、わかりにくいものでは目的に対する効果が薄くなるどころか、会社の評価自体も下がってしまいます。

どのようにしたら情報が伝わりやすいのか、わかりやすくできるのかをレイアウトとして表現することが大切です。実作業に移る前に手書きのラフで読み手の目線の動線を考えながら情報整理を行いましょう。

デザインのテンションを決める

デザインにはテンションがあります。どのようなテンションが好まれるかはクライアントの表現したいイメージが大きく影響します。例えば、フォントはゴシック体を使うのか明朝体を使うのか、ベースとなる文字の大きさはどのくらいかなどで大きく印象が変わってくるからです。

使うカラーもテンションに影響を与えます。原色を何色も使ったデザインはハイテンションな印象を与えますし、逆に寒色系やくすんだ色味を使うと落ち着いた印象を与えられます。また、写真やイラスト、飾りの有無なども大事な要素になるでしょう。

 
会社案内を作る際に、デザインはなくてはならない重要な要素です。しかし、土台となるこれらのポイントに気をつけてデザインを進めていくことで、より効果的な会社案内を完成させることができるでしょう。

 

おしゃれな表紙にする4ポイント

会社案内で第一に大切にしたいのが表紙です。会社案内を手に取ってもらったら、中面を読むよりもまず目にするのは表紙だからです。おしゃれな会社案内の表紙デザインを作る手法を4つ紹介します。

1つ目はデザインのインパクトです。しかし気をてらいすぎるのはNGです。インパクトは出しつつも、会社案内らしく、安心感と信頼感が表紙から感じとれるような表紙デザインを目指しましょう。

2つ目は会社のブランドイメージがわかりやすく伝わるデザインにすることです。色をコーポレートカラーで統一するなどが挙げられます。

3つ目は会社案内の判型やデザイン、印刷する紙のデザインを工夫するという方法です。紙質や紙のサイズを変えることで他社との差別化を図ることができるでしょう。

4つ目は「加工」という方法で表現することです。型抜き加工やカット加工、箔押し、エンボスなどの手法があります。この章は詳細はこちらの記事でも紹介しています。

好感度を上げるためにすべきこと

会社案内には、見た目の好感度と中身の好感度が必要です。相手に好きになってもらうには当然、相手目線の作りをするのが一番です好感度が高い会社案内は4つの工夫がされています。まずは文字の大きさです。文字の大きさは読みやすさに直結してきます。一般的に読みやすい文字の大きさは8~12ポイントとされています。

次に、文字と写真の割合です。文字だらけの誌面よりも、適度に写真やグラフなどが載っている方が読みやすいのは明らかです。

3つ目は写真のクオリティです。会社案内に載せる写真はよく吟味する必要があります。できるだけプロが撮影したものを使うようにしましょう。

一番知りたいことがわかりやすい点も重要ポイントです。会社案内を見た人が、一番知りたいことは「この会社は何をやっている会社なのか?」です。会社案内では完結に“何屋なのか”を明記する必要があります。この章は詳細はこちらの記事でも紹介しています。

おしゃれにする心理的メリット

メリット

会社案内のデザインが、そのまま会社のイメージになります。相手の印象を良くし、興味を引くデザインを目指す際のキーワードは「おしゃれ」です。「おしゃれ」な印象は相手の信頼を得るためにとても大事なものです。

おしゃれなデザインとは、見せ方に特徴があり、企業イメージが反映されているものです。色使いも、色彩理論に基づいて意味のある組み合わせをしています。組み込む文字は、全体のバランスを考えて、サイズやフォントを工夫します。 写真に関しても、素人が撮影したものではなく、プロのカメラマンが手掛けたものや有料のイメージ画像を使って高いクオリティを示しましょう。この章は詳細はこちらの記事でも紹介しています。

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制作事例 / 会社案内

  • 病院紹介冊子制作

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会社の広報誌の作り方

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“ある日いきなり、広報誌を作る部署に異動になってしまった…”
“○○までに、広報誌を作ってくれと上司に言われてしまった…”
急にこんなことになったら、誰だって不安になってしまいますよね。

でも、慌てなくても大丈夫!

そんな方のために、ここでは広報誌をつくるステップを7つに分けて、各工程で何をすべきか細かく説明していきます。全部読めば、企業の広報誌の作り方を正しく理解できるはず。ではさっそくご説明してきます。

1 企画を考える

「企画」というと難しく考えすぎてしまうかもしれませんが、まずは「どんな内容を載せたいか」を考えてみましょう。とは言え、いきなりそんなこと言われても分からないという方がほとんどだと思います。そういう場合は、「コンセプト」と「ターゲット」を決めると、おのずと企画の内容が固まってくるはずです。誰に向けて、何を知らせたいのかを考えることが、企画を考える第一歩になるのです。

企画が固まったら「台割」と呼ばれる広報誌全体の設計図をエクセルで作りましょう。ページ数を縦に振り、その横のマス目に企画タイトルをつければ完成です。こうすれば、後々ページ順を入れ替えたりするときにもミスが起きにくくなります。

同時に、この時点で

・広報誌のサイズ、ページ数
・配布までの制作スケジュール

を決めることも大切です。

サイズやページ数により掛かる金額も変わってくるので、併せて検討するのがよいでしょう。一般的に広報誌はA4やB5サイズ、ページ数は24~30ページ前後が多いようです。スケジュールは、最終的な配布日を決めたら印刷所と相談しながら逆算していけば、いつまでに何をすればよいのかが具体的になり、行動しやすくなります。

2 取材&撮影

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企画の内容が固まったら、その企画を実現するための取材をしましょう。取材が初めてという方は、気をつけるべき取材のマナーを以下に挙げるので、ぜひチェックしてくださいね。

●少なくとも1週間前にアポを取る
●アポを取る際、先方が忙しい時間帯は避ける
(たとえば飲食店の場合、11:00~14:00、17:00~21:00の間は忙しいため対応してもらえないことが多い)
●取材の趣旨や掲載誌を、企画書にして送る
●写真撮影がある場合は、あらかじめ伝えておく
●取材時間には、予定時刻の5分ほど前に到着する
(あまり早くつきすぎても、取材先の方の準備ができておらず迷惑をかけてしまう場合もある)
●あらかじめ取材先のことを調べていく
(たとえば著書がある場合はそれを読んでおくと、取材中の会話が弾み、深く聞き出すことができる)

また、取材の内容によりプロのライターやカメラマンに外注するのもひとつの手です。プロに任せた方が、誌面の完成度がグッと高くなるはず。

3 デザイン

デザインを組むのはデザイナーの仕事ですが、デザインの雰囲気や、どの部分を強調したいのか等、希望するイメージをデザイナーにしっかり伝えることが大切です。できたら、希望イメージと近い他の媒体をデザイナーに見せ、「ココのこういうあしらいがイメージに近い」と具体的に伝えると、よりスムーズに制作できます。

よくあるのが、「あれもこれも目立たせたい」と欲張って、結果として何を目立たせたかったのか分からない中途半端な誌面になってしまうことです。こうなってしまうと読者も混乱してしまうので、目立たせたい箇所は優先順位をつけることを意識しましょう。

4 執筆

取材した内容をもとに、原稿を書きます。広報誌の場合は、幅広い世代の方が読むことが多いので、文字数は多過ぎない方がオススメです。

また、執筆とデザインの進め方としては、

A 先にデザインを組んで文字数が判明してから原稿を書く流れ
B 先に原稿を書いて、その文字数に合わせてデザインを組む流れ

の2パターンがあります。広報誌の場合は見やすいことが大切なので、先にデザインを組み、その文字数に合わせて原稿を書くほうが、全体の構成のバランスよくなります。
さらに原稿を書く時に大事なのは、いかに目を惹く見出しをつけるか、です。読者は細かい部分まで読まず、見出しを拾い読みして気になった箇所から読む傾向があるので、見出しを工夫し、「読みたい!」と思わせる記事にすることが大切です。

5 校正・校閲

校正とは、誤字脱字などがないかを確認すること、校閲は、内容の事実確認をすることです。本来は、広報誌全体で漢字の表記を統一するのがベストですが、すべてをチェックするのが難しい場合は、各企画内で統一する方法もあります。

また、広報誌での校正・校閲では、特に下記4点に注意することが大切です。

・取材先の名称・住所・連絡先が間違っていないか
・自社紹介や、取扱商品名が間違っていないか
・QRコードがちゃんと読み取れるか
・アンケートはがきの承認番号が間違っていないか

上記は、間違いやすいうえに、間違えると各方面に迷惑をかけてしまうことになるので、最後の最後までしっかりチェックをしましょう。

6 印刷

デザインが完成したら、印刷所に入稿します。通常、入稿した翌々日に色校が出て、さらにその翌々日に色校を印刷所に戻すというスケジュールが一般的です。色校では、最終的な誤字脱字がないか、写真の色がきれいに出ているかを確認します。本来色校は写真の色を確認するためのものなので、色校が出た後に大きなデザイン修正を入れるのはミスの元です。なるべく入稿前に完全な状態のデータを作ることが、最終的にミスを引き起こさないためには大切です。

7 配布

色校を印刷所に戻すと、印刷をして冊子の状態で納品されて完成です!

いかがでしたか?
難しそうに見える広報誌制作も、ひとつひとつの手順に分けて考えれば、そこまで難しくないことが分かるはずです。読者に読まれる広報誌を目指して、がんばってください!

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制作事例 / 広報誌

  • 病院広報誌制作

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  • トラック・バス製造会社広報誌制作

    三菱ふそうトラック・バス株式会社

他の病院と差を付ける! 看護師募集パンフレットの作り方

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全国的に看護師不足が深刻化する現在、よい人材ほど、複数の病院でとりあいになることも少なくありません。どの病院でも、看護師の募集活動には特に力を入れていらっしゃるでしょう。特に、就職を検討するきっかけとなることが多い採用パンフレットはしっかり制作したいもの。ライバル病院に負けない看護師募集パンフレットのポイントをご紹介します。

●手にとってもらえるかどうかは「表紙」で決まる

募集パンフレットは、病院・クリニックへの就職を検討している看護師さんや看護学生の方々に手にとってもらえなければ意味がありません。

募集パンフレットはいわば転職・就職の最初の窓口ですから、少しでも多くの方に手にとり、読んでもらいたいですね。そこで決め手になるのは「表紙」です。

実は看護師に限らず、採用パンフレットはどれも似たような表紙になることが多いのです。あまたある看護師募集パンフレットに埋もれてしまわないためには、病院の個性や風土をうまく表現した目を引く表紙であることがポイント。表紙を見た時に「どんな病院なんだろう?」と興味を持ってもらえれば一歩リードといえます。

●看護師の9割は「女性」です

看護師募集で忘れてはいけないことは、ターゲットとなる看護師さん、看護学生さんの大部分が女性であることです。

今は男性の看護師さんも活躍していますが、やはり9割以上は女性。女性にとって好ましいデザインや、女性が働きやすい職場であることのアピールが重要になります。新卒募集なら、特に若い女性への訴求力が不可欠です。

「女性が好む=ピンクでかわいらしい感じ」と思った方は要注意。女性の好みは年々変化・多様化していますから、一概にかわいさだけを求めるのが正解とは言い切れません。自院が求める看護師像にマッチしたデザイン・内容が不可欠です。

●具体的な内容で「募集のミスマッチを防ぐ」

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看護師が就職する際の要望はさまざま。よい人材を獲得するためには、自院の強みや働きやすさをきちんとアピールしなければなりません。

そのため、看護師募集パンフレットには、できるだけ現場の様子がわかるような内容を掲載したいものです。実際に働いている看護師さんの声や院内の写真、就職後の働き方やキャリアパスが具体的に記載されていれば、求職者も安心して応募できますし、募集する側も求める人材を的確に募集しやすくなります。

募集側が求めるものと応募者の方向性が異なると、両者の満足度も下がるうえに、募集活動が長引きコストも余分にかかります。“求める看護師像”がきちんと示されていることで、募集する側・される側のミスマッチをあらかじめ防ぐことにつながるのです。

募集パンフレットは、将来その病院で働くかもしれない方へのラブレターです。「どのような看護師を募集したいか」を明確に示し、結果的に「どのような病院・クリニックにしたいか」が伝わるパンフレットになればベストです。

●「差が付く看護師募集パンフレット」を作るには?

看護師採用パンフレットは「目を引く表紙」「女性受けのよいデザイン・内容」「具体的な働き方・求める看護師像の明示」が必要だということをお伝えしました。漠然と「魅力的なパンフレットを作りたい」と思っていても、作り方がわからなくて途方に暮れる担当者も多いのではないでしょうか。

まずは、求職者が本当に知りたい情報を聞き出して、パンフレットに落とし込んでくれる制作(デザイン)会社や編集プロダクションにお願いしましょう。彼らは制作のプロですから、慣れないパンフレット制作もきちんとサポートしてくれます。またヒアリングをとおして、病院内部からではわからない客観的な魅力やアピールポイントを見つけてくれるかもしれません。

先に述べたように「採用パンフレットは似たような表紙・デザインが多い」もの。おすすめしたいのは、斬新なデザイン提案や取材で培ったヒアリング力が期待できる、雑誌や広報誌などの実績が多い制作会社です。最近では、医療分野、病院経営分野にも長けた制作会社が増えています。効果的なパンフレット制作がしたいと思ったら、ぜひ一度、プロに相談してみてはいかがでしょうか。

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制作事例 / 医療・健康

  • 福井厚生病院 院内報制作

    医療法人 厚生会 福井厚生病院

  • 学生指導・国試対策マガジン制作

    株式会社メディックメディア

  • 「ラインケア」啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

外国人観光客のニーズや目的を踏まえて受け入れ態勢を整えよう!

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近年、外国人観光客が増加しています。10年前と違うのは、東京や大阪、京都など海外でも有名な日本の都市にばかり外国人観光客が来訪するのではなく、地方都市にも観光客が増加しているということです。そのため、外国人観光客の受け入れは地元企業にとっては重要課題となっています。外国人観光客の受け入れ態勢を整え、お互いに良い関係を築いていきましょう。

なぜ外国人観光客は日本に来るのか

外国人観光客は何を目的として日本を訪れているのでしょうか。彼らの目的を知ることができれば、目的を達成するため、満足してもらうための手助けができるかもしれません。外国人観光客については国や自治体で調査を行っていますので、それらのデータが参考になります。

観光庁が行った外国人旅行者のニーズ把握調査によると、約87%が観光目的で来日しています。どんな観光を期待して来ているのかについてトップ3となっているのは、「日本の食事」「ショッピング」「温泉」です。

この報告書では英語圏と中国語圏ごとに情報も見ることができ、それぞれの目的の違いについても確認できます。英語圏(欧米諸国)の観光客は日本の風景や文化を目的に、中国語圏(アジア)の観光客はショッピングを主な目的にしています。地元を訪れる観光客はどちらが多いのかによって注力するものが変わってきますね。

情報収集のサポートが重要!

外国人観光客はそのほとんどが来日前にインターネットで情報を調べた上でやってきます。旅行中にも当然インターネットで検索して最新情報を入手して旅を続けている観光客がほとんどです。そのため、英語や中国版でのウェブサイト開設も一つのサポートになるかもしれません。

ところが、外国人観光客にとって、大きな不満となっているのが「英語」と「WiFi」の二つのサポートです。事前にわからなかった内容について現地で誰かに聞きたくても英語が話せる日本人がいない、インターネットで調べたくてもWiFiスポットがなく情報収集に困っているのです。コインロッカーの使い方がわからない。行きたかったお店が閉まっていたので代わりのお店を調べたい。などなど、現地に来て困ることがたくさんあるのに、現地で情報を得る手段が少ないのが実情です。

英語を話せる人を増やすことは一朝一夕にはいかないかもしれませんが、外国人観光客が使えるフリーWiFiを設置するのはそれほど難しいことではありません。フリーWiFiがあるというだけでも外国人観光客は入店してくれる可能性が高まるでしょう。

日本の食べ物は未知の食べ物?

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※イメージ写真は「だし」です。

埼玉県川島町の郷土料理「すったて」をご存知でしょうか?ごま、みそ、野菜などの具材をすり、水を加えた出汁でうどんを食べる料理のことです。日本人でも地元でなければイメージのできない料理はもちろん、聞き覚えのある名古屋の「ひつまぶし」、甲府の「ほうとう」なども外国人にとっては名前だけ言われてもよく分からない食べ物です。調査報告にもあったように、外国人観光客は日本食を本当に楽しみにしています。しかし、どんなものかわからない料理を注文するのはハードルが高いものです。

メニューやパンフレットを外国人向けに作り直すのであれば、単にメニューを翻訳するだけではなく、料理の写真と簡単な説明文を載せると親切ですね。

絵は万能の言語

「うちに来てくれる外国人に向けて外国語でパンフレットを作ろう!」と意気込んでも、英語、中国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、タイ語・・・と世界中の言語でパンフレットを作っていてはきりがありません。そこで活躍するのが絵、ピクトグラムです。トイレの男女マークなど言語によらず誰もがイメージで理解できる絵や写真を活用することによって旅行者の不安を取り除くことができます。

 
外国人観光客のサポートをしっかりと行い、満足度を高めることで、大きな集客につながる可能性があります。初めは慣れないことばかりで戸惑うこともあるかもしれませんが、お互いに理解を深め合うことで良い関係が築けるようになるでしょう。

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制作事例 / 翻訳・外国人向け

  • 観光用タブロイド紙制作

    結のまち越前おおの

  • 伝統工芸品紹介パンフレット制作

    福井県地域産業・技術振興課

  • ブランディングブローシャー制作

    福井県広域誘客課

病院の広報誌は必要? 作り方のポイントとは

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●病院での広報誌の役割とは?

広報誌は企業や自治体のみならず、最近は病院でも患者さんや地域の住民に向けて制作することが増えています。そもそも広報誌とは、どういった役割を果たすべきなのでしょうか。用途はさまざまあり、従業員向け、会員向け、顧客や市場向けなど、誰に配布するのかで役割は大きく異なります。

病院の場合、病院内の活動やイベント、社会貢献活動などを多くの方々に知ってもらうために制作するケースが少なくありません。「患者さんを診療する」という本来の役割だけでは伝えきれない病院の「個性」や「信念」を訴求しやすく、病院のイメージアップも見込めます。

近年は広報誌を制作せず、Webサイト経由で情報を発信するケースが増えています。しかし紙媒体の広報誌の場合、幅広い年齢層、特にネットに不慣れなお年寄りに対して強くアプローチすることができます。

ふと目に入ったところで気軽に手に取ってもらえることから、Webサイトではなく、あえて紙媒体の広報誌を制作する企業や病院も少なくありません。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やWebサイトと連携することを想定して制作することもあり、広報誌の重要性がさらに増しているのです。

●広報誌を制作するポイント

病院が制作する広報誌には、どんな内容を載せるのが好ましいでしょう。病院の活動を広く知ってもらうのが一般的で、「これを掲載しなければならない」という決まりは必ずしもありません。そのため広報誌の制作担当者は、何を載せるべきかで迷ってしまうケースが多いのではないでしょうか。

最初に考えるべきは、「読者を絞ること」です。例えば患者さんに配布することを想定した広報誌ならば、医師の思いや病院の施設などを案内する、患者さんの家族に向けて配布するなら、健康に配慮したレシピを紹介する、病院選びを迷っている人に配布するなら、医師や看護師を案内する、といった具合に内容を絞り込むことができます。医師や看護師を1人ずつ紹介し、患者さんに対する姿勢や思い、さらには私生活や趣味まで取り上げた広報誌もあります。

次は「情報の見やすさ」です。Webサイトやフリーペーパーなど、多くの情報が氾濫する現在、読み手の「目」は以前よりも肥えています。役に立たなかったりつまらなかったりする情報は読まないのが当たり前です。そのため、読み手が「興味を持つ」「読みたくなる」と思わせる仕掛けづくりが欠かせません。例えば、掲載する写真1つ1つもきちんと精査し、読み手が関心の持つものを選ぶべきでしょう。誌面のレイアウトも工夫し、こだわりを全面に打ち出せるようにする必要があるでしょう。とはいえ、写真の選定やレイアウトの良し悪しを判断するのは難しいもの。掲載すべき内容を決めたら、広報誌や小冊子などを制作する専門のプロダクションなどに相談するのが好ましいでしょう。

●どのように配布する?

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せっかく制作した広報誌も、読者に読んでもらえなければ意味がありません。想定した読者層の導線や、読みたいと思ったタイミングに手に取れる場所を考え配布することが大切です。例えば通院する患者さんに向けた広報誌や冊子なら、受付や待合室などに置くようにします。

通院できない地方の方や病院選びに迷っている方に向けた広報誌なら、WebサイトやSNSを活用するのが効果的です。バックナンバーをWebサイト経由で誰でも読めるようにしたり、新しい広報誌が発行されたことをSNSで告知したりするとよいでしょう。できるだけ多くの人に知ってもらえる工夫を施すようにします。広報誌を読んだ方が病院に親近感を覚え、足を運んでくれるきっかけにもなります。

周囲の噂や口コミがインターネットを通して簡単に広まるようになった現代。正しい情報を伝えるためには、患者さんや地域の住民などに向けて価値ある情報を訴求する取り組みが欠かせなくなっています。病院としての取り組みや姿勢を伝える手段として、自分たちできちんと情報発信できるツールを作っておきたいですね。

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制作事例 / 広報誌

  • 地域医療広報誌制作

    株式会社東京法規出版

  • 機器製造会社 社内報制作

    アネスト岩田株式会社

  • 通信講座会報誌制作

    株式会社ユーキャン

うちには何もない!?それなら外国人観光客に人気の隠れスポットに学ぼう!

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インバウンド需要が伸びていき、多くの自治体・事業者が盛り上がっている中、なんだか取り残されているような気がして焦りを感じてしまってはいませんか?盛り上がっているところは昔からの観光地、うちには名物も観光資源もなんにもないと思っているのかもしれません。しかし、全く無理なことではありません。外国人観光客のニーズをきっちりとキャッチし、地元の観光資源をしっかりと掘り起こせば、チャンスはまだまだあります。
外国人観光客の集客に成功しているスポットを参考にしてみてはいかが?

外国人に人気のスポットってどんなところ?

外国人観光客がよく訪れる日本のスポットとはどんなところなのでしょうか。まずは東大寺(奈良)、伏見稲荷大社(京都)、三十三間堂(京都)、浅草寺(東京)といった、日本文化を感じられる寺社がいつも上位にランキングされます。やはり日本の文化を感じられる場所が人気なのはうなずけます。

他には、富士山(山梨・静岡)、屋久島(鹿児島)などの日本の自然豊かな場所も上位にランキングされています。日本の持つ四季の美しさや島国特有の自然美を楽しみに来る外国人観光客も多くいます。兼六園(石川)や栗林公園(香川)など日本庭園も人気ランキングに見られます。中には都会の中の自然が素晴らしいと新宿御苑(東京)を訪れる外国人観光客もいるようです。

外国人に人気のある意外なスポットとは?

先ほど挙げた観光スポットは日本人なら誰でも知っているような場所ばかり。やっぱりそういうところにばかりインバウンド需要があるのね、と諦めるのはまだ早い。近年では様々な理由によって、あまりメジャーではないスポットへと足を延ばす外国人が増えているのです。

例えば、北海道、JR函館線の朝里駅では、中国映画のロケ地となったことから話題になり、大勢の中国人観光客が訪れるようになりました。同じように佐賀県でも、タイのドラマのロケ地となったことでタイ人観光客の観光スポットとなっています。映画やドラマのロケ地、アニメにまつわる場所へ訪れる、いわゆる「聖地巡礼」は外国人にも人気のようです。

北海道のニセコでは雪がたくさん積もってウインターアクティビティが楽しめるということで、かつては欧米人が多く訪れていましたが、今では中国やタイ、インドネシアなど雪があまり降らない国の人々を誘致しています。自分の国では体験できないコトに需要があるわけですね。

外国人は外国人観光客にうんざりしている?

かつて有名な海外リゾート地では海外旅行なのに日本人ばかりに会うとよく言われていたものです。海外なのに日本人ばかりいて日本語が不自由なく使えるような旅はなんだか興ざめですよね。

それは日本を訪れる外国人観光客も同様です。せっかく日本の文化や風景を楽しみに来たのに、周りにこうも外国人ばかりだと、楽しみにしていた日本の景色がなんだか違うなと思ってしまうのも無理はありません。そのため、日本を訪れるのが2度目以降という外国人観光客には特に、有名な観光スポットよりも、ゆっくりと日本を満喫できる隠れ家的スポットが人気となっているのです。

「なにもない」を逆転の発想で変えてしまう

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「なにもない」と嘆いていても事態は何も好転しません。「なにもない」を逆転の発想で変えてしまうことが重要です。

北海道の十勝の特徴といえば、牧場と畑です。何もないといえばなにもありません。それを逆転の発想を使い、何もない草原に寝泊まりをするという「体験」を売ることで外国人観光客から人気を集めています。

日本各地の過疎化している町村でよく見られているのが、「星を見るツアー」です。過疎化の街で「なにもない」からこそ街灯も少なく、空気が澄んでいて、星が綺麗に見えるのです。

魅力度ランキング4年連続(2013~2016)で最下位の茨城県は近年の映画ロケ地になった作品数日本一。「茨城を丸ごとお貸しします」をキャッチフレーズにロケ誘致に積極的です。有名観光地がないからこそ様々なシーン撮影の手配がしやすいと考えられます。

 
 
日本人でも外国人でも、旅に求めるものは十人十色です。無理にモニュメントを作ったり多額の予算でイベントを行うよりも、まずは見逃していた地域の資源を発掘して知る人ぞ知る穴場の観光スポットを目指しましょう。訪問者のSNSからの口コミやブログ、ポータルサイトなどでの紹介をきっかけに、将来の人気スポットになるかもしれません。

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制作事例 / 翻訳・外国人向け

  • 観光用タブロイド紙制作

    結のまち越前おおの

  • 越前市観光ガイド制作

    越前市観光協会

  • 教育・研修旅行誘致ガイドブック制作

    公益社団法人 福井県観光連盟

広報誌の作成で、デザインがよくなる発注のコツ

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自社の広報活動の一環として、広報誌を作成するという選択があります。広報誌と言っても、自社の事業や理念などを広く知ってもらうためにつくる広報誌の他に、特定の人(会員や従業員)に対して情報を発信する会報誌も含まれます。

広報誌を作成する際、自前で全てできれば良いのですが、不慣れな場合、逆にコストがかかってしまった上、中途半端なものが出来上がるリスクを孕んでいます。そもそも制作を得意としている人材がいないのであれば、デザイナーやデザイン会社などに発注するのがベターです。しかし、外注先はあなたの会社についてそれほど詳しくはありません。効果の高い広報誌を作成するためには発注の際にコツがあります。そのコツを3つまとめました。

コンセプトメイキングのコツ

広報誌を作るにあたって、まず取り組むべきは骨子作りです。何のために作るのかという目的や、何を伝えたいのか、どのような広報誌にしたいのか、といった今後進めるにあたって重要なポイントを決めていく必要があります。

これらの内容を一般的にはコンセプトと呼びますが、コンセプトがない状態で外注することは非常に危険です。会社のことをよく知らない社外の人材では、決められないことも多いという点、そしてコンセプトメイキングから携わってもらった場合にコストが非常に高くついてしまうという点がリスクとなってしまいます。

コンセプトを作る際にはできるだけ社内の人材で集まり、決めていくようにしてください。何を決めなくてはいけないのか、何を確認する必要があるのかを会議の前に担当者が洗い出しておくことがコンセプトメイキングのコツになります。

イメージを伝えるコツ

口頭や文章のみで人にイメージを伝えるとうのは非常に難しいことです。もちろん、不可能ではありませんし、漠然とした情報のみを受け取った方が、インスピレーションが湧いて良いものを作れるというデザイナーも中にはいます。しかし、それはとても少ないということを覚えておいた方が良いでしょう。

曖昧な情報でデザイナーに発注すると、多くの場合イメージと異なるものが上がってくるため、それをベースに修正を繰り返すことになり、時間もコストも浪費することになります。

そこで、イメージを伝えるコツとして、イメージの参考となるサンプルを集めることをオススメします。他社のものになると思いますが、イメージに近い広報誌をできるだけ集めてみてください。写真の雰囲気はこれ、全体の構成はこれ、文章の感じはこれ、など、それぞれのイメージに近いデザインサンプルを指定したほうがデザイナーにとってもイメージが掴みやすく、上がってくる初校も完成形にそれほど遠くならないはずです。

デザインの効果を高めるコツ

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デザインの発注はどのようにしていますか?クラウドソーシングが広まっている今日では、日本全国いや世界各国へもパソコン一つで発注ができてしまう時代です。しかし、完璧な完成イメージを既に持っているのであれば別ですが、デザインの効果を高めた広報誌を作ろうと考えているならば、直接会って発注することがコツです。

クラウド上でやり取りをしている場合、デザイナーは基本的に指示内容にできるだけ忠実に作ろうとします。そのため、サプライズのない無難なデザインが上がってくるでしょう。しかし、直接会って話しながらイメージを伝えることができれば、その場でデザイナーよりアイデアの提案を得ることができるかもしれません。ディスカッションを通して依頼を行うことができればより細かなニュアンスやイメージが伝わりやすくなり、さらにはデザイナーの持っている能力も十分に活用することができるのです。

コンセプトに沿って、素晴らしいデザインがあがってくれば、とても効果の高い広報誌ができあがることでしょう。

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制作事例 / 広報誌

  • 通信講座会報誌制作

    株式会社ユーキャン

  • 福井厚生病院 院内報制作

    医療法人 厚生会 福井厚生病院

  • 地域広報誌制作

    関西電力株式会社

自前で外国人に自信を持って渡せる翻訳パンフレットを作る方法

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外国からの観光客が増加している昨今、観光パンフレット作成には外国語版も作るのがスタンダードになっています。特に訪日数の多い英語圏と中国人向けのパンフレットは必須です。

今は翻訳サイトなどがあるので、予算の関係上プロの翻訳家にお願いせずに自前で外国語に翻訳してパンフレットを作ることも増えてきています。しかし、その翻訳パンフレットは本当に外国人に伝わっているのでしょうか?

翻訳した文章が外国人にとってはオモシロ文章に?

外国人が漢字Tシャツや漢字タトゥーを入れている様子を見たことはないでしょうか?彼らにとって漢字はクールでも、日本人にとって見ると「なんでその漢字?」と感じることが多々あります。一方で、日本人が着ているTシャツの英語を翻訳すると、とんでもない意味の文章だったりすることも。プライベートな場面であれば笑いごとで済みますが、これが多額の予算をかけた事業となれば全く笑えません。一所懸命に作ったパンフレットが日本の恥を宣伝するツールになってしまいます。

できることならしっかりと予算をとってプロの翻訳家にお願いするのが最も安全な方法です。とはいえ、どうしても自前で作らなくてはいけない場合もあると思います。

単語→文章→文脈の順に構築

中学校で初めて英語の授業が行われたときのことを思い出してみてください。翻訳する場合には意味を理解するための順番があります。まずは単語の意味ですね。まず単語の意味が合っていないと文章は作れません。辞書を引けばたいていの単語は意味を理解することができるでしょう。伝えたいキーワードとなる単語をピックアップしてみてください。

次に文章です。ピックアップした単語を違和感なく並び替えるという作業になります。ただ並べただけではカタコトの外国語です。そのため、助詞や助動詞、副詞などが絡んできます。日本語で言えば「てにをは」「はがのをに」と呼ばれるものです。これらを英語や中国語の法則通りに配置して単語をつなげていきます。パズルを作るような感覚かもしれませんね。

最後に文脈です。おかしな表現や間違った解釈もされない文章になれば一旦完成ではあるのですが、パンフレットを作るのであれば、正しく、魅力的に伝えなくてはいけません。映画の字幕などもそうですが、どの単語をどのように表現するか、同じような意味を持つ単語のどれを選択する方が魅力的かなど、表現力としてのセンスが問われるパートになります。

変に凝った、難しい表現にこだわる必要はありません。むしろ簡単な単語を用いて箇条書きにした方が伝わる場合もあります。

翻訳サイトを活用するコツ

翻訳サイトは近年精度が向上しているとはいえ、日本語の文章の通りに直訳するので、実は少々変な文章になっています。そのため、翻訳サイトで翻訳された文章を鵜呑みにするのは危険です。それこそ外国人に笑われてしまう意味の通じない文章になりかねません。なぜなら、そもそも翻訳する前の日本語の文法が正しくないからです。普段の話し言葉のまま日本語を打ち込んで翻訳していませんか?文章を入力する際に、日本語の文法をしっかりと意識してみてください。特に時系列を重視する英語では過去形なのか、過去完了形なのか、現在なのか未来形なのかをはっきりとさせましょう。

中国語の場合は時間よりも何をするのかというメインとなる動詞を意識すると良いです。さらに、長い文章にしてしまうと意味がまざりやすいため、できるだけシンプルな文章を心がけましょう。

翻訳された文章が表示されたら、一語一語正しく翻訳されているか、文脈は合っているかをチェックします。日本語でもそうですが、英語でも中国語でも一つの単語で複数の意味を表す場合があり、同じ意味でも複数の単語が存在する場合があるのです。最も適当な単語は確認しながら選んでいくしかありません。

翻訳の正しさよりも伝わるパンフレットを

外国語で伝えたい場合、正確な文章が必ずしも必要というわけではありません。簡単な単語と身振り手振りのボディランゲージほうが伝わることもあるのです。外国人向けパンフレットも、正しい文章だけにこだわらず、写真やイラスト、図など様々なコミュニケーション手段を組み合わせ、伝わりやすいコンテンツを目指しましょう。

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制作事例 / 翻訳・外国人向け

  • ブランディングブローシャー制作

    福井県広域誘客課

  • 教育・研修旅行誘致ガイドブック制作

    公益社団法人 福井県観光連盟

  • 文化施設 和英パンフレット制作

    大野市商工観光振興課