「パンフレット」タグアーカイブ

記事における文字の大きさとテキストの文字数の重要性

書籍や雑誌、パンフレットなど印刷物を制作するとき、そこで使用する文字の大きさとテキストの文字数は、読者の興味を引き、理解を深めるためにとても大切な要素となります。

ウララコミュニケーションズのデザイナーが、一般的な設定をどうすべきか、デザインとのバランスをどう考慮するかなどを解説します。

目次
  1. 文字の大きさはどうすべきか
  2. 最適なテキストの文字数
  3. デザインとのバランス

文字の大きさはどうすべきか

文字の大きさは、読者の関心喚起や、内容の理解という点から重要な要素となります。小さすぎる文字は視認性に欠け、特に高齢者や視力に不安のある読者にはストレスになります。一般的には、本文は10~12ポイント、小見出しは14~18ポイントが推奨されます。メインタイトルとして使われる大見出しは、24ポイントから48ポイント程度が適しているといわれます。

適切な文字の大きさは、読者が内容をスムーズに理解するために重要で、文字が小さ過ぎると、読者は読む気を失くしてしまいます。逆に文字が大きすぎると、情報量が過大になるため目が疲れやすくなるだけでなく、ページ全体のデザインバランスが崩れる原因になります。適切な大きさの文字を使用することで、読者にとっても読みやすく、バランスの取れた印刷物となります。

最適なテキストの文字数

テキストが多すぎると、読者は圧倒されてしまい、重要な情報を見逃す可能性があります。A4サイズで制作する場合、文字の大きさを一般的な10~12ポイントとし、適度な余白や行間を確保すると想定すると、本文の文字数を500~700文字程度で設定することで、内容をコンパクトにまとめ、読みやすさを向上させることができます。

読者が興味を持つ分野であれば、長文でも読み進められますが、基本的には要点を短くまとめることが重要です。例えば、Q&A形式にする、あるいは、箇条書きみすることなどで、情報を整理し、視覚的にわかりやすくすることができます。

デザインとのバランス

テキストとデザインのバランスを取ることも大切です。レイアウトでは、テキストの配置では、段組みを工夫するなど、視覚的に心地よいレイアウトは、読者の興味をひく要素となります。また、写真やイラストを効果的に配置することで、テキストの内容を補完し、読者の注意を引くことができます。

使用する印刷物の判型の大きさと推奨されるテキストの文字数(本文)は以下の通りです。

◇A4 サイズ(210mm x 297mm)

フォントサイズを10~12pt とした場合
テキストの文字数(本文): 約500~700 文字

◇A5 サイズ(148mm x 210mm)

フォントサイズを10~12pt とした場合
テキストの文字数(本文): 約250~400 文字

◇B5 サイズ(182mm x 257mm)

フォントサイズを10~12pt とした場合
テキストの文字数: 約400~600 文字

◇名刺サイズ(91mm x 55mm)

フォントサイズを8~10pt とした場合
テキストの文字数: 約30~50文字

◇ポスター(A1を想定=594mm x 841mm)

フォントサイズ12pt 以上とした場合
テキストの文字数(本文): 約1000~1500 文字

これらのポイントを考慮することには次のようなメリットがあります。

  • 視覚的な快適さにより、読者は無理なくテキストを読み進めることができるようになります。
  • 段組みの工夫などで整理された情報が受け取りやすくなります。
  • 視認性が向上するため読者は情報の把握が容易になり、デザイン全体からプロフェッショナルな印象を受けることになります。
  • 図版やイラストが効果的に配置されたデザインで情報がわかりやすくなります。

ここで大切なことは、一貫性があり、高品質なデザインであることです。

読者にとって価値あるコンテンツを提供するために、記事における文字の大きさとテキストの文字数の重要性を大切にしましょう。そして、全体的に高質なクオリティを提供するにはやはりプロのサポートが必須です。お気軽にご相談ください。

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制作事例 / パンフレット

  • 英会話アプリ紹介パンフレット制作

    ジョイズ株式会社

  • 福井県勝山市移住定住パンフレット制作

    勝山市 商工観光部ふるさと創生・移住課

  • 著作権マンガ冊子制作

    株式会社エレクトロニック・ライブラリー

メッセージを伝えるために有効な図版とは

印刷物やWebサイトを製作するときに、重要な役割を果たすのが「図版」です。図版とは何か、その有効な使い方や効果について、当社のデザイナーが説明します。

目次
  1. 図版とは
  2. 図版の役割
  3. 図版とイラストの違い
  4. ユニバーサルデザインも取り入れて

図版とは

印刷物やWebサイトで掲載されるコンテンツの中で、表、グラフ、地図など、視覚的に情報を表現するものをまとめて図版といいます。コンテンツを制作する際に、本文の記述以外にメッセージを伝える手段として使われるますが、情報整理のために、そして読者の理解を助けるためにも有効なものです。

図版の役割

図版は視覚的に情報やデータを表現することで読者の理解を助けるという重要な役割を果たします。例えばグラフやチャートはテキストだけでは読み解くことが困難な数値データをひと目で把握するのに役立つという視覚的な効果があります。

また図版はテキストが並ぶコンテンツの中で、重要なポイントを強調し読者の関心を喚起します。図版には説明を補完するという役割もあります。視覚的な説明が読者の理解を深めてくれます。テキストだけが並ぶコンテンツは「文字文字(もじもじ)している」と敬遠されることが多いので、図版を入れることでコンテンツの親しみやすさや読みやすさに貢献してくれます。

さらに、高品質な図版の利用は、プロフェッショナルな印象を読者に与えコンテンツの信頼性を高めてくれます。

図版とイラストの違い

図版と同じようにコンテンツに彩りを加えるものにイラストがありますが、図版とイラストの違いはどこにあるのでしょうか。図版はコンテンツに記載された情報の「関係付け・位置付け」が表現できます。文字で書かれた内容を立体的に捉え、情報を明確化してくれるものです。一方のイラストはイメージを具体的に伝えたい場合に有効です。図版は論理的な存在で、イラストはイメージを表現するものといえるかもしれません。

例えば、ピクトグラムは公共の場で、トイレやエレベータ―、非常口などの位置を示したり、オリンピックなどで競技を示すアイコンとして使用されたりするものとしてすっかりおなじみとなりました。視認性に優れ、意味の誤認識を起こしにくく、さらには案内板として長期間掲示されても目になじむ、そして、公共性に優れたデザインであるという意味ではピクトグラムは究極の図版だと考えます。

図版を作る際には、次のような工夫も行います。例えば日本地図は、小学生向けの教材で使用するものだと県境や行政区域の境などを正確に書き必要がありますが、社内報や雑誌などで、地域別に数値を比較するときなどは日本の姿を正確にする必要はなく、ドットで国土の形を作ったり、立体的にしたり、制作するものテイストに合わせてデザインの表現を変えていきます。

ユニバーサルデザインも取り入れて

図版を効果的に使用できると書籍や雑誌、Webサイトなどのコンテンツがグッと分かりやすくなります。私たちデザイナーもそうした効果を意識して、日々制作に携わっています。

例えば、注目されているユニバーサルデザインは、年齢、障害の有無、文化や言語の違いなどに関係なく、誰もが使いやすいデザインを目指すものですが、より多くの人々が情報にアクセスし、利用できるようになるため、私たちも意識して取り入れることがあります。

発行する書籍や雑誌、Webサイトのデザインテイストに合わせる事で、まとまりのある成果物が出来上がります。ご相談いただければ、コンテンツをより効果的にする図版を提案させていただきますので、ぜひお問い合わせください。

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制作事例 / パンフレット

  • 越前おろしそば パンフレット制作

    越前市観光協会

  • 講師向け問題集パンフレット制作

    好学出版

  • 若年者の自殺 啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

制作会社や印刷会社がいうコート紙とマットコート紙って違いって?

会社パンフレットの更新や展示会などでのチラシを制作する際に印刷用紙についても社内でご相談しているのではないでしょうか。お客さまは選ぶにあたっては手触りを他社とは違ったものにしたいや、今回はコスト優先にしたいので金額をできる限り抑えたいなど、さまざまな理由があると思いますので今回の記事で印刷用紙について少し解説していきます。

目次
  1. コート紙やマットコート紙など用紙種類は何がある?
  2. 90kg、110kg、135kgなど斤量(紙の厚さ)はどう選べばいい?
  3. Web広告やTVCMででているネットプリントってどうなの?

コート紙やマットコート紙など用紙種類は何がある?

まずは印刷用紙にはどういった種類があるのかみていきましょう。

印刷用紙は大きく分けて3つに分かれます。

1.コート紙

光沢感のある用紙です。光沢感があるため、写真を多く使用したビジュアルメインのパンフレットやチラシなどにおすすめです。手触りとしては“つるつる“しています。

≪具体例≫写真集、展示会用のイベントチラシ、ポスティング用チラシ など

2.マットコート紙

コート紙とは反対に光沢を抑えていてつやがない用紙です。文字要素が多くしっかり説明したいパンフレットなどにおすすめです。手触りとしては“しっとり“しています。

≪具体例≫会社案内パンフレット、製品・商品パンhuレット、取り扱い説明パンフレット など

3.上質紙

マットコートと同じく光沢感がないのは同じですが、加えて筆記性に優れた用紙です。筆記性に優れているため、お客さまやユーザーなど対象者の記載が必要な制作物などにおすすめです。手触りとしては“ざらざら“しています。

印刷用紙は以上のように大きく分けて3種類に分けられます。その中で、例えば高級感をもっと求めたいということであれば、印刷するだけで質感のある「OK金藤」や「ヴァンヌーボ」という特殊紙を使用することも検討できます。但し、特殊紙はその分コストも高くなりますので、使用目的や予算にあわせて検討しましょう。

90kg、110kg、135kgなど斤量(紙の厚さ)はどう選べばいい?

ここまでは用紙の種類をお伝えしましたが、次に斤量についてお伝えします。制作会社や印刷会社とやりとりをしていく中で、「マットコート135kg」や「コート110kg(”コートひゃくとう“という場合もある)」といった単語を聞いたことがないでしょうか。“数字+kg”の部分が斤量といって用紙の暑さを示しています。この斤量が薄すぎると選んだ用紙によっては透けてウラ面がみえてしまうこともありますので注意しましょう。“〇〇kg”というのは原紙が「四六判(しろくばん)」「菊判(きくばん)」「A判」「B判」などの場合があります。それぞれの原紙が1,000枚のときの重さ(kg)で表しています。

選んだ用紙によって斤量(紙の厚さ)は変わりますが、一般的には「135kg」は~16ページぐらいまでの会社案内パンフレットに使うとしっかりしたものといったイメージを持ってもらえます。それ以上のページ数になると「70kg」「90kg」や「110kg」などにすることをおすすめです。また2種類の用紙を使用することでコストは上がってしまいますが、表紙回り(表1、表2、表3、表4)は「135kg」と厚めにして本文(表1、表2、表3、表4以外の中の用紙)は「90kg」「110kg」にすることでも仕上がりが他社とは違うパンフレットができるのではないでしょうか。どの斤量が制作物に合うかの図を作成しましたので下記もぜひご参考にしてください。

ここまでは印刷用紙や斤量(紙の厚さ)についてお伝えしてきましたが、最後にネットプリント会社を活用するなど印刷コストを抑える方法をお伝えします。

Web広告やTVCMででているネットプリントってどうなの?

Web広告やTVCMなどでネットプリントのことを見たことがある人は多いのではないでしょうか。制作物を印刷するには、ネットプリントを活用して印刷する方法と印刷会社へ仕様を伝えて印刷してもらう2つの方法があります。どちらもそれぞれメリット、デメリットがあるので一つずつみていきましょう。

1.ネットプリント会社

○メリット:印刷コストが安い

ネットプリント会社によっては各店舗に持ち込んで、窓口担当者に渡して印刷することも可能ですが、基本的にはWeb入稿がメインのやり方となります。Web入稿のほうが自分のPCから印刷入稿作業まで完了できるため移動コストも削減できます。その分、ネットプリント会社も印刷工程に割く人件費が低く抑えられるため、その結果印刷コストも低く抑えられます。

●デメリット:トラブルや急な対応に弱い

先程、印刷に割く人件費を抑えられるから印刷費コストが抑えられるとお伝えしました。そのため各案件について担当営業がつかないということなのでトラブルや問題が発生した際は自分たちが対応しなくてはいけません。またトラブルが起きたということは急ぎの対応が求められていると思いますが、ネットプリント会社によってはコールセンターへすぐつながらずにずっと待たされているケースもあります。

2.印刷会社

○メリット:トラブルが起きた際に一緒にすぐ対応してくれる

先程、ネットプリント会社は担当営業がつかないとお伝えしましたが、印刷会社は必ず営業担当がつきます。そのためトラブルや問題が起きた際にはその担当営業にすぐ連絡を入れご相談することが可能です。また高級感のある用紙を使いたいや他社とは変わった加工で差別化を図りたいなどの印刷における相談にもプロ視点でのってくれます。

●デメリット:印刷費コストが高くなる

印刷の担当営業が印刷に関する全工程すべて責任を持ってみてくれる分、人件費はもちろん高くなるため、その分の印刷費コストも上がります。今回は予算コストがあまり印刷にかけられない場合には、ネットプリント会社へお願いしたほうがいいでしょう。但し、その場合はある程度、印刷の知見のあるメンバーが対応しないと印刷トラブルの対応が難しくなります。

印刷費コストとトラブル対応について、ネットプリント会社と印刷会社の違いを挙げましたが、他にも下記のようにいくつ違いがあります。

  • 色校正に臨機応変に対応しているかどうか
  • 納品された印刷物の完成版に品質の違いがある
  • 印刷納期について融通が利くのか

当社では制作会社のプロとして、紙媒体の制作にももちろん対応しておりますので、印刷に関することについてもわからないことがあったらぜひお気軽にお問い合わせください。ネットプリント会社、印刷会社ともにそれぞれのメリット・デメリットがありますので、そちらをお伝えしたうえで、お客さまが求めていることを実現するためにコンテンツを通して貢献いたします。

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制作事例 / パンフレット

  • 若年者の自殺 啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

  • 法人向け通販事業サービスパンフレット制作

    株式会社 千趣会

  • 英会話アプリ紹介パンフレット制作

    ジョイズ株式会社

ベテランカメラマンに聞いた より良い写真に大切な、カメラマンとのコミュニケーション

企業の広報や宣伝担当者にとって、コンテンツを制作時の写真撮影は重要なものです。しかし、カメラマンや制作担当のディレクターなどに自分たちの作りたいものをどう伝えるかは簡単なことではありません。30年以上のキャリアを持つカメラマン・田中振一さんに、カメラマンとのコミュニケーションをどう取っていけばよいかを聞きました。

目次
  1. カメラマンが伝えてほしいこと
  2. 現場では明確な指示を出してほしい
  3. Webと印刷物、撮影時の違いとは
  4. 写真の魅力
  5. カメラマンのプロフィール

カメラマンが伝えてほしいこと

田中さんは、オーディオ系の電化製品を撮影する「物(ぶつ)撮り」でアシスタントとしてデビューして以来33年間、現場で試行錯誤を続けながら、カメラマンとして活躍してきました。雑誌、書籍など印刷物からWebサイトなどのさまざまなメディアで、幅広いジャンルの写真撮影の実績を重ねています。

そんな田中さんに、撮影のときに知っておきたい情報、伝えてもらいたい情報を聞きました。(構成:ツールナビ編集部)

何も情報がなく、ただ「写真を撮ってくれ」と言われることがたまにあります。カメラマンに頼んだら、きっと、かっこ良く撮ってくれるんだろうと思われているのかもしれません。ただ、何も情報がないまま撮影すると、例えば人物の写真だと、パスポート用の正面写真になってしまいます。やはり写真撮影をする場合は、最低限、知らせてほしい情報があります。

<カメラマンが知りたい情報>

  1. その写真はどこに掲載されるのか

    ※雑誌、パンフレット、ポスター、あるいはWebなどのいわゆる掲載メディアは何か。参考となる事例やWebサイトのURLを共有してほしい

  2. 何を撮るのか。誰を撮るのか、人数は何人か、どこで撮るのか(室内であれば部屋の広さなども)
  3. 写真を使うのは写真の長辺を縦に使う縦位置か、横に使う横位置か
  4. 必要なカットは全身か、バストアップか。正面を向いた顔が欲しいのか。自然な表情なのか、まじめな顔なのかなど、どんな表情が必要なのか。目線はカメラ目線なのかどうかなどの希望を伝えてほしい
  5. 印刷物の場合の基本的な情報(雑誌なのか、ポスターなのか、など)

また、棒人形のような絵でいいので、ラフスケッチがあるといいですね。明確な情報がないと、カメラマンだけでなく、写真を撮られることに慣れていない方も大変です。そのため、現場で無駄な時間が多くなりがちですし、期待する仕上がりとならない原因となります。事前に情報をいただいくことで、機材や照明も準備がしやすくなります。

かつて、雑誌の撮影などでは、ロケハンをしてさまざまな確認をすることが普通に行われていたのですが、最近では予算の関係などでそうした現場ばかりではありません。だとすると、余計に事前での情報共有がほしいですね。

現場では明確な指示を出してほしい

クライアントの皆様へお願いしたいことは、現場では権限のある担当者を付けていただきたいと思います。どのように撮ればいいか、質問をしても担当者の方が判断できなくて答えが出てこないケースもけっこうあります。

例えば、被写体となる方が社長や役員などだと、現場でカメラマンや制作会社のディレクターがお願いしづらいことがあります。現場でそうした方々とコミュニケーションがとれる体制をとっていただくことは、ぜひお願いしたいことです。

そして、カメラマンに対しては明確な指示を出していただきたいと思います。担当者がどうしてほしいかがあいまいだと、撮影に時間がかかってしまいますし、撮るべきものが撮れなかったということが起こりかねません。

Webと印刷物の違いは

Web上のオウンドメディアなどで使う写真は、トリミングをせず、横位置でそのまま載せるケースが多いですね。ただし、簡単にできるものだと思われがちなのか、何をどう撮るかの指示がないがしろにされることが多いように感じます。ここでも先にお話しした情報をあらかじめ共有していただきたいですね。

印刷物については、例えば、写真の白いところに、文字を載せることは当たり前にあることなので、撮影の時にそのスペースをあけておくことや、本を開いたときの中側にあたる「ノド」にかからないようにすることなどを考える必要があります。印刷物が左右どちらから開くのか、できれば台割などもあらかじめ共有していただければ。どういうアングルで写真を撮るかなどのイメージがしやすくなります。

印刷物では、かつては現場に編集者が来て、「見開きの予定だけど、4ページになる可能性もあるので、そこは考えておいてほしい」「いい写真なら扉に使うかもしれないので縦位置も撮っておいて」などという指示があって、カメラマンも現場であれこれ工夫をしていました。最近はそうしたことも少なくなってきてはいますが、良い写真を撮るためにはそうしたやるとりも必要なことなのです。

カメラマンが思う、写真の魅力

写真は入り口だなと思っています。

例えば雑誌をめくっていて、いい写真があれば文章を読もうと考えるってことがありますよね。音楽では、ジャケットの写真を見てレコードを買う「ジャケ買い」というのがありましたし、本や雑誌でも表紙の写真を見て買うということもあると思います。映画も何を見ようかなと思って、ポスターの写真を見て決めるってこともあります。

また、1枚の風景写真を見て、そこに旅行に行きたくなることがありますし。うなぎや焼き鳥の写真見たら、匂いがしたり、音が聞こえたりする気がすることもありますね。

写真が入り口になるというのはそういうことで、それぞれのコンテンツにとっても、とても大切なものだなと考えていますし、いい写真が撮れればいいなと思っています。そのためにもしっかりと準備して情報を共有して撮影が進められればと考えています。

カメラマン 田中振一さん

プロフィール

1966年4月 神奈川県横須賀市生まれ。

父親が、自宅の倉庫を現像室にするほどの写真好きだった影響もあり、小学生の頃には父親の一眼レフカメラをもって、当時ブームだったスーパーカーを追いかけた。その後、カメラマンを目指し、英国の写真学校に行くための資金作りのため、単身オランダのホテルで働くも、日本がバブルの好景気となっていると仲間から聞き帰国。写真スタジオに就職しアシスタントとしてカメラマンの仕事をはじめ、オーディオ製品や車などの商品写真、俳優やタレントなどのインタビュー写真、アーティストの演奏の撮影などさまざまなジャンルの写真を撮影している。

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制作事例 / パンフレット

  • 福井県勝山市移住定住パンフレット制作

    勝山市 商工観光部ふるさと創生・移住課

  • 「ラインケア」啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

  • 報告書パンフレット制作

    BOD 三優監査法人

婚活から考える、企業の魅力を伝えるパンフレットデザインの制作方法

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『婚活』という言葉ができてから、何年が経ったでしょうか。いまだにお見合いサイトや婚活パーティがそこかしこで開催され、需要の高さを知ることができます。婚活では数いる異性の中から、自分の魅力を知ってもらい、また相手の魅力を知ることでカップルが誕生していきます。企業の営業活動も同様です。数ある企業の中かから、「この会社と取引がしたい!」と思ってもらうには、まず自社の魅力が伝わっていなくてはいけません。婚活パーティで最初に記入するプロフィールシートこそが、企業でいうパンフレットなのです。パンフレットを魅力的に制作するためのデザインとは、どのようなものなのでしょうか。

自身の魅力について自己分析

婚活パーティにおいて、自身のPRタイムというのは限られており、非常に短いものです。その短時間で何をアピールするのかが重要になってきます。

パンフレットも、スペースも予算も限られており、その範囲内でPRしなくてはいけません。そのために必要なのが自己分析です。企業でいえば、まずは自社の『コアコンピタンス』は何かを分析しなくてはいけません。

コアコンピタンスとは、競合他社にまねできない核となる能力のことで、例えばソニーであれば小型化であり、グーグルであれば検索エンジンとなるわけです。自社のコアコンピタンスとは何かを分析することで、パンフレット内にてPRするポイントがわかってきます。

第一印象と雰囲気

ブルゾンちえみが出演する「人は見た目が100%」というドラマが話題になりましたが、婚活でも見た目はとても重要です。顔やスタイルが良ければそれにこしたことはありませんが、大切なことは清潔感や全体の雰囲気です。

パンフレットでいえば、表紙のデザインと中身のレイアウトです。第一印象は表紙デザインで左右されますし、会社の雰囲気は中身を見ればある程度想像がつくものです。色使いやフォントの選び方一つで大きく印象が変わります。パンフレットに読みやすさ、見やすさを求めるのは当然ですが、会社の雰囲気を表現できているかという要素も検討すべきです。

趣味が合うか

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婚活において話が弾むか否かは共通の話題が見つかるかどうかにかかっています。共通の話題が見つからない場合、静かな時間が長く続くか、もしくは一方的にしゃべり続けてあきれられるかのどちらかです。

営業も一方的に話しているだけでは片思いと同じです。話をしながら相手のニーズを聞き出し、そこから話を発展させるのです。パンフレットはツールなので、臨機応変に内容を変化させることはできませんが、特定の相手にとって魅力的に作ることはできるでしょう。つまり、ターゲティングです。誰をターゲットにするかでパンフレットのデザインも変わっていきます。例えば、中国人をターゲットにしたパンフレットであれば、赤を基調としたデザインが好まれますし、欧米人であればいかにも和風なパンフレットが好まれるでしょう。

連絡先の交換

婚活パーティなどではカップル成立がある意味のゴールですが、連絡先を交換できたというのも次につながる成果です。

企業でいえば、受注につながるかどうかのクロージングですね。パンフレットには、担当者の連絡先を記載しなくてはいけません。それもどこにあるのかわからないような小さなものや、代表番号のような担当者につながるまでに時間がかかるようなものでは、途中で諦められてしまうかもしれません。話のわかる担当者につながる連絡先をわかりやすいデザインでパンフレットに表記しましょう。

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制作事例 / パンフレット

  • 若年者の自殺 啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

  • 就農定住促進パンフレット制作

    若狭町役場

  • 国体・障スポ 観光ガイドブック制作

    福井県観光営業部観光振興課

「よくわからない」からの脱却、わかりやすい保険パンフレットの作り方

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保険を検討している人にとって、最もネックになっているのが「よくわからない」という点です。外交員の方が丁寧に説明してくれたので、そのときはわかったような気になるのですが、その後検討してみようとパンフレットを開いてもどれを選べばいいのかわからない、という事態に陥りがちです。

すぐに決断することのない保険という商品だからこそ、後から見直して検討しやすいパンフレットが不可欠です。パンフレットのわかりやすさはデザインで作ることができます。わかりやすい保険パンフレットの作り方について、以下にまとめました。

保険の種類をわかりやすくデザイン

保険と一概に言っても、生命保険から学資保険まで実に様々な種類のものがあります。お客様にとってどの保険が必要なのかをわかりやすくする必要があるでしょう。また、外交員が説明する際にも便利になります。

様々な種類の保険をまとめた総合パンフレットであれば、保険の種類ごとにカラーを変えてインデックスを作ることで見やすくなります。パンフレットが厚くなるのであれば、厚みの部分に種類ごとに段差をつけ、段差の位置を少しずつずらすことによってページを開きやすくすることも可能です。

デザイン次第で保険の目的がわかりやすくなる

保険に加入する理由はなんでしょうか?病気になったときの医療費?事故にあったときの弁済費?仕事で損害が発生した際の補償?とにかく、何かしらに不安を感じているからに他なりません。どんな不安を感じている人が入る保険なのかを明確にすることで、お客様自身が加入すべき保険がどれなのかをわかりやすくしましょう。

こういったことは文章で解説するよりもデザインを工夫し、イラストなどで目的ごとのアイキャッチを用いるほうがわかりやすくなります。目的になりそうな理由が複数ある場合は複数並列して並べ、詳しい内容はその下に文章にて記載するのが良いでしょう。そうすれば、お客様は自分の悩みと合致するものをパッと選ぶことができ、さらに詳しく知りたい場合に該当する箇所を確認すれば良いのです。

補償内容をわかりやすく表現

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保険のわかりにくさは補償内容の微妙な差が主な理由の一つに挙げられます。例えば、同じ医療保険であっても、スーパー◯◯と◯◯デラックスとではどのように違うのかがわからないとどちらかを選びようがありません。よく見かけるのが一覧表で補償があるかないかを細かく記したものですが、これは非常に見づらいので、もう一工夫必要です。

細かな違いがあることは当然ですが、表の中でもお客様が特に知りたいと感じている点にフォーカスしていきましょう。それは毎月の支払い金額であったり、補償される金額であったりします。そういったポイントに絞って文字を大きくしたり、文字色を変えたりすることで、特に比較すべき要素が一目でわかるようになります。図表のデザインを工夫することで、見やすさが大きく変わってくるのです。

加入条件をわかりやすく

保険の中には、年齢や疾病等、条件によって加入の可否が変わるものがあります。または、更新のタイミングによって支払い金額が変わるなどの条件の変更もあります。これらを明確にしておかないと、後々トラブルになりかねません。

年齢など数字に関する部分を目立つように修飾することで、自分に該当する項目を選んでもらうことが可能です。条件についてイエス、ノーを選んでもらい、ゲーム感覚で自分に合う保険を導くマップを作るのも一つの方法です。また、年齢などの条件が決められているのには理由があります。その理由をパンフレットに明確にしておくで、お客様の理解を促すことができるでしょう。

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制作事例 / パンフレット

  • 福井県立大学キャンパスガイド制作

    福井県立大学

  • 講師向け教材パンフレット制作

    好学出版

  • 越前市内 御朱印巡りパンフレット制作

    越前市観光協会

保育園はどう選ぶ?保育園パンフレットデザインに欠かせない5つの項目

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都会では保育園に入れたくても入れない、待機児童問題が騒がれている昨今、保育園経営は本当に安泰なのでしょうか?「どこでもいいから預かってもらいたい!」という保護者の声も聞こえてきそうですが、できるだけ条件の良いところを選びたいというのも本音でしょう。また、保育園の特色や方針を理解してもらえないまま入園すると、「思っていたのと違った」「あれもこれも対応してもらえないと困る」などと後々トラブルにもつながりかねません。入園前に理解を深めてもらうためにもパンフレットは必要になるでしょう。

保護者の保育園選びのポイントから、パンフレットデザインに欠かせない項目を5つピックアップしました。

1.認可か無認可か

厚生労働省認可の保育園であることは行政の定めた一定の基準をクリアしているということですから、保護者にとって安心材料につながります。認可保育園に入れたいと願う保護者は多いことでしょう。認可保育園である場合、メリットとなる情報なのでパンフレットにしっかりと開示すべきです。

一方、無認可だからといって必ずしも認可保育園に劣っているというわけではありません。認可申請中の場合、その旨を明示すれば安心材料になりますし、東京都のように都独自の基準を設けて認証を行っている場合もあります。認証を受けているのであればそれは明示する方が良いでしょう。認可、認証など何もない場合にはそれに代わる安心材料をパンフレットに含めることが必要です。

2.立地場所

保育園のお迎えはバスのところもあるでしょうが、多くの場合保護者が行います。そのため、送り迎えのしやすい立地なのかどうかが選択のポイントになります。通勤する駅から近いのか、家と逆方向ではないか、駐車場はあるのかなど、知りたい項目をパンフレットデザインに落とすべきです。そのため、住所が記載されているだけではわかりにくいので、地図があると良いでしょう。駅からの距離(徒歩◯分)、駐車場・駐輪場の有無と駐車台数もわかると助かるでしょう。

3.保育時間と保育料

保育園が何時から何時まで子どもを預かってくれるのかは仕事復帰を目指すママにとっては重要な要素です。事前に保育時間がわかっていれば保育園選びや仕事の調整もしやすくなり、毎回時間が過ぎてもなかなかお迎えに来てくれなくて困るなんて事態を避けられます。

また保育料も家計に関わる重要な項目です。時間外保育などのオプションの有無と価格、行政からの補助が受けられるなどの情報はあらかじめパンフレットに明記していると大きな検討材料になります。

4.キャパシティと保育士

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以前、保育園のキャパシティを大きく超えて園児を受け入れた挙句、死亡事故が起こったことで話題となりました。子どもの事故につながるリスクが高まるため、保護者にとって園のキャパシティと保育士の人数はとても気になる項目です。現在受け入れている人数、定員があれば定員を、そして常駐する保育士の人数を明らかにすることで、保育士一人当たりの園児の人数などもわかるため、安心材料につながります。保育士の写真などもあるとより安心しやすくなります。

5.毎日の過ごし方

保育園に預ける保護者にとって、自分がいない間どのように子どもが過ごしているのかとても気になります。お弁当やお昼寝、遊ぶ時間など1日のおおまかなルーティンがわかるようにパンフレットに落とし込むとイメージがしやすくなります。さらに、年間行事などもわかればスケジュール調整など助かるかもしれません。毎日の過ごし方についてはイラストを使うよりも写真を用いた方が園でのイメージがしやすいのでオススメです。

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制作事例 / 学校案内 パンフレット

  • 自殺予防啓蒙パンフレット制作

    株式会社東京法規出版

  • 福井県勝山市移住定住パンフレット制作

    勝山市 商工観光部ふるさと創生・移住課

  • 就農定住促進パンフレット制作

    若狭町役場

デザインから考える訪問介護パンフレットの作り方

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社会の高齢化が進んでいる今、介護の需要はどんどん右肩上がりになっています。ケアホームなどもありますが、やっぱり住み慣れた自宅から離れたくないという理由から、自宅に来てもらえる訪問介護は人気です。

需要の高まりとともに、訪問介護サービスにも参入業者が増えてきています。その中で選んでもらうためには最初のイメージが肝心です。検討の際に最初に目を通すであろうパンフレットで、最も大切な“安心感”を持ってもらうためのポイントについてまとめました。

全体のイメージは色味から

パンフレット全体のイメージを司るのは何と言っても色です。色味が与える印象は、とても強く影響します。例えば赤色は「情熱的」「活動的」な印象を与えますし、青色は「爽やかさ」や「冷静さ」という印象を与えます。赤であれ青であれ、はっきりした色味は「力強さ」や「意思の強さ」を与えがちで、「優しさ」や「安心感」というイメージからは遠のいてしまいます。

安心感を持ってもらいたい訪問介護のパンフレットのような場合は、「清潔さ」をイメージさせる白や「穏やかさ」「平和」を表す緑、「幸福」を表す黄色が使いやすい色となります。青や赤も、淡い色であれば優しい印象を与えることになるでしょう。
一方で紫系は「孤独」や「霊的な」意味をイメージしやすいので例え淡い色でも敬遠した方が無難です。

写真とイラストで好感度が高いのはどちらか

パンフレットのデザインをする上で、写真を使って具体的なイメージを作るべきか、イラストを使ってわかりやすくまとめるか、非常に迷うところではないでしょうか。しかし、使う場所、意味を明確にすれば、写真もイラストも両方必要なことがわかります。

写真はよくみかけるパンフレットでは、モデルを使ったイメージ写真が使われがちです。確かに写真は美しく、イメージもきれいにまとまるのですが、リアリティが不足しますし、ありきたりなパンフレットになりがちです。かといって、スタッフの集合写真などを入れても、スタッフが変わる度にパンフレットを作り直す訳にもいきませんよね。そこで、写真は所長など責任者の写真や、実際の仕事の様子、オフィスの様子などが1、2枚あれば十分です。その他、デザインのバランスを考えて、サービス内容やグラフなどにはわかりやすいイラストを使うとよいでしょう。

不安に思う点を先取り

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お客さんがパンフレットを見て連絡する決め手となるのはなんでしょうか?それは、不安が取り除かれたときです。パンフレットを見て、「よくわからないので教えてください」と連絡をくれるパターンは非常に稀です。多くの場合は、「なんだかよくわからないけどなんとなく不安なのでやめておこう」となってしまいます。訪問介護を検討している方(本人もしくはご家族)が不安に思うようなポイントを事前に明示しておくことで、連絡につなげることができます。

不安に思うポイントとして、どんなサービスがあるのかということが挙げられます。期待しているサービスが含まれていなければ、連絡をいただいてもマッチングしません。

さらに、料金体系はどうなっているのか、保険はどのくらいきくのか、緊急時の対応は大丈夫なのかなどが挙げられます。これらの点についてわずかでも含まれていれば、「わからない」ではなく「対応可」ということになり、ご連絡をいただける可能性が大きく上昇するでしょう。

パンフレットのデザインは安心感をもっていただくための一つのきっかけになります。企業の持っているサービスの形をイメージとして表現することで、より明確にわかりやすくお客様に届けることが可能になります。ぜひ、デザインの力を活かして目に見えない安心感を形にしてみてください。

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ホテルはイメージが重要!パンフレット作りに欠かせないデザインワーク

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価格や朝食、立地、景色など、ホテルを選ぶ際に大切にするポイントは旅の目的や好みによって人それぞれ。しかし、好みのポイントやサービスについてはじっくり比較してみないとわからないのが実情です。それらを比較検討する前に誰でもやるのがイメージでの選択。パンフレットやホームページをパッと見て今回の旅の目的に合うかどうかをイメージします。そしてあまりに離れているものは詳しく調べずに候補から削除してしまうのです。

ホテルのパンフレットを作る際、イメージを大切にデザイン制作していくことをお勧めします。そこで、ホテルパンフレット作りに欠かせないデザインワークを紹介します。

イメージを決定づけるメインビジュアル

一度もホテルを訪れたことのない人にとって、イメージを決定づけるものはパンフレットのメインビジュアルであると言っても過言ではありません。なぜなら、ホテルを検討している際に最初に目に入ってくるものであり、それが第一印象になるからです。ビジネスを行う上で第一印象が重要であることは、心理学でも認められています。

第一印象で良いイメージを与えることができると、他のものも良いものであると認知してしまいやすい効果を心理学では「ハロー効果」と呼んでいます。メインビジュアルはそれだけ大事なものなのです。

ホテルの“売り”はなんですか?

メインビジュアルに何を持ってくるかはホテルの売りが何かがキーになってきます。海が見える絶景を推したいのであれば窓越しに見える夕日を、地元の海産物料理が特徴であればコースの写真を、海や山などのアクテビティを楽しむのであれば躍動感のある楽しそうな写真を、というようにです。

今はスマホで撮影した写真でもプロ顔負けで撮れますし、画像加工だってアプリで簡単にできてしまいます。しかし、商材を撮る場合はプロにお願いするのがベターです。機材の性能うんぬんではなく、光量の調整やアングル、美味しそうに見せるコツなど経験豊富なプロならではの技術があるからです。

イメージを補うベースカラーの選択

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パンフレットをモノクロで作ることは非常に稀です。ほとんどの場合、カラーで作ります。色にはイメージをサポートする効果があるためです。

青をベースカラーにした場合、海や湖のイメージ、緑は山や草原という具合に、場所のイメージが強調されます。紫や金銀をベースカラーにした場合は高級感を印象付けますし、薄い柔らかい色使いをした場合にはヨガやピラティス、温泉などのヒーリング効果を強調することができるでしょう。

もちろん、ベースカラーはメインビジュアルとの相性も大切なので、デザイナーと相談しながら決めていきましょう。

用途によって変わるサイズ

今回作るパンフレットは何用なのでしょうか?サイズやページ数などを決める際にこの問いが重要になってきます。なんのために、誰に読んでもらうために作るのか、です。最もポピュラーなものは三つ折りタイプで、まさしくホテルを利用するお客様に見てもらうために作るケースがほとんどです。三つ折りタイプはサイズもコンパクトで置きやすいため、館内はもちろん、地元の観光協会や道の駅などでも置いてもらいやすくなり、人目につく確率が高まります。

一方で冊子タイプの場合、情報量が多く掲載可能なことから、就職説明会用や企業説明会など人材募集や対取引先向けのものとして考えられるでしょう。目的や用途が明確になればそれに伴って掲載する情報も自ずと決まってきます。

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幼稚園のパンフレット作成時に注意したいデザインにおける4つのポイント

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フリースクール法案が国会で認められ、今後ますます多様化した教育の場が増えそうです。そのため特徴など差別化が不可欠になってきました。園児の募集をする際には、園の特徴や教育方針、催事などを明確化したものが必要です。
検索しやすいホームページはもちろんですが、やっぱり読みやすく手に取りやすいパンフレットが必須です。しかし、幼稚園のパンフレット作成時にはこれから紹介する注意点に気をつけながらデザインを進めてください。

楽しそうな園児の写真、ちょっと待った!

幼稚園の紹介に欠かせないのが園で楽しく遊んでいる園児の姿です。その園児の写真にちょっと待った!です。写真は園の先生や委託したカメラマンが撮影したものだから、写真の所有者に仕様の確認を取れば問題ないと思っていませんか?かつてはそれでも問題がなかったのですが、個人情報の取り扱いが厳しくなってきた昨今、写真の肖像権はとても厳しくなっています。SNSにタグ付けするのですら問題になる今では、不特定多数の目に止まるパンフレットに勝手に子どもの顔をさらしたとあっては、大問題に発展しかねません。

子どもを掲載したい場合、保護者への確認はもちろんのこと、できれば顔全体が写っていないもの、遠目で個人が特定できないものを使うとトラブルを避けられます。

文字ばかりのデザイン、ちょっと待った!

幼稚園のパンフレットを読むのはもちろんのこと、どこの幼稚園に行くかの決定権は基本的にはその保護者にあります。そのため、メインターゲットである保護者が読みやすく、気に入りそうなデザインにしていませんか?

実際に幼稚園に通うのは子どもです。子どもと一緒にパンフレットを見ながら「ここ、どう?楽しそう?」などと子どもに問いかけるかもしれません。入園前の子どもの多くはもちろん字は読めないでしょうから、写真やパンフレットの色、文字デザインなど雰囲気が判断材料になるでしょう。パンフレット自体にも園の雰囲気が表れていれば、入園後のイメージがつきやすくなります。

特徴のあるパンフレットのデザイン、ちょっと待った!

冒頭でも幼稚園の特色について差別化が必要である旨は述べましたが、差別化の方向性に要注意です。実際の園の雰囲気を表した特徴あるデザインなら問題ないのですが、目立つから等の浅い理由からパンフレットの形を特殊なものに変えたり、紙質を変えたり、デザインを派手なものにしたりするのはそもそも幼稚園としてふさわしいのかどうかということになってしまいます。

デザイナーであれば、要望があればこうしたテクニックで差別化を図ることは可能かもしれません。しかし、保護者や園児にとって大切なポイントではない可能性が高いので、過度に特徴のありすぎるデザインは見直したほうが良いかもしれません。

園児が描いた可愛い絵、ちょっと待った!

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園児たちが日々描きためた可愛らしい絵、これをパンフレットに散りばめたら園の雰囲気や子どもたちのイメージがつきやすいとても素敵なデザインになるかもしれません。しかし、その子どもたちが描いた絵にちょっと待った!です。実は子どもが描いた絵にも著作権が発生します。そのため、勝手に絵をパンフレットに使用した場合著作権を侵したことになり、訴えられる(正確には保護者に)可能性があるのです。子どもに口頭で確認を取ったところで、後々証拠として再確認の仕様がありません。保護者宛に文書で配布し、できれば承諾のサインももらうほうが賢明です。

幼稚園パンフレット作成の注意点いかがでしょうか?パンフレットデザインする際は以上4つのポイントに気をつけて、制作を進めてみてください。

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